事業内容
株式会社早稲田アカデミーは1976年創業、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)を主要地盤に小学1年生から高校3年生を対象とした進学学習指導を展開する。集団指導の標準校舎を中核に、個別指導部門(早稲田アカデミー個別進学館、76校体制)、大学受験部門(東進衛星予備校、9校体制)、医歯薬系予備校(野田クルゼ)、幼児教室(ベンチャースクール サン・キッズ)、海外日本人子女向け校舎(ロンドン・ニューヨーク)など多様な教育サービスを提供する。
御三家中学・開成・早慶附属等の難関上位校への合格実績を競争優位の源泉とし、2026年3月期の期中平均塾生数は50,837人に達する。
ビジネスモデル
収益の大半は生徒からの月謝・講習費等の授業料収入で構成される。難関上位校への合格実績がブランド力・集客力を高め、塾生数増加→売上拡大→さらなる合格実績という好循環を形成する。
個別指導部門ではフランチャイズ方式も採用し、加盟校からのロイヤルティ収入も得る。小学部入塾から大学受験部門まで一貫して顧客を囲い込む「Life Time Value(顧客生涯価値)」最大化を収益戦略の柱に据える。
企業の強み
2026年3月期入試において御三家中学合格者数が700名に迫る過去最高を更新し、東京大学・早慶上智大学等の合格者数も大きく伸長。中学・高校・大学入試の全てで合格実績が躍進し、首都圏トップブランドとしての地位を確立。合格実績→集客力向上→塾生数増加の好循環が競合他社との差別化を持続的に支えている。
売上高は2022期28,551百万円から2026期37,658百万円へ5期連続増収。営業利益は同期間1,822百万円から3,960百万円へ倍増超。
2026期の当期純利益2,487百万円は前期に続き過去最高益を更新。自己資本比率63.2%、有利子負債525百万円と財務健全性も高く、現金及び現金同等物9,644百万円を保有する。
集団指導・個別指導・大学受験部門・東進衛星予備校を首都圏で一体展開し、小学部から大学受験まで一貫指導が可能。2026期の期中平均塾生数は50,837人(前期比4.0%増)で小学部30,666人が牽引。小学部から高校部まで段階的に顧客を保持するLTV最大化モデルが収益基盤の安定性を高めている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年3月期は売上高37,658百万円(前期比7.4%増)、営業利益3,960百万円(同11.6%増)、経常利益3,968百万円(同10.2%増)、当期純利益2,487百万円(同6.3%増)と5期連続の増収増益を達成。売上高営業利益率は10.5%(前期10.1%)と改善。
特別損益では固定資産売却益225百万円を計上した一方、管理会計上の管理区分見直しに伴い減損損失594百万円を計上したため、税金等調整前当期純利益は前期比微減の3,599百万円となった。営業CFは4,202百万円(前期3,886百万円)と増加し、期末現金残高は9,644百万円(前期7,166百万円)に積み上がった。
2027年3月期は売上高40,520百万円(同7.6%増)、営業利益4,239百万円(同7.0%増)、当期純利益2,752百万円(同10.7%増)を会社予想として開示している。
成長戦略
合格実績戦略の深化とLife Time Value最大化による教育企業としての持続的成長
中期経営計画に掲げる個別指導校舎100校体制に向け、2026年3月期末時点でFC含む76校体制を構築。2026年3月に「個別指導本部」を新設し、集団指導校舎との連携強化と新規出校加速を図る。
2025年7月〜11月に都立大学校・王子校・月島校を新規開校し9校体制へ拡大。大学受験部門の新領域として引き続き積極展開する方針であり、集団・個別指導からの接続によるLTV最大化に寄与する。
御三家中学合格者数が700名に迫る過去最高を更新し、東大・早慶上智合格者数も大幅増。合格実績の躍進が塾生数増加・業容拡大・さらなる合格実績向上の好循環を生み出しており、2027年3月期も塾生数の堅調な増加を見込む。
新たな会計システムを活用した経営管理高度化を推進し、管理会計上の管理区分を見直し。新サービス創出に向けたシステム投資を継続し、顧客満足度向上とDXによる教育サービスの高付加価値化を図る。
就活イベント開催・内部リクルート強化により教育理念に共感する人材を獲得。各種研修・授業技術コンテスト開催等を通じて教務力・サービス品質を向上させ、従業員エンゲージメントの向上にも注力。2027年3月期は給与水準引き上げ・採用育成費用の積極投下を見込む。
最終更新: 2026年7月19日

