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株式会社ピアラ

7044東証スタンダードサービス業

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株式会社ピアラ7044

事業内容

株式会社ピアラは「全てがWINの世界を創る」を経営理念に掲げ、化粧品・健康食品等のヘルスケア&ビューティ及び食品市場を主要顧客層とするEC支援・通販DX事業を展開する。独自開発のAI搭載マーケティングツール「RESULTシリーズ」を核に、新規顧客獲得から既存顧客育成まで一気通貫のソリューションを提供。

連結子会社10社を擁し、通販DX事業・マーケティングDX事業(異業種展開)・自社事業(P2C・エンタメDX)の3軸で事業領域を拡大中。2023年12月期を「第3創業期」と位置づけ、ブランド価値創造企業への転換を図っている。

ビジネスモデル

主力の「ECマーケティングテック」では、クライアントの新規顧客獲得単価をKPIとして保証する成果報酬型「KPI保証サービス」と、オンライン・オフラインデータを統合分析する「通販DXサービス」を提供し、売上高の88.2%(13,868百万円)を占める。「広告マーケティング」では手数料型サービスを展開。

P2C事業・エンタメDX事業等の自社事業も収益源として育成中。2025年12月期売上高は15,731百万円(前期比16.6%増)。

企業の強み

800社以上のマーケティング支援で蓄積したノウハウとデータを基に、AI搭載の独自ツール「RESULT MASTER」を開発。クライアント商材ごとの想定CPC解析や最適広告予算配分の予測が可能で、ヘルスケア&ビューティ及び食品市場に特化した高精度マーケティングを実現している。

2025年12月期のECマーケティングテック売上は13,868百万円(前期比16.5%増)と主力サービスが力強く拡大。新サービス「Retail Spark」の受注好調やブランディング領域案件の増加が追い風となり、売上全体(15,731百万円)の成長を牽引している。

2025年12月期に営業利益41百万円(前期は営業損失149百万円)を計上し、2020年12月期以来5年ぶりの通期黒字化を達成。営業活動によるキャッシュフローも304百万円の収入(前期は161百万円の支出)へ転換し、財務基盤の改善が確認できる。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期1Q累計の営業利益は60百万円(前年同期比29.3%増)と改善した一方、経常利益は51百万円(同73.9%減)、親会社株主帰属純利益は30百万円(同78.1%減)と大幅減益。前年同期には有価証券売却益53百万円・補助金収入65百万円・投資事業組合運用益47百万円の合計165百万円超の一過性営業外収益が計上されていたが、当期はこれらが消滅。

本業の収益改善は評価できるが、前年同期比の数値解釈には一過性要因の剥落を考慮する必要がある。

2026年12月期通期業績予想は売上高19,230百万円(前期比22.2%増)・営業利益288百万円・経常利益263百万円・当期純利益218百万円と据え置き。ただし2Q累計予想は営業利益4百万円(前年同期比88.5%減)・経常損失8百万円と極めて低水準であり、利益の大半が下期に集中する構造。

1Q実績(営業利益60百万円)が2Q累計予想(同4百万円)を既に上回っており、2Q単体での大幅な費用増加または売上減少が織り込まれているとみられ、進捗管理が重要となる。

ビジネスクリエイション事業は1Q累計でセグメント損失5百万円を計上。エンターテイメント領域のイベント開催減少が主因で、販管費削減により赤字幅は縮小したものの黒字化には至っていない。

財務面では総資産4,475百万円に対し自己資本641百万円・自己資本比率14.3%と低水準が継続。短期借入金1,377百万円・買掛金1,517百万円を含む流動負債3,648百万円が流動資産3,748百万円に迫る水準にあり、財務的な余裕は限定的。

継続企業の前提に関する注記は当期は該当なしとなったが、財務基盤の強化が引き続き課題。

成長戦略

「PIALA VISION 2028」のもと3セグメント体制でブランド共創マーケティングへ転換

株式会社オニオン子会社化(2026年1月、取得原価370百万円)によりTVCM等ブランドコミュニケーション領域を強化。認知拡大からCRM・ファン化まで成果型で一気通貫提供を実現し、総合広告代理店とネット専業代理店の間の独自ポジションを確立。

1Q累計でセグメント売上高3,168百万円・利益246百万円を計上し既存クライアントも堅調推移。

医療・介護に加え保育分野へ参入し対象業界を拡大。人材紹介サービス「お仕事カルテ」ではAIマッチング・LINE活用による効率化を推進。1Q累計でセグメント売上高1,011百万円・利益64百万円を計上。4月入社予定者の売上ずれ込みという季節性を抱えつつも、マーケティング支援は堅調に推移。

P2C領域「良朝丸」「SHAPEDAYS」の販路拡大とエンターテイメント領域の収益機会拡大に取り組む。1Q累計でセグメント売上高144百万円・損失5百万円と赤字継続も、販管費削減により当初想定より赤字幅は縮小。自社事業を実証実験の場として活用し、成果を他事業へ還元する構造を構築中。

2026年2月にVISION・MISSIONを刷新し、中期経営方針「PIALA VISION 2028」と長期ビジョン「PIALAgroup 2035」を策定。マーケティングを「社会と事業が成長し続ける基盤」へ進化させる「Growth Infrastructure Company」を目指す。

ピアラベンチャーズ1号投資事業有限責任組合を通じた投資先選定も継続中。

最終更新: 2026年7月17日