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7202東証プライム輸送用機器

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いすゞ自動車株式会社7202

いすゞ自動車株式会社(単一セグメント:自動車事業)

商用車・LCV・産業用エンジンを世界150カ国以上で製造・販売するグローバル商用車メーカー

期間今期前期増減率
売上収益3,479,074百万円3,235,648百万円
営業利益203,703百万円229,461百万円
売上収益営業利益率5.9%7.1%
親会社所有者帰属当期利益134,876百万円140,062百万円
ROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)9.5%10.2%
総販売台数565,858台523,233台
基本的1株当たり当期利益193.14円190.78円
1株当たり親会社所有者帰属持分2,152.84円1,928.17円
有利子負債(社債・借入金・リース負債合計)857,402百万円758,845百万円
フリーキャッシュフロー77,423百万円51,714百万円
年間配当金(1株当たり)92.00円92.00円
自動車事業セグメント売上収益(外部顧客)3,277,275百万円3,058,143百万円
自動車事業セグメント利益189,851百万円215,880百万円
金融事業セグメント売上収益(外部顧客)201,798百万円177,505百万円
金融事業セグメント利益13,930百万円14,511百万円

事業詳細

当社グループは大型・中型トラック・バス(CV)、小型トラック(CV)、ピックアップトラック及び派生車(LCV)、産業用エンジン(パワートレイン)の製造・販売を中核事業とする。2026年3月期より業績管理区分の見直しに伴い、従来の単一セグメントから「自動車事業」「金融事業」の2区分に報告セグメントを変更。国内では直販・販売会社網、海外ではグループ企業・商社等を通じて販売。タイ・北米・アジア・中近東・アフリカを主要海外市場とする。

直近の概況

増収も米国関税・中東情勢・資材費上昇が重なり営業利益は前期比11.2%減

2026年3月期は総販売台数565,858台(前期比+42,625台、+8.1%)と増加し、売上収益は3,479,074百万円(前期比+7.5%)と増収を達成。一方、米国関税影響・資材費等の上昇・成長関連費用の増加・中東情勢による3月出荷停止が重なり、営業利益は203,703百万円(前期比△11.2%)と減益。北米CV販売台数は18,509台(前期比△8,469台)と大幅減少。中国子会社いすゞ(中国)発動機有限公司は2026年4月30日付で連結子会社から持分法適用会社へ異動予定。2027年3月期は営業利益260,000百万円(前期比+27.6%)を予想し、中東情勢による400億円の減益影響を織り込んだ上で過去最高益水準を目指す。

主要プロダクト

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大型・中型CV(商用車トラック・バス)

2026年3月期の販売台数は94,268台(前期比+1,701台)、売上収益は909,604百万円(前期比+47,074百万円)。国内は堅調に推移し41,628台、海外は中近東・アフリカ・中南米を中心に増加。北米は関税影響・市況悪化により1,566台(前期比△1,399台)と減少。

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小型CV(小型トラック)

2026年3月期の販売台数は217,371台(前期比+15,655台)、売上収益は782,938百万円(前期比+40,360百万円)。国内は40,113台と堅調。海外は北米が16,943台(前期比△7,070台)と減少した一方、アジア・その他地域が増加し海外計177,258台(前期比+13,708台)。

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LCV(ピックアップトラック及び派生車)

2026年3月期の販売台数は254,219台(前期比+25,269台)、売上収益は815,816百万円(前期比+75,718百万円)。タイ国内向けは厳しい市況が続くものの、前期の在庫調整実施後の比較では増加。輸出向けはサウジアラビア需要減・中東情勢影響による3月出荷停止で減少した一方、アフリカ・オセアニアを中心に台数増。

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産業用エンジン(パワートレイン)

2026年3月期の売上収益は127,954百万円(前期比+22,545百万円、+21.4%増)。国内58,593百万円(前期比+5,648百万円)、海外69,361百万円(前期比+16,896百万円)と国内外ともに増収。アジア向けが55,271百万円(前期比+13,769百万円)と特に伸長。

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その他(部品・サービス・保有事業等)

2026年3月期のその他売上収益は842,759百万円(前期比+57,725百万円、+7.4%増)。保有事業等の国内・海外での順調な伸長が寄与。金融事業セグメントの売上収益は210,750百万円(前期比+25,665百万円、+13.9%増)で、リース債権及び賃貸用車両残高は409,818百万円。

成長ドライバー

  • 総販売台数の増加:2026年3月期は565,858台(前期比+42,625台、+8.1%増)と増加。中近東・アフリカ・中南米を中心にCV海外販売が拡大し、LCVもアフリカ・オセアニアを中心に254,219台(前期比+25,269台)と増加
  • 価格対応による増益効果:販売台数の増加及び価格対応がプラス要因として機能し、売上収益は前期比243,425百万円増加
  • 産業用エンジンの増収:2026年3月期の産業用エンジン売上収益は127,954百万円(前期比+22,545百万円、+21.4%増)と大幅増収
  • その他売上収益(保有事業等)の伸長:部品・サービス・保有事業等の国内・海外での順調な伸長により842,759百万円(前期比+57,725百万円、+7.4%増)
  • 金融事業の拡大:金融事業セグメント売上収益は210,750百万円(前期比+13.9%増)、リース債権及び賃貸用車両残高は409,818百万円に拡大。いすゞフィナンシャルサービスオーストラリアリミテッドを新規連結
  • 2027年3月期の業績回復見通し:売上収益3,700,000百万円(前期比+6.4%)、営業利益260,000百万円(前期比+27.6%)を予想。中東情勢影響400億円を織り込んだ上での増益計画
  • 為替換算プラス効果:在外営業活動体の換算差額が68,498百万円のプラスとなり、包括利益は274,581百万円(前期比+49.9%)と大幅増加

リスク

  • 米国関税影響:北米CV販売台数は18,509台(前期比△8,469台、△31.4%)と大幅減少し、北米売上収益は164,702百万円(前期比△60,820百万円)と急減。関税政策の不確実性が継続
  • 中東情勢リスク:サウジアラビア需要減・中東情勢影響による3月出荷停止が発生し、2027年3月期においても400億円の減益影響を織り込み済み。情勢悪化による追加的な出荷停止リスクが残存
  • タイLCV市場の低迷:タイ国内向けLCV市場は厳しい市況が継続。タイ向け販売の回復遅延リスク
  • 資材費等のコスト上昇:資材費等の高騰が継続的な減益要因となっており、2027年3月期においても引き続きマイナス影響を見込む
  • 有利子負債の増加:2026年3月期末の有利子負債は857,402百万円(前期末比+98,557百万円増加)と増加傾向。自己資本比率(親会社所有者帰属持分)は40.4%(前期末41.6%)に低下
  • 中国事業の構造変化:いすゞ(中国)発動機有限公司が2026年4月30日付で連結子会社から持分法適用会社へ異動。中国市場における電動化進展等の構造転換への対応が課題
  • 成長関連費用の増加:自動運転・コネクテッド・カーボンニュートラル等の成長投資に伴う費用増加が営業利益を圧迫
  • 為替変動リスク:USD/JPY・AUD/JPY・EUR/JPY・THB/JPYの変動が業績に直接影響。円高方向への転換は収益を圧迫するリスク

最終更新: 2026年6月23日