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日本製紙株式会社

3863東証プライムパルプ・紙

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日本製紙株式会社3863

紙・板紙事業

洋紙・板紙・パルプを中核とする日本製紙グループの基盤事業

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客)557,863百万円565,911百万円
営業利益564百万円8,268百万円
セグメント資産640,856百万円647,655百万円
減価償却費24,171百万円25,217百万円
有形固定資産及び無形固定資産の増加額24,576百万円24,033百万円

事業詳細

洋紙(新聞用紙・印刷情報用紙)、板紙、特殊紙、パルプ及び製紙原料の製造販売を行う。当社が主力製造・販売を担い、日本紙通商㈱等が仕入販売、十條サーマル社が欧州向け感熱紙等を手掛ける。グループ外部顧客売上高の約46.8%を占める最大セグメントだが、グラフィック用紙の構造的需要減少に対応した生産体制再編が進行中。継続的なコストダウンと価格修正により収益維持を図っている。

直近の概況

輸出市況悪化と国内コスト上昇が重なり営業利益が前期比93.2%減と急落

2026年3月期の紙・板紙事業は、売上高557,863百万円(前期比1.4%減)、営業利益564百万円(前期比93.2%減)と大幅な減益となった。国内洋紙販売数量は他社の事業撤退等により前期を上回ったものの、洋紙の輸出販売数量は市況悪化の影響で前期を下回った。加えて、継続的な人件費・物流費の上昇を受け、原価改善や価格修正に取り組んだが、コスト増を吸収しきれず営業利益は大幅に低下した。

主要プロダクト

product
洋紙(新聞用紙・印刷情報用紙)

国内販売数量は他社の事業撤退等もあり前期を上回ったが、輸出販売数量は市況悪化の影響により前期を下回った。構造的需要減少が継続する中、生産体制再編と価格修正に取り組んでいる。

product
板紙

包装・流通向けに段ボール原紙や白板紙等を製造販売する。洋紙と並ぶセグメントの主力製品群であり、国内需要動向や原燃料コストの影響を受ける。

product
特殊紙

欧州向け感熱紙(十條サーマル社)を含む機能性特殊紙を手掛ける。汎用洋紙に比べ付加価値が高く、収益性改善への貢献が期待される製品群。

product
パルプ・製紙原料

自社製紙工場への供給に加え、外部顧客への販売も行う。原燃料コストの変動が収益に直接影響するため、調達コスト管理が重要な課題となっている。

成長ドライバー

  • 他社の事業撤退に伴う国内洋紙販売数量の下支え効果
  • 生産体制再編成(抄紙機停機)による生産性向上と固定費削減
  • 2025年度に取り組んだ各種製品の価格修正が次期通期で寄与する見通し
  • 継続的な原価改善・コストダウンの推進
  • GHG排出量削減と連動した設備合理化によるコスト構造改善

リスク

  • 新聞用紙・印刷情報用紙の構造的需要減少の継続
  • 洋紙・板紙の輸出市況悪化による販売数量・価格の下押し
  • 原燃料価格・人件費・物流費の上昇によるコスト増(中東情勢による原燃料高止まりリスクを含む)
  • 生産体制再編成に伴う減損損失の追加計上リスク
  • 円高進行による輸出採算悪化リスク
  • 価格修正の浸透タイムラグによる収益回復の遅延リスク

最終更新: 2026年6月25日