株式会社イオレ2334
株式会社イオレ(単一セグメント:インターネットメディア関連事業)
AIデータセンター事業参入により事業構造が大きく変容した多角化企業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(連結) | 14,159百万円 | 3,549百万円 | ↑ |
| 営業利益(連結) | 211百万円 | -20百万円 | ↑ |
| 経常損失(連結) | -506百万円 | -24百万円 | ↓ |
| 親会社株主に帰属する当期純損失(連結) | -528百万円 | -493百万円 | ↓ |
| 総資産(連結) | 11,001百万円 | - | ↑ |
| 純資産(連結) | 3,498百万円 | - | ↑ |
| 自己資本比率(連結) | 31.70% | - | — |
| 1株当たり当期純損失 | -15.34円 | -18.64円 | ↑ |
| AI UI事業売上高 | 3,687,924千円(前年同期比14.9%増) | 約3,209,000千円(推計) | ↑ |
| AIデータセンター事業売上高 | 10,120,000千円 | -(新規) | ↑ |
| BTC保有残高 | 168.50BTC(平均取得単価14,724,092円) | - | ↑ |
| 暗号資産評価損 | 679百万円 | - | ↓ |
| 現金及び現金同等物期末残高 | 1,308百万円 | 376百万円 | ↑ |
事業詳細
従来のインターネットメディア単一セグメントから、2026年3月期より「インターネットメディア事業(AI UI事業)」「AIデータセンター事業(GPUサーバー販売)」「暗号資産関連事業(BTC保有・レンディング運用)」の3セグメント体制へ移行。AIデータセンター事業が売上高の約71%を占める主力事業となり、事業構造が抜本的に変化した。暗号資産関連では新株予約権行使による増資資金でBTCを取得・運用している。
直近の概況
AIデータセンター事業参入とBTC取得により事業構造・財務構造が大転換
2026年3月期はGPUサーバー販売(AIデータセンター事業)が売上高10,120百万円を計上し、連結売上高を前期比299%増の14,159百万円に押し上げた。一方、BTC価格変動による暗号資産評価損679百万円が営業外費用に計上され、営業黒字(211百万円)にもかかわらず経常損失(△506百万円)・当期純損失(△528百万円)となった。新株予約権行使による株式発行で3,695百万円を調達し、資本金は2,763百万円に拡大。暗号資産関連の会計処理見直しにより2026年6月10日付で決算短信を訂正。継続企業の前提に関する重要事象は該当なし。2027年3月期は売上高25,552百万円(前期比80.5%増)、営業利益1,142百万円、経常利益1,494百万円、当期純利益1,270百万円を予想。
主要プロダクト
成長ドライバー
- AIデータセンター事業の代理店開拓・広告強化による積極的な売上拡大(2027年3月期も主力事業として継続成長を見込む)
- AI UI事業における新サービス「pinpoint tAIpe」「AdOLE.ai」を活用した既存顧客へのアップセルおよび新規顧客獲得
- HR Ads Platformの新規求人メディア連携・ATS連携強化および人事管理系ツール・採用BIツールとの連携拡充
- 暗号資産関連事業における「らくらくちょコイン」借受暗号資産の運用収益拡大(2026年1月開始)
- ペット事業「休日グランピング部」の継続成長と食事・保険など愛犬との暮らし全般への領域拡大
- フルフレックス・フルリモート解除、AI/DX活用による生産性向上・週次PDCA体制など新経営体制下での経営改革継続
リスク
- 暗号資産(BTC)の価格変動リスク:2026年3月期に679百万円の評価損を計上しており、価格下落が経常損益に直接影響する構造
- 暗号資産関連の会計処理の複雑性:2026年6月に決算短信を訂正するなど、会計処理の適切性確保に継続的な課題
- AIデータセンター事業の売上集中リスク:連結売上高の約71%を占める新規事業であり、顧客基盤・収益安定性の実績が乏しい
- 借入暗号資産(3,397百万円)と貸付暗号資産(3,679百万円)のバランスシート上の暗号資産関連エクスポージャーの大きさ
- 前受金(3,307百万円)・前渡金(2,685百万円)の大規模計上によるAIデータセンター事業の取引実態・履行リスク
- らくらく連絡網+・旅行事業の譲渡完了に伴う既存インターネットメディア事業の売上規模縮小と収益基盤の変化
- 求人広告市場の有効求人倍率低下傾向(2026年3月:1.18倍、前年同月比減少)によるHRデータ事業への需要減退リスク
- 利益剰余金がマイナス(△1,994百万円、連結)と累積損失が拡大しており財務基盤の脆弱性が継続
- 新株予約権(行使価額修正条項付)の行使による株式希薄化リスク(潜在株式数は複数回の新株予約権で相当数存在)
最終更新: 2026年6月30日

