事業内容
当社グループはエンタテインメント事業の単一セグメントで、トレーディングカードゲーム(ヴァイスシュヴァルツ、カードファイト!! ヴァンガード等)、モバイル・コンソールゲーム、音楽ライブ・舞台、フィギュア等MD、出版、女子プロレス「スターダム」を展開する。国内外のTCGファン、アニメ・ゲームファン、ライブ参加者を主要顧客層とし、ブシロードユニット・BIユニット・ライブエンタメユニット・MDユニット・メディアコンテンツユニット・スポーツユニットの6ユニット体制でIPを立ち上げから多角展開までワンストップで手掛ける。
2026年6月期に新日本プロレスリングを売却し、スターダムを中心とした事業構造へ転換した。
ビジネスモデル
自社IPを起点に、TCGやモバイルゲームでの一次収益に加え、音楽ライブ・CD・グッズ・出版・海外版展開といった多角的なメディアミックスで収益源を積み重ねる「積層型IPビジネスモデル」を採用。バンドリ!
のようにIPが発展するほど各子会社・ユニットの売上が連鎖的に拡大する構造を目指し、Sランク(年商100億円以上)IPの複数保有を経営目標に掲げている。
企業の強み
ヴァイスシュヴァルツが18周年、カードファイト!! ヴァンガードが15周年、モバイルゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」が9周年を迎えるなど、長期にわたり売上を生み続ける自社IPを複数保有し、周年キャンペーン等で継続的な収益を確保している。
ライブエンタメユニット、MDユニット、メディアコンテンツユニットの当期売上がいずれも過去最高を更新。TCG・ゲームに加えライブ・グッズ・出版と収益源を分散させたポートフォリオが、特定部門の不振を他部門が補う耐性を生んでいる。
Bushiroad International Pte. Ltd.等のBIユニットを通じ英語版TCG・ゲームローカライズ体制を構築し、Bushiroad EXPOを2026年は世界17地域以上で開催。韓国・マレーシア・中国に現地法人を新設するなど、海外販路拡大の基盤づくりが進んでいる。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は57,823百万円(前期比2.9%増)と成長率は前期の21.4%から大きく鈍化。営業利益は4,754百万円(同2.3%減)、営業利益率も8.7%→8.2%へ低下し本業の収益性は悪化傾向にある。
一方、経常利益5,930百万円(+22.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益4,565百万円(+33.6%)は、新日本プロレスリング売却に伴う関係会社株式売却益1,384,762百万円の計上が寄与した一時的な押し上げであり、本業のみで見た収益性トレンドは慎重に評価すべき状況。
成長戦略
中期ビジョン2030のもとTCG世界一・海外加速・IP積層の3軸で成長、事業再編も並行
2025年7月「ゴジラ カードゲーム」(日英版)展開開始に続き、2027年6月期にTCG「パルワールド オフィシャルカードゲーム」、デジタルゲーム「BanG Dream! Our Notes」を投入予定。業績予想には保守的に反映。
英語版TCG「ゴジラ カードゲーム」「hololive OFFICIAL CARD GAME」を展開開始、世界各地でBushiroad EXPOを継続開催。バンドリ!プロジェクトの台北ライブも海外展開の一環。
2026年6月30日付で新日本プロレスリングをテレビ朝日・サイバーエージェントへ譲渡し売却益1,384百万円を計上。経営資源をコアIP・スターダムへ集中させる再編を完了。
フィギュアブランド「PalVerse」の海外新市場進出、バンドリ!常設オフィシャルストア「BanG Dream! STORE」開業(3店舗)など、直営店・新市場展開でMD事業のさらなる伸長を図る。
最終更新: 2026年9月29日

