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コクヨ株式会社

7984東証プライムその他製品

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コクヨ株式会社7984

事業内容

コクヨ株式会社は1905年創業、子会社38社・関連会社9社で構成される総合オフィスサプライグループ。ファニチャー事業(オフィス家具製造・空間構築)、ビジネスサプライ流通事業(オフィス用品卸・通販)、ステーショナリー事業(Campusブランド文具の国内外製造・販売)、インテリアリテール事業(アクタスによる家具・生活雑貨販売)の4セグメントを展開する。

主要顧客は国内外の法人(BtoB)に加え、BtoCチャネルも拡大中。東京証券取引所プライム市場上場。

2025年12月期の連結売上高は359,876百万円。

ビジネスモデル

ファニチャー事業では空間デザイン・コンサルテーションから家具製造・施工まで一貫提供し高付加価値を実現。ビジネスサプライ流通事業ではプラットフォーム型購買管理システム「べんりねっと」を基盤に大企業向けオフィス用品の安定的な卸・通販収益を確保。

ステーショナリー事業はCampusブランドを軸にBtoC・EC・グローバル展開で収益多様化を図る。各事業のナレッジを組み合わせた事業間シナジーが収益基盤を支える。

企業の強み

2025年12月期のファニチャー事業は売上高172,196百万円・営業利益26,175百万円(営業利益率15.2%)を達成。国内の新築オフィス移転需要・リニューアル需要が旺盛に継続し、受注高は前期比22.2%増の21,965百万円、受注残高は前期比51.9%増の4,688百万円と積み上がっており、業績牽引力が高い。

ビジネスサプライ流通事業では大規模顧客向けソリューションシステム「べんりねっと」の導入が着実に拡大。2025年12月期は売上高108,369百万円(前期比+9.5%)・営業利益5,463百万円(前期比+22.2%)を達成。

同業他社の物流・システム停滞時にも社会インフラとして安定供給を維持し、代替需要を取り込む供給体制の強靭性を実証した。

ステーショナリー事業は売価改定の浸透・CampusブランドのリブランディングおよびBtoC向けEC拡大により、売上高ほぼ横ばい(83,572百万円)ながら営業利益は前期比18.3%増の7,092百万円(営業利益率8.5%)に改善。中国では女子文具戦略が奏功し、ベトナム・タイ・インド等グローバル製造・販売網も整備済み。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期は売上高108,099百万円(+8.7%)・営業利益13,848百万円(+2.7%)と増収増益を達成。ただし売上総利益率は前年同期比0.7ポイント減の41.9%に低下しており、ビジネスサプライ流通事業での大規模セール実施による一時的な収益性低下が影響した。

販管費も前年同期比+8.8%と増収率を上回るペースで増加しており、戦略的経費支出の効果が売上成長に反映されるかが今後の注目点となる。

ビジネスサプライ流通事業は売上高+12.7%の高成長を示した一方、営業利益は前年同期比3.0%減の1,306百万円にとどまった。前年同業界内の物流・システム停滞からの正常化に伴う競争激化への対応として大規模セールを実施したことが一時的な収益性低下の主因であり、構造的な収益力の評価には今後の正常化後の利益率推移を確認する必要がある。

べんりねっとの拡大が継続する中、ECサイト「カウネット」の収益回復が通期業績の鍵を握る。

2026年12月期通期業績予想は売上高390,000百万円(+8.4%)・営業利益27,000百万円(+2.9%)・当期純利益20,300百万円(△5.5%)で変更なし。第1四半期の売上高進捗率は27.7%と概ね計画線上にある。

一方、中東情勢による原材料・物流費への影響は現時点で精査中とされており、米国の関税政策動向も不透明。また通期当期純利益は前期比5.5%減の予想であり、前期に計上した投資有価証券売却益の反動減が利益水準を押し下げる構造的な要因として残る。

成長戦略

第4次中計「Unite for Growth 2027」で売上高430,000百万円・ROE9%以上・海外売上高比率20%を目指す

国内では旺盛なオフィス移転・リニューアル需要を背景にワークスタイル提案を強化。海外ではKokuyo Workplace India Limitedの新規連結によるインド本格参入、ASEAN・中国での案件獲得推進を継続。2026年1Q売上高57,257百万円(前年同期比+6.4%)と順調に進捗。

大企業向け購買管理システム「べんりねっと」の導入拡大とテクノロジー活用による顧客パーソナライズ購買体験の実現を推進。2026年1Qは売上高+12.7%と高成長を達成したが、ECサイト「カウネット」の競争激化対応による一時的収益性低下が課題。

日本での「まなびレシピ」戦略によるBtoC拡大、中国での女子文具戦略、インドでの付加価値商品投入を推進。2026年1Qのステーショナリー事業は売上高+8.8%・営業利益+18.1%と高成長を達成し、海外売上高は10,523百万円(前年同期比+26.7%)に拡大。

各事業のナレッジを掛け合わせた事業間シナジーの具現化を推進。インテリアリテール事業ではパートナーとの連携強化による法人事業の領域拡張を進め、事業ポートフォリオの変革を図る。2026年1Qのインテリアリテール事業は売上高+2.7%と計画通りに進捗。

最終更新: 2026年7月17日