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株式会社クスリのアオキホールディングス

3549・東証プライム・小売業

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株式会社クスリのアオキホールディングス3549

事業内容

北信越5県を地盤に、東北・関東・東海・関西・四国へドミナントエリアを拡大するドラッグストア事業を展開。売場面積150~500坪の店舗でヘルス・ビューティ・ライフ・フード・調剤の5分野を扱い、生活必需品と医薬品を一括提供する。

2026年5月期末時点でドラッグストア1,107店舗、調剤専門薬局6店舗、M&Aで取得したスーパーマーケット31店舗の計1,144店舗を展開し、地域密着型の「かかりつけ薬局」機能を併設して医薬分業の受け皿となっている。

ビジネスモデル

ドラッグストアに調剤薬局を併設し、来店客の医薬品・化粧品・日用品・食品購入と処方箋調剤を一体化することで客単価と来店頻度を高める。近年はフード・生鮮部門を拡充し「フード&ドラッグ」ワンストップ化を推進、さらにM&Aによる食品スーパー取得で商圏内シェアと商品調達力を強化し、規模拡大による仕入コスト低減と収益基盤の多角化を図っている。

企業の強み

北信越5県(石川・富山・福井・新潟・長野)に429店舗を展開し当該地域でトップシェアを確立。長年の集中出店により物流・販促効率を高めた地盤を有し、他地域への出店拡大の基盤となっている。

2026年5月期は生鮮部門が前期比21.4%増、フード部門が16.0%増、調剤部門が15.3%増と既存のヘルス・ビューティ部門を上回る伸びを示し、ワンストップ化による客数・客単価向上が実績として表れている。

香川県の株式会社ミワ商店、新潟県の複数の食品スーパー事業者を株式取得・事業譲受により相次いで取得し、スーパーマーケット31店舗体制を構築。過去複数年にわたり継続的なM&Aを実行してきた蓄積されたノウハウがある。

エンヴァリスの着眼点

当第1四半期は売上高13.8%増に対し営業利益16.0%増、経常利益17.6%増と増益率が増収率を上回り、前期(2026年5月期)に見られた利益率低下懸念は改善方向に転じた。営業利益率は5.3%(前年同期5.2%)とわずかに上昇しており、今後この改善が通期で持続するか注視が必要。

四半期純利益は6,866百万円(前年同期比36.4%増)と大幅に伸長したが、期中平均株式数が100,173千株から94,963千株へ減少(自己株式取得影響)しており、1株当たり四半期純利益は72.30円(前年50.25円)と44%増と純利益の伸び以上に拡大。株主還元による希薄化抑制効果を区別して評価する必要がある。

会社は2026年7月2日公表の通期予想(売上高640,000百万円、営業利益32,000百万円等)を変更せず、「概ね計画どおりに推移」と説明。Q1進捗率は売上高24.9%、営業利益26.3%と例年並みの水準にあり、下期の競争激化・人件費高騰等のコスト圧力が計画達成の鍵となる。

成長戦略

新規出店・ドミナント化・フード&調剤強化の三位一体戦略

当第1四半期にドラッグストア21店舗(北信越9、関東1、東海5、四国6)と併設調剤薬局20薬局を新規開設。北信越を中心としたドミナント化に加え、四国エリアでは売上高が前年同期比252.9%増と急成長している。

大型店出店比率向上と生鮮食品取扱いノウハウ強化により、フード部門(前年同期比15.3%増)・生鮮部門(同42.8%増)が他カテゴリーを上回る成長を続け、ワンストップショッピング機能を強化している。

調剤部門は売上高15,931百万円(前年同期比13.9%増)と拡大し、当四半期に20薬局を新規開局。ドラッグストア併設調剤薬局数は710店舗に達し、医薬分業の進展を取り込む体制を強化している。

最終更新: 2026年10月1日