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萩原工業株式会社

7856・東証プライム・その他製品

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萩原工業株式会社7856

合成樹脂加工製品事業

フラットヤーン技術を核に原糸・クロス・シート等を国内外で製造販売する中核事業

期間今期前期増減率
売上高(2026年10月期中間期)13,344百万円13,123百万円(2025年10月期中間期)↑
営業利益(2026年10月期中間期)652百万円630百万円(2025年10月期中間期)↑
営業利益率(2026年10月期中間期)4.9%4.8%(2025年10月期中間期)↑
売上高(2025年10月期通期)26,294百万円——
営業利益(2025年10月期通期)1,164百万円——

事業詳細

当社グループの売上高の約85%を占める主力セグメント。フィルム、原糸、クロス、ラミクロス及びこれらの二次製品(ブルーシート、土のう、フレコン、人工芝原糸、コンクリート補強繊維「バルチップ」等)の製造・販売を行う。国内製造拠点に加え、インドネシア子会社(ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社)、米国子会社、ブラジル子会社、国内子会社(東洋平成ポリマー株式会社)等を通じてグローバルに事業展開している。

直近の概況

農業資材・フレコン・バルチップが牽引し中間期は増収増益

2026年10月期中間期(2025年11月〜2026年4月)の合成樹脂加工製品事業は、売上高13,344百万円(前年同期比1.7%増)、営業利益652百万円(同3.4%増)。遮熱需要を取り込んだ農業資材向け原糸・フレコン関連・バルチップが好調な一方、建築・土木向けブルーシート・土のうは低迷継続、ラミクロスは米国関税問題の余波で減収。前期計上の基幹システム更新費用負担の解消も増益に寄与した。

主要プロダクト

product
原糸・クロス・ラミクロス

遮熱需要を取り込んだ農業資材向け原糸や大口顧客取引が復活したフレコン関連が好調。人工芝原糸・粘着原反は若干の減収ながら堅調。ラミクロスは米国関税問題の余波で買い控えが生じ減収。

product
ブルーシート・土のう

建築・土木関連の需要減により引き続き販売が低迷している。物価上昇や人手不足に伴う需要減少の影響を直接受けるカテゴリー。

product
バルチップ(コンクリート補強繊維)

海外の鉱山向け販売の復活等により増収。インドネシア子会社(ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社)においても主要製品であるバルチップの販売増により増収となった。

product
メルタック(果物・野菜包装資材)

前々期に米国生産を開始した包装資材用メルタックは生産が軌道に乗りつつあり、引き続き収益改善に努めている。北米市場開拓の中核製品。

product
フィルム・標識シート(東洋平成ポリマー)

東洋平成ポリマー株式会社において飲料水用フィルムの減少を主因に減収となったが、価格改定等による収益改善を進め増益となった。

成長ドライバー

  • 農業資材向け遮熱原糸・遮熱シートの需要拡大(記録的な暑さを背景とした高機能シートへのシフト)
  • 海外鉱山向けバルチップ販売の復活およびインドネシア子会社での販売増
  • 米国子会社(ハギハラ・インダストリーズ・マッカレン社)でのメルタック生産軌道化による北米市場開拓
  • 大口顧客取引が復活したフレコン関連の継続的な需要取り込み
  • ブルーシート水平リサイクル「Re VALUE+」の事業化による環境分野への展開
  • 新中期経営計画(2026〜2028年10月期)における高機能製品・環境事業の拡大

リスク

  • 建築・土木関連需要の低迷継続によるブルーシート・土のう等の販売不振
  • 米国通商政策(関税問題)による北米向けラミクロス・メルタックの需要減退・買い控え
  • 海外での価格競争激化によるバルチップの収益悪化
  • 物価上昇・人手不足に伴う国内需要の減少
  • 新型設備稼働に伴う減価償却費増加による利益圧迫
  • 円安による原材料価格上昇に伴うコスト増

機械製品事業

スリッター・押出関連機器等の産業機械を製造・販売する専門セグメント

期間今期前期増減率
売上高(2026年10月期第3四半期累計)3,649百万円4,296百万円(2025年10月期第3四半期累計)↓
営業利益(2026年10月期第3四半期累計)312百万円271百万円(2025年10月期第3四半期累計)↑

事業詳細

当社および萩華機械技術(上海)有限公司、ハギハラ・インダストリーズ(タイランド)社にて、スリッター、ワインダー、押出関連機器等の各種産業機械の製造・販売・据付・アフターサービスを展開。主要顧客は包装材料メーカー、フィルムメーカー、二次電池関連メーカー等。国内外の製造業の設備投資需要を取り込む受注生産型ビジネスを主体とし、環境・リサイクル分野への新規展開も進めている。

直近の概況

主力スリッターの中国向け低迷で減収も、押出関連・リサイクル関連の伸長で増益

当第3四半期連結累計期間の売上高は3,649百万円(前年同四半期比15.1%減)、営業利益は312百万円(前年同四半期比14.8%増)となった。主力のスリッターは、投資需要の低迷する中国向けが低調だったことなどにより、紙スリッター、フィルムスリッターともに減収となった。一方、押出関連機器ではリチウムイオン電池セパレーター用スクリーンチェンジャーなどの販売があり増収、リサイクル関連ではブルーシートの水平リサイクル技術で開発した高度洗浄設備の初の販売などがあり増収となった。これらの高付加価値製品・新規分野の伸長が減収下での増益に寄与した。

主要プロダクト

product
スリッター(フィルム・紙・金属箔)

紙スリッター、フィルムスリッターともに、投資需要の低迷する中国向けが低調だったことなどにより減収となった。

product
押出関連機器(スクリーンチェンジャー等)

リチウムイオン電池セパレーター用スクリーンチェンジャーなどの販売があり、増収となった。

product
リサイクル関連設備

ブルーシートの水平リサイクル技術で開発した高度洗浄設備の初の販売などがあり、増収となった。

product
ワインダー

スリッターと合わせて各種産業機械の製造・販売・据付・アフターサービスを展開する製品群の一つ。

成長ドライバー

  • リチウムイオン電池セパレーター用スクリーンチェンジャー等、二次電池部材メーカー向け押出関連機器の需要継続
  • ブルーシート水平リサイクル技術を応用した高度洗浄設備の市場開拓(初号機販売実現)
  • プラスチックリサイクル関連の新規需要取り込み
  • 自動化機能を有するスリッター機種の競争優位性による受注獲得
  • 新中期経営計画(2026〜2028年10月期)での機械製品事業の売上・利益拡大目標

リスク

  • フィルムスリッター・紙スリッターにおける中国向け投資需要低迷の継続(当四半期実績で顕在化)
  • 受注生産型ビジネスモデルに起因する売上計上の期ズレリスク(大型物件の反動減)
  • 中東情勢の影響による顧客の設備投資先送りリスク
  • 米国通商政策(関税問題)等の影響による顧客の設備投資意欲の低下
  • フィルムメーカー・包装材料メーカーの設備投資抑制による需要低迷の長期化
  • スクリーンチェンジャー市場の飽和による押出関連機器の構造的な需要減

最終更新: 2026年9月8日