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INTLOOP株式会社

9556東証グロースサービス業

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INTLOOP株式会社9556

事業内容

INTLOOP株式会社は、フリーランスのコンサルタント・ITエンジニアと自社社員を組み合わせた「ハイブリッドチーム支援」により、顧客企業の経営課題解決・企業変革を支援する事業創造型コンサルティングファームである。プロフェッショナル人材ソリューション&コンサルティング事業の単一セグメントで運営し、戦略・業務・IT・DXの各領域にわたるコンサルティングサービスと、フリーランス人材マッチングサービスをワンストップで提供する。

主要顧客はSIer、コンサルティングファーム、大手製造業等の事業会社であり、DX投資拡大を背景に引き合いが増加している。2005年設立、2022年東証グロース市場上場。

ビジネスモデル

主収益源は、登録フリーランス人材(2025年7月末時点で約52,000名、稼働人数1,579名)を顧客企業案件にアサインして受領する業務委託料である。コンサルティング案件の受注単価は月額140万円から200万円(最大300万円程度)、ITエンジニア案件は120万円から140万円程度。

自社社員390名以上のデリバリー人員とフリーランスを組み合わせることで、小規模から大規模まで柔軟に対応し、特定ITサービスに依存しない中立的なコンサルティングを比較的安価に提供できる点が差別化要因となっている。

企業の強み

登録フリーランス人材数は前期41,000名から当期52,000名へ約27%増加し、稼働人数も1,320名から1,579名へ拡大。元大手コンサルティングファームやSIer出身者が多く、専門性の高い人材プールが顧客満足度と信頼の基盤となっている。

2025年7月期の売上高は33,552百万円(前期比23.9%増)、営業利益は2,186百万円(同45.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,368百万円(同51.6%増)。売上原価の伸び(19.4%増)を上回る売上総利益の拡大(37.9%増)により、収益性が向上している。

当期のROEは25.0%(前期18.9%)と大幅に改善。純資産合計6,603百万円に対し当期純利益1,368百万円を稼ぎ出す高い資本効率を実現しており、知識集約型ビジネスの特性を活かした資産軽量な経営構造が寄与している。

エンヴァリスの着眼点

当3Q累計で売上高は前年同期比20.8%増と成長を維持する一方、営業利益は59.7%減の610百万円、親会社株主帰属純利益は82.3%減の150百万円と急激に悪化。販管費が前年同期5,210百万円から8,347百万円へ約60%増加しており、M&A関連費用・人件費増が利益を圧迫。

売上成長が利益成長を伴わない構造への転換が鮮明であり、コスト管理の実効性を見極める必要がある。

通期予想は売上高40,000百万円(前期比19.2%増)、営業利益1,400百万円(前期比36.0%減)へ修正。3Q累計営業利益610百万円に対し通期予想1,400百万円は4Q単独で790百万円の利益計上が必要であり、前年同期比での大幅改善が前提となる。

M&A子会社の収益貢献度と販管費の抑制が達成の鍵となる。

総資産は前期末13,631百万円から19,113百万円へ拡大した一方、長期借入金は947百万円から4,178百万円へ急増し、自己資本比率は45.2%から33.1%へ低下。M&A資金調達に伴う借入拡大が主因であり、外部要因として金利上昇局面での利払い負担増加リスクも意識される。

フリーランス依存モデルへの法的規制強化リスクと合わせ、財務健全性の継続的モニタリングが必要。

成長戦略

VISION2030に向け既存事業強化・M&A・VC投資を並走し規模拡大を追求

登録フリーランス人材を41,000名から52,000名超へ拡大し、稼働人数も1,320名から1,579名へ増加。Webマーケティングと既存顧客深耕による新規案件獲得を継続し、売上高の主要ドライバーとして機能している。

当3Q連結範囲にコムテック株式会社・クロスシステムサービス株式会社を新規追加(株式会社ヴィータは除外)。無形固定資産(のれん含む)が前期末比1,230百万円増加し、長期借入金も3,230百万円増加。M&A投資が利益圧迫の主因となっており、収益貢献の早期実現が課題。

中期経営計画「INTLOOP VISION2030」に基づき、AIで代替しがたい高付加価値コンサルティング領域を強化。DX投資拡大という市場環境を背景に、自社コンサルタントの採用・育成投資を継続しているが、現状は費用先行フェーズにある。

最終更新: 2026年7月17日