事業内容
株式会社CIJは1976年創業の独立系ITシステム開発企業。システム開発、コンサルテーション・調査研究、システム/パッケージ・インテグレーション・サービス、その他(コンピュータ製品販売等)の4つの売上品目を展開する単一セグメント企業。
製造・公共・エネルギー分野を主要顧客層とし、SIerや一般法人・公共機関に対してシステム設計・製造・運用保守からコンサルティングまでワンストップで提供する。2025年6月期の売上高は26,899百万円。
東京証券取引所プライム市場上場。グループ会社を通じた事業拡大を継続しており、2024年10月には電力会社向けシステム開発に強みを持つ株式会社アドバンスソフトを完全子会社化した。
ビジネスモデル
主収益源はシステム開発(2025年6月期売上高23,300百万円、全体の86.6%)で、製造・公共・エネルギー分野の顧客に対して設計・製造・運用保守を一貫提供する。SIerを経由した受注(SCSK株式会社が売上高の10.9%)と、自治体向け福祉総合システム等のプライム案件を組み合わせ、長期的な信頼関係を基盤とした継続受注モデルを構築。
研究開発費162百万円を投じた生成AIサービス等の新規ソリューション開発も収益多様化に向けて推進している。
企業の強み
売上高は2021年6月期20,392百万円から2025年6月期26,899百万円へ5期連続増収。営業利益は同期間1,387百万円から2,170百万円へ拡大し、営業利益率は6.8%から8.1%へ改善。2025年6月期の当期純利益は1,495百万円(前期比57.7%増)と大幅増益を達成した。
2025年6月期末の自己資本比率は77.7%と高水準を維持。現金及び現金同等物残高は8,214百万円と十分な流動性を確保。有利子負債は僅少でキャッシュ・フロー対有利子負債比率は0.4倍、インタレスト・カバレッジ・レシオは351.0倍と財務健全性は極めて高い。
2024年10月に電力会社向けシステム開発に豊富な実績を持つ株式会社アドバンスソフトを完全子会社化し、エネルギー分野を強化。2025年12月にはインフォテックソリューション株式会社を連結化し公共分野を拡充。
受注高は前期比8.9%増の27,074百万円、受注残高は5,005百万円(前期比3.6%増)と積み上がっている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期20,392百万円→2025期26,900百万円と5期連続増収。2026年6月期は3Q累計21,935百万円(前年同期比9.0%増)と加速傾向にあり、通期予想28,500百万円(前期比5.9%増)の達成は射程圏内。
営業利益は3Q累計2,162百万円(前年同期比27.5%増)と大幅増益。前年同期の一部案件コスト超過の反動剥落に加え、市場環境として公共・エネルギー分野のIT投資拡大が追い風。
営業利益率は9.9%と過去最高水準に接近。財政面では総資産19,633百万円(前期末比956百万円増)、自己資本比率75.8%と健全性を維持。
成長戦略
M&A・生成AI活用・プライムビジネス拡大で2027年6月期売上高300億円・営業利益24億円を目指す
官公庁及び社会インフラ系システム開発に豊富な取引実績を有するインフォテックソリューション株式会社を2025年12月1日に連結子会社化。公共分野の受注基盤を強化し、3Q累計のシステム/パッケージ・インテグレーション・サービス売上高は前年同期比39.0%増と貢献が顕在化。
グローバルビジネス・デジタルソリューションR&D推進本部が中心となり生成AIを開発プロセスへ適用。RAG(検索拡張生成)技術に特化したハンズオン研修を実施し技術者育成を推進。顧客への生成AIソリューション展開による付加価値向上と単価改善を目指す。
2025年6月期〜2027年6月期の3ヵ年計画。IT企業・一般法人・公共分野など多岐にわたる顧客それぞれに特化したパートナーシップを発揮し、2027年6月期売上高300億円・営業利益24億円を目標とする。2026年6月期3Q累計の営業利益進捗率は96.1%と初年度に続き順調に推移。
最終更新: 2026年7月17日

