事業内容
株式会社アドバンスクリエイトは1995年創業、「保険市場(ほけんいちば)」ブランドのもと、保険代理店事業・ASP事業・メディア事業・メディアレップ事業・再保険事業の5セグメントを運営する総合保険事業グループ。生命保険・損害保険合わせて100社超の保険会社と代理店委託契約を締結し、通信販売・対面販売・ネット完結型など多様なチャネルで保険募集を行う。
保険業界向けクラウドプラットフォームACPの外販や、保険選びサイトを活用したメディア収入、米国ハワイ州子会社による再保険収入など、保険に係る多様な収益源を持つ。東京証券取引所プライム市場・福岡証券取引所・札幌証券取引所に上場。
2025年9月期の連結売上高は6,608百万円。
ビジネスモデル
保険選びサイト「保険市場」へのWEBプロモーションで見込み顧客を集客し、コンタクトセンターおよびコンサルティングプラザでの対面・オンライン面談(Dynamic OMO)を通じて保険契約を成立させ、保険会社から代理店手数料・ボーナス収入・MC収入を得る。並行して、自社開発の保険業界向けクラウドシステムACPをサブスクリプションで外販(ASP事業)、保険選びサイトへの広告出稿収入(メディア事業)、広告運用受託(メディアレップ事業)、保険契約をベースとした再保険料収入(再保険事業)を積み上げる多層収益モデルを採用している。
企業の強み
生命保険31社・損害保険および少額短期保険会社70社超と保険代理店委託契約を締結。幅広い商品ラインナップにより顧客の多様な保険ニーズに対応できる乗合代理店としての規模を有し、「保険市場」ブランドのもと三大都市圏ターミナルを中心にコンサルティングプラザを展開している。
2020年より自社開発のオンライン面談システム「Dynamic OMO」を運用し、2021年には保険業界初のオンライン専門営業拠点を開設。同システムを外販するASP事業は2025年9月期売上高308百万円・営業利益率40.3%と高収益を維持し、乗合保険代理店等への新規販売が堅調に推移している。
2024年9月期末に純資産が4,973百万円の債務超過に陥ったが、2025年9月にSBIホールディングス・ライフネット生命・FWD生命・ブロードマインド・メットライフ生命を割当先とする第三者割当増資(約7,000百万円)を実施。2025年9月期末に純資産559百万円・現金及び現金同等物5,288百万円を確保し、債務超過を解消した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期9,446百万円をピークに2025期6,608百万円まで4期連続減収が続いたが、2026年9月期Q1(2025年10月〜12月)は1,776百万円(前年同期比47.1%増)と急回復。営業利益は前年同期655百万円の損失から41百万円の黒字に転換し、経常利益も29百万円の黒字を確保。
親会社株主に帰属する四半期純損失は39百万円(前年同期1,010百万円の損失)と大幅に改善。増収の主因は保険代理店事業における直営支店の生産性向上と保険契約継続率向上に伴うPV売上額の増加。
市場環境として、少子高齢化による医療保障ニーズの高まりと貯蓄から投資への移行に伴う貯蓄性保険需要の拡大が追い風として機能している。特別損失は前年同期250百万円から65百万円に縮小したが、減損損失60百万円の計上は継続。
成長戦略
OMO・AI・アバター技術によるDX推進とACP外販拡大で収益力回復を目指す
Dynamic OMOとアバターAIロープレ「アバトレ」を活用した営業社員教育により、一人あたり生産性を向上。保全活動強化による保険契約継続率の向上でPV売上額を増加させる。2026年9月期Q1で保険代理店事業が黒字転換(営業利益26百万円)し、施策の効果が数値に表れ始めている。
乗合保険代理店等へのACPシステム(御用聞き・丁稚・folder・Dynamic OMO)の販売を継続拡大し、サブスクリプション型ストック収入を積み上げる。2026年9月期Q1でASP事業売上高72百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益率約35%を維持しており、安定的な高収益セグメントとして機能している。
新規採用・既存人員の配置転換による人員構成最適化と業務委託費を中心とした活動経費の見直しを推進。2026年9月期Q1の販売費及び一般管理費は1,337百万円(前年同期1,500百万円)と削減が進んでいる。継続企業の前提に関する重要な不確実性の解消に向けた収益改善の基盤となる施策。
債権流動化契約の財務制限条項抵触について、2025年11月に訂正後差額の償還を完了し、2025年12月に取引金融機関等から買戻請求権の放棄承諾を取得。継続企業の前提に関する重要な不確実性は残存するが、金融機関との良好な関係維持に努めている。
最終更新: 2026年7月17日

