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株式会社プラスアルファ・コンサルティング

4071東証プライム情報通信業

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株式会社プラスアルファ・コンサルティング4071

事業内容

株式会社プラスアルファ・コンサルティングは、自然言語処理とデータマイニングを融合したテキストマイニング技術をコアに、マーケティング・HR・採用・教育など多様な領域で「見える化」SaaSを提供する。主力サービスは、VOC分析ツール「見える化エンジン」、統合マーケティングプラットフォーム「カスタマーリングス」、タレントマネジメントシステム「タレントパレット」の3本柱。

2021年に東証マザーズ上場、2023年7月にプライム市場へ移行。グローアップ・Attack・D4DR・オーエムネットワークの子会社化によりHR領域のサービス範囲を拡大し、大手企業を中心に幅広い業種・規模の顧客基盤を構築している。

ビジネスモデル

月額課金型SaaSサブスクリプションを主軸とし、継続収益が収益の大部分を占める。単なるツール提供にとどまらず、専門コンサルタントが顧客業務に寄り添い「使いこなせる」レベルまで支援するPACサイクルにより、顧客定着率を高めながらARPUを向上させる。

全社合計の解約率は月次0.6%(2025年9月期)と低水準を維持し、契約平均単価は前期比422千円へ上昇。新規顧客獲得と既存顧客のプランアップ・アップセルの両輪で収益を積み上げる構造を持つ。

企業の強み

2008年のサービス開始以来、自社開発の自然言語処理エンジン「Waters」を全サービスに組み込み継続強化。形態素・構文解析の商用サービスの先駆けとして、若者言葉など経年変化する日本語表現にも適時対応。高速処理によりビッグデータ規模でもボトルネックが生じない解析性能を実現している。

タレントパレットは2016年9月のリリースから約9年で累計導入社数2,300社超、HRソリューション契約件数2,008件(2025年9月末)に拡大。月次解約率0.4%の低水準を維持しつつ、契約平均単価は前期比439千円へ上昇。

2025年9月期のセグメント売上高13,247百万円・セグメント利益5,931百万円を達成した。

2025年9月期の営業利益率は37.3%(前期比4.8ポイント増)と、SaaS企業として高水準の収益性を実現。営業キャッシュフローは5,154百万円を創出し、現金及び現金同等物は14,565百万円に達する。無借金経営に近い財務構造で、成長投資余力を十分に確保している。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期は売上高14.2%増に対し営業利益32.2%増・親会社株主帰属純利益36.0%増と、利益成長が売上成長を大幅に上回った。エンタープライズ注力方針に伴うマーケティング費用の圧縮(販管費が前年同期比3,138百万円→2,921百万円に減少)が主因であり、売上規模拡大と費用効率化の同時進行による利益レバレッジの高さが確認された。

通期業績予想(売上高19,500百万円・営業利益7,500百万円)は据え置かれており、中間期進捗率は売上47.9%・営業利益49.2%と概ね計画通りの進捗である。

マーケティングソリューションセグメントは2026年9月期中間期の売上高が1,844百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント利益が724百万円(同17.8%減)と減収減益が継続している。ライトユーザーを中心とした解約率の高止まりにより顧客数が減少傾向にあり、既存顧客の単価上昇では補いきれていない。

市場環境として競合の新規参入が多くデジタルマーケティング分野の競争環境が厳しくなっており、顧客定着率向上策の実効性が問われる局面にある。

2026年5月13日に配当方針の変更(配当性向目標の引き上げとDOE指標の新設)を公表し、2026年9月期の年間配当予想を50円(前期29円から大幅増配)に修正した。自己株式472,250株の消却(2025年11月)も実施済みであり、株主還元姿勢の強化が鮮明である。

一方、ヨリソル(教育DX)等の新規事業投資や子会社のれん償却(中間期35百万円)が継続しており、成長投資と株主還元のバランスが今後の評価ポイントとなる。

成長戦略

HRテック領域への積極投資・グループ連携強化・AI技術活用による見える化プラットフォームの拡大

新規顧客獲得を大手企業にフォーカスしつつ、既存顧客への値上げ・オプション機能提供・プランアップによるアップセルを推進。2026年9月期中間期にHRセグメント利益が45.3%増と売上成長(20.4%増)を大幅に上回る利益成長を実現しており、方針の有効性が確認されている。

タレントパレットでは人材検索・配置・目標設定アドバイス・職務経歴要約等の生成AI機能を実装済み。カスタマーリングスでも生成AI活用の機能強化を推進中。見える化エンジンでも従来のテキストマイニング技術に生成AI技術を組み合わせた新機能・サービスを開発し差別化を図っている。

グローアップ(キミスカ)・Attack(TARGET)・D4DR・オーエムネットワーク(R-Shift)の4社を連結子会社化し、タレントパレットとの連携を通じて採用・配置・シフト管理まで一貫したHRソリューションを提供。R-Shiftは従業員1,000名以上の小売・サービス業でトップシェアを獲得済み。

2023年10月に新規事業としてスタートした統合型スクールマネジメントシステム「ヨリソル」を大学・中高・塾・専門学校等の教育機関に展開中。現時点では立ち上げ期として赤字継続だが、先進的な教育機関を中心に導入が進んでいる。HRソリューションセグメントに含まれ、グループ全体の次の成長軸として育成中。

最終更新: 2026年7月17日