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フューチャー株式会社

4722東証プライム情報通信業

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フューチャー株式会社4722

事業内容

フューチャー株式会社は1989年創業、2016年に持株会社制へ移行したITコンサルティンググループ。連結子会社20社・持分法適用関連会社4社で構成され、主力のITコンサルティング&サービス事業(売上高67,515百万円)では経営戦略・業務改革・システム改革の「三位一体」アプローチで大企業のDX・基幹系刷新を担う。

第二の柱であるビジネスイノベーション事業(売上高8,486百万円)ではEC・メディア・スポーツDX等のオリジナルサービスを展開。主要顧客は金融・小売・製造・医療等の大手企業。

2025年12月期の連結売上高は75,993百万円。

ビジネスモデル

ハードウェア・ソフトウェアベンダーに依存しない「中立」の立場から、コンサルティング・設計・開発・保守運用を一気通貫で提供する。加えて、次世代バンキングシステム・FutureBANK・FutureApparel等の自社知財をライセンス+コンサルティングのハイブリッドモデルで展開し、継続的な収益を積み上げる。

ITコンサルティング&サービス事業の売上高営業利益率は24.3%と高水準を維持。

企業の強み

2025年12月期のITコンサルティング&サービス事業の売上高営業利益率は24.3%(前期23.9%)と、自社目標の20%以上を大幅に上回る。連結営業利益率も21.3%に達しており、コンサルティング主体の高付加価値モデルが高収益構造を支えている。

金融機関向けクラウド型基幹系業務システム「次世代バンキングシステム」は2025年7月に島根銀行で安定稼働を開始。仙台銀行・きらやか銀行・東和銀行の新規3行導入が決定し設計を開始。さらに2026年1月にはSBI新生銀行への導入も決定しており、知財展開モデルの具体的成果が積み上がっている。

売上高は2021期48,699百万円から2025期75,993百万円へ5期で56%増加。営業利益は同期間9,000百万円から16,176百万円へ80%増加。

受注高も前期比+14.8%(74,883百万円)、受注残高も前期比+7.0%(18,949百万円)と先行指標も堅調で、成長の持続性が確認できる。

エンヴァリスの着眼点

次世代バンキングシステムやFutureBANK等の自社知財は、導入行数の積み上げに伴いライセンス収益が積層化する構造を持つ。SBI新生銀行を含む大手行への展開が進めば、単発プロジェクト依存から脱却した安定収益基盤の構築が期待される。

ただし、導入後の稼働安定性とサポート体制の維持が継続的な課題となる。

ビジネスイノベーション事業の2025年12月期営業利益は178百万円(前期比53.2%減)、売上高営業利益率は2.1%と自社目標の10%を大きく下回る。YOCABITOの損失継続やキュリオシティの反動減が響いており、同事業の収益改善ペースは投資家が注視すべきポイントである。

2026年度新卒採用での想定年収引き上げやバリュー採用報酬体系の拡充、Future PhD Support Programの導入など人材投資を積極化している。人件費上昇が高収益のITコンサル事業の利益率に与える影響を、AI駆動型設計開発プロセスへの刷新による生産性向上で吸収できるかが中期的な評価ポイントとなる。

成長戦略

AI駆動型DX支援・知財展開・M&Aの三本柱でグループ成長を加速

島根銀行での安定稼働(2025年7月)を経て、仙台銀行・きらやか銀行・東和銀行の3行で設計を開始。2026年1月にはSBI新生銀行への導入も決定。金融機関向け知財展開モデルの横展開を継続推進。

「経営とAIをデザインする」を経営戦略に掲げ、自社業務プロセスへの生成AI深度統合を推進。FutureBANKへの生成AI活用新機能実装や、プロジェクト統合管理ツールへのAI活用高度化を実施中。

2024年3月に連結子会社化したリヴァンプが2025年12月期より通期寄与。フューチャーアーキテクトとの共同営業により新規案件を獲得し、経営マーケティング事業・DX事業ともに計画超過を達成。

YOCABITOのPB強化・固定費削減による損失縮小、東京カレンダーの広告・イベント・ネットサービス複合収益拡大等により、セグメント全体として黒字基調への転換を目指す。2025年12月期は営業利益178百万円を計上。

2026年度新卒採用での想定年収引き上げ、バリュー採用報酬体系の拡充、社会人ドクター支援制度「Future PhD Support Program」の導入により、AI等先端領域の高度人材確保・育成を加速。

最終更新: 2026年4月27日