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株式会社アイモバイル

6535東証プライムサービス業

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株式会社アイモバイル6535

事業内容

株式会社アイモバイルは2007年設立のインターネットマーケティング企業。祖業のアドネットワーク事業で培ったテクノロジーとノウハウを基盤に、2014年よりふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」を開始し、現在はコンシューマ事業(ふるさと納税・トラベル・レストランPR・ポイントサービス)とインターネット広告事業(アドネットワーク・インフルエンサーマーケティング・メディアソリューション・広告代理店・アプリ運営)の2セグメントで事業を展開。

2025年7月期の売上高21,528百万円のうち、コンシューマ事業が19,059百万円と約88%を占め、ふるさと納税事業が収益の中核を担う。東証プライム市場上場。

ビジネスモデル

コンシューマ事業では、自治体と寄附者をつなぐふるさと納税ポータル「ふるなび」の運営を通じ、寄附金額に連動した仲介手数料を主な収益源とする。周辺サービス(トラベル・グルメ・ポイント)でLTV向上を図る。

インターネット広告事業では、クリック課金型・動画視聴完了課金型のアドネットワーク、成果報酬型アフィリエイト、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「Action」、メディア収益最大化支援、スマートフォンアプリ内広告等で多様な収益を獲得する。

企業の強み

2024年度のふるさと納税受入額は前年度比約1.1倍で推移し、控除適用者数は過去最高の約1,080万人に達した。一方、利用率は18.9%にとどまり市場拡大余地は大きい。「ふるなび」は市場シェア20%目標を掲げ、寄附受付金額・件数・会員数が前年同期比で順調に伸長した。

2025年7月期の営業利益は4,133百万円(営業利益率19.2%)、ROEは18.7%と自社目標15%を上回る。営業キャッシュフローは4,816百万円を確保し、現金及び現金同等物残高は17,496百万円と財務基盤は盤石。無借金経営を基本とし、自己資金で投資・株主還元を賄う。

2007年の創業以来、モバイル・PC・スマートフォン向けアドネットワークを順次展開し、国内最大級の広告配信規模を構築。統計処理・機械学習を活用した広告配信技術と豊富なユーザーデータを保有。Google公式認定メディアソリューションパートナーとしての認定も取得しており、技術的信頼性を裏付ける。

エンヴァリスの着眼点

2026年7月期第3四半期累計の営業利益は3,377百万円(前年同期比△15.0%)と大幅減益。コンシューマ事業セグメント利益は3,401百万円(同86.1%)にとどまり、第1四半期に実施した戦略的プロモーション費用の先行投資が響いた。

第2四半期以降はプロモーション費用の適正化が進み利益率は回復傾向にあるが、通期営業利益予想4,500百万円(前期比+8.9%)に対し第3四半期累計進捗率は75.0%であり、第4四半期での挽回が必要な状況にある。

インターネット広告事業の第3四半期累計売上高は1,756百万円(前年同期比95.9%)、セグメント利益は24百万円(同20.4%)と急減。大口顧客の予算縮小とアドネットワーク型広告需要の減少が主因。

アドネットワークOEMや事業統合による構造再構築を進めているが、収益基盤の改善は途上にある。外部要因として国内インターネット広告市場全体は前年比110.8%成長を続けているが、アドネットワーク型は相対的に鈍化しており、同社事業への逆風は当面継続する見通し。

太陽光発電所は第3四半期累計で新たに23ヶ所が稼働を開始し合計45ヶ所となり、2026年3月より系統用蓄電池の需給調整市場参入も開始。小売電気事業「ふるなび電力」も2025年6月より開始し、ふるさと納税と連携した「スマートプライスプラン」の契約が順調に進んでいる。

有形固定資産は前期末の1,084百万円から3,348百万円へ急増しており、投資フェーズにある。ふるさと納税事業への収益集中リスクを分散する観点から、エネルギー事業の収益貢献拡大ペースが今後の評価ポイントとなる。

成長戦略

「ふるなび」周辺サービス拡充・グリーンエネルギー投資・広告事業再構築で収益多角化を推進

前払い式決済サービス「ふるなびマネー」の浸透・定着を図り、「ふるなびトラベル予約」の提携施設数拡充と合わせてサービス間横断展開を推進。会員基盤を活用した継続利用定着と収益基盤強化を目指す。利用は順調に拡大中。

太陽光発電所(営農型・野立て)の稼働拡大と系統用蓄電池の需給調整市場参入、小売電気事業「ふるなび電力」の契約拡大を推進。第3四半期累計で発電所45ヶ所稼働・2026年3月より需給調整市場参入開始と収益貢献が始まった。

ポータル掲載・配送管理・事業者対応等の複雑な運営業務を代行するサービスの提供推進により、契約自治体数の拡大と自治体との関係深化を図る。寄附受付金額・売上高の過去最高更新が継続しており施策は奏功している。

アドネットワーク・インフルエンサーマーケティング・メディアソリューション3事業を2026年2月に「インターネットマーケティング事業」へ統合。アドネットワークOEM提供拡大・複数プロダクト組み合わせソリューション・顧客ターゲット見直しで収益性改善を図るが、セグメント利益は24百万円(前年同期比△80%超)と改善途上。

最終更新: 2026年7月17日