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株式会社船井総研ホールディングス

9757東証プライムサービス業

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株式会社船井総研ホールディングス9757

事業内容

株式会社船井総研ホールディングスは、1970年創業の経営コンサルティングを中核とする持株会社。連結子会社11社を擁し、経営コンサルティング事業(グループ売上の約73%)、ロジスティクス事業(物流コンサルティング・BPO)、デジタルソリューション事業(WEB広告・ITコンサル・HRソリューション)の3セグメントを展開する。

主要顧客は中堅・中小企業の経営者であり、月次支援・経営研究会・プロジェクト型コンサルティングを通じて業種横断的に経営課題を支援する。2025年12月期は売上高33,330百万円・営業利益8,813百万円と過去最高業績を達成。

東京証券取引所プライム市場上場。

ビジネスモデル

収益の中核は、月次支援コンサルティング(2025年12月期:15,963百万円)と経営研究会会費(同:2,984百万円)によるストック型収益。これに案件単価の高いプロジェクト型コンサルティング(同:4,134百万円)を組み合わせることで、経営コンサルティング事業の営業利益率34.2%という高収益構造を実現している。

ロジスティクス・デジタルの両事業は補完的な役割を担い、M&Aによるグループイン戦略で事業領域を継続的に拡張している。

企業の強み

経営コンサルティング事業の月次支援(15,963百万円)と経営研究会会費(2,984百万円)が安定的なストック収益を形成。経営研究会の会員数は過去最高を更新し、契約単価の上昇と会費値上げが奏功。同事業の営業利益率は34.2%と極めて高い水準を維持している。

2025年12月期の売上高33,330百万円(前期比+8.8%)、営業利益8,813百万円(同+5.9%)、当期純利益6,526百万円(同+8.9%)と過去最高を更新。ROEは26.5%と前中期経営計画目標(25%以上)を超過達成し、資本効率の高さを実証した。

2025年12月期だけでアルマ・クリエイション(マーケティング)、アパレルウェブ(アパレル向けウェブマーケティング)、MIコンサルティング(M&Aコンサル)をグループイン。インドに現地法人も設立し、グループの専門領域と地理的カバレッジを着実に拡大している。

エンヴァリスの着眼点

2026年1Qは売上高7,944百万円(前年同期比+2.2%)と増収を確保したものの、人的資本投資・M&A投資・オフィス投資の積極化により販管費が871百万円から1,286百万円へ大幅増加し、営業利益は2,100百万円(同▲9.0%)と減益となった。月次支援の+10.2%成長は力強いが、先行投資コストの吸収には至っておらず、投資効果の顕在化時期が業績回復の鍵を握る。

通期予想(営業利益9,100百万円、前期比+3.3%)の達成には後半の収益加速が必要。

物流BPO売上高は2026年1Qに610百万円(前年同期比▲30.2%)と大幅減収となったが、これは政策的な縮小方針によるもの。同時に報告セグメントを単一化したことで、ロジスティクス・デジタルソリューション各事業の個別収益性が開示されなくなった。

外部要因として中小企業を取り巻くエネルギー価格上昇・人件費高騰が顧客の経営課題を深刻化させており、コンサルティング需要の追い風となる一方、顧客の支払い能力への影響も注視が必要。

2026年1Qの親会社株主帰属四半期純利益は1,391百万円(前年同期比+1,658.8%)と過去最高を記録したが、前年同期に計上された減損損失2,156百万円(特別損失)の消滅が主因であり、経常利益ベースでは▲8.0%の減益。2026年1Qの特別損失は事務所移転費用139百万円のみで、実力ベースの収益力は経常利益2,137百万円で評価すべき。

通期純利益予想6,550百万円(前期比+0.4%)は保守的な水準であり、特殊要因剥落後の実力値との整合性を確認する必要がある。

成長戦略

中堅企業コンサルとAX/DXで2028年売上高46,000百万円を目指す中期計画始動

中小企業向け月次支援の契約単価上昇と顧客数拡大を両輪に推進。2026年1Qに前年同期比+10.2%の2桁成長を達成しており、ストック収益の拡大基調が継続している。受注残高9,640百万円(前年同期比+9.1%)が将来売上の可視性を担保。

中期経営計画(2026〜2028年)において、従来の中小企業コンサルに加え、国策を追い風に市場拡大する中堅企業コンサルティングおよび中堅企業化コンサルティングのリーディングカンパニーを目指す。2026年が初年度として始動。

AIトランスフォーメーション(AX)およびDXコンサルティングをグローバルプラットフォーマーとの連携により強力推進。中期経営計画の重点施策として位置づけ、顧客企業の経営者ニーズに即したサービス提供を目指す。

2026年1月にSCMコンサルティング専門の株式会社ロジクリエイトをグループインし、荷主企業向けSCM支援体制を強化。今後もM&A投資を継続し、グループ内アライアンス力を高めながらコンサルティング領域を拡張する方針。

2026年1Qに積極的な人的資本投資・オフィス投資を実施し、販管費が前年同期比+47.6%増加。事務所移転費用139百万円を特別損失に計上。先行投資による費用増が短期的に利益を圧迫しているが、将来の事業拡大に向けた基盤整備として位置づけている。

最終更新: 2026年7月17日