株式会社インテリジェント ウェイブ logo

株式会社インテリジェント ウェイブ

4847東証プライム情報通信業

株式会社インテリジェント ウェイブ logo
株式会社インテリジェント ウェイブ4847

株式会社インテリジェント ウェイブ(単一セグメント)

決済・セキュリティ・データ通信を軸とする金融IT専業企業

期間今期前期増減率
売上高(2026年6月期第3四半期累計)12,497百万円11,530百万円(前年同期)
営業利益(2026年6月期第3四半期累計)1,361百万円1,445百万円(前年同期)
営業利益率(2026年6月期第3四半期累計)10.9%12.5%(前年同期)
経常利益(2026年6月期第3四半期累計)1,391百万円1,460百万円(前年同期)
四半期純利益(2026年6月期第3四半期累計)951百万円1,024百万円(前年同期)
売上高(2025年6月期通期)15,596百万円
営業利益(2025年6月期通期)1,848百万円
受注高(2026年6月期第3四半期累計)10,976百万円前年同期比32.0%減
受注残高(2026年3月31日時点)18,790百万円20,311百万円(2025年6月期末)
決済領域売上高(2026年6月期第3四半期累計)10,374百万円9,452百万円(前年同期)
クラウドサービス売上高(2026年6月期第3四半期累計)3,124百万円2,508百万円(前年同期)
自己資本比率(2026年3月31日時点)56.6%50.7%(2025年6月期末)
通期業績予想・売上高(2026年6月期)17,200百万円(前期比10.3%増)15,596百万円(2025年6月期)
通期業績予想・営業利益(2026年6月期)2,000百万円(前期比8.2%増)1,848百万円(2025年6月期)

事業詳細

クレジットカード会社・銀行・証券会社等の金融機関を主要顧客とし、FEPシステム・不正検知・加盟店管理等の決済ソリューション、内部情報漏えい対策を中心とした情報セキュリティ製品、高速・大量データ通信・分析基盤の3領域で事業を展開する。オンプレミス・クラウド双方に対応し、自社開発パッケージソフトウェアを基盤とした高付加価値サービスを提供。親会社DNPグループとの連携も活用し顧客基盤を拡大している。

直近の概況

売上高は堅調増収も、品質対応コスト長期化により通期予想を下方修正

2026年6月期第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)は売上高12,497百万円(前年同期比8.4%増)と増収を確保した一方、決済領域のクラウドサービス一部顧客向け案件での品質対応長期化およびセキュリティ領域の製品構成変化により粗利率が低下し、営業利益は1,361百万円(同5.8%減)と減益。品質対応案件は収束に向かっているとしているが、コスト増加と収益機会の遅れを受け通期業績予想を下方修正(売上高17,200百万円、営業利益2,000百万円)。受注高は前年同期の複数年ストック型案件受注の反動で10,976百万円(同32.0%減)、受注残高も18,790百万円(同11.3%減)に減少。一方、クラウドサービス売上高は3,124百万円(同24.5%増)と高成長を維持しており、来期初にかけて新たな複数年契約案件の受注を見込んでいる。

主要プロダクト

platform
FEP(Front End Processor)システム

決済領域の主力製品。国内キャッシュレス決済拡大に伴い、主要顧客である決済事業者の基幹システムモダナイズ・オープン化需要を取り込む。2026年6月期第3四半期累計において主要顧客のシステム更改等により売上増加に貢献。

service
不正検知クラウドサービス

決済領域のクラウドサービスとして高成長を継続。2026年6月期第3四半期累計のクラウドサービス売上高は3,124百万円(前年同期比24.5%増)。一方、一部顧客向け案件で品質対応が発生し粗利率が低下した。品質対応案件は現在収束に向かっている。

product
情報セキュリティ製品(自社プロダクト)

セキュリティ領域の中核製品。東南アジアを中心とした海外市場への展開にも注力。2026年6月期第3四半期累計のセキュリティ領域売上高は1,470百万円(前年同期比0.7%減)で、製品構成の影響により粗利率が低下した。

service
アクワイアリング分野ソリューション

決済ソリューションの価値向上を目的に、従来の強みであるFEP分野を超えてアクワイアリング分野への展開を推進中。中期経営計画における事業多角化の一環として位置づけられている。

platform
データ通信・分析基盤サービス

証券会社向けシステム開発が増加し、2026年6月期第3四半期累計の売上高は652百万円(前年同期比9.2%増)。コア技術の他業界への活用を検討し、新たな市場獲得にチャレンジしている。

成長ドライバー

  • 国内キャッシュレス決済拡大に伴う決済事業者の基幹システムモダナイズ・オープン化需要の継続(カード会社・決済事業者のIT投資は底堅く推移)
  • 不正検知クラウドサービスの高成長継続(2026年6月期第3四半期累計クラウドサービス売上高3,124百万円、前年同期比24.5%増)
  • 主要顧客のシステム更改案件の複数受注によるFEP・不正検知分野の売上拡大
  • 来期初にかけた新規複数年クラウドサービス契約案件の受注見込みによるストック型収益基盤の拡充
  • セキュリティ領域における自社プロダクトを中核としたサービス指向事業モデルへの転換および東南アジアを中心とした海外展開
  • データ通信・分析基盤領域における証券会社向けシステム開発の増加および他業界への技術展開
  • 中期経営計画(2025年6月期〜)における「事業・技術・人財」の3変革を通じた事業多角化と持続的成長基盤の構築

リスク

  • 一部顧客向けクラウドサービス案件の品質対応長期化によるコスト増加・収益機会の遅れ(通期業績予想の下方修正要因となり、開発工程・品質管理プロセスの見直しを実施中)
  • 品質問題の再発リスクおよび会社全体の開発体制・品質管理プロセス改革の実効性に関する不確実性
  • 無形固定資産(ソフトウェア)の高水準残高(2026年3月末3,341百万円)に伴う減価償却費増加リスク(第3四半期累計減価償却費1,263百万円と前年同期比29.1%増)
  • 人件費等の増加を主因とした販売費及び一般管理費の継続的上昇による収益性圧迫
  • 大型複数年契約の受注タイミングによる受注高の変動リスク(2026年6月期第3四半期累計受注高は前年同期比32.0%減)
  • セキュリティ領域における製品構成変化による粗利率低下リスク
  • 市場販売目的ソフトウェアの見込販売収益減少時における減価償却費増加リスク

最終更新: 2025年9月17日