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株式会社CSSホールディングス

2304東証スタンダードサービス業

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株式会社CSSホールディングス2304

事業内容

株式会社CSSホールディングスは1984年設立、2021年に純粋持株会社へ移行。スチュワード事業(ホテル・レストラン向け厨房管理)、フードサービス事業(従業員食堂・ホテル内レストラン・高齢者施設等の給食受託)、空間プロデュース事業(映像・音響・BGM・セキュリティの空間演出)の3セグメントを中核に、連結子会社7社で構成される。

主要顧客はホテル・レストラン・金融機関・高齢者施設等で、インバウンド需要の恩恵を受けるホスピタリティ産業を主戦場とする。2025年9月期の連結売上高は19,499百万円。

東京証券取引所スタンダード市場上場。

ビジネスモデル

スチュワード・フードサービス両事業は、ホテル等の施設から厨房管理・給食運営を受託する労働集約型の請負モデルで、新規事業所開業と契約更改時の価格改定が収益拡大の主ドライバー。空間プロデュース事業は設計・施工・保守のフロー型収益を基盤としつつ、サブスク型フィービジネスへの転換を推進。

3事業合計で売上高19,499百万円、営業利益717百万円(営業利益率3.7%)を計上。

企業の強み

1984年創業以来40年にわたりスチュワード業務に特化し、業界ナンバーワンのノウハウを蓄積。2025年9月期のスチュワード事業売上高は9,374百万円(前期比10.5%増)で、年間15件の新規事業所を開業。ホテル向け売上が全体の82.0%を占め、神社・病院・イベント等へも顧客領域を拡大している。

主要顧客であるホテル・レストラン業界の活況を直接享受できる事業構造を持つ。2025年9月期は新規ホテル開業の継続、大阪・関西万博特需、インバウンド需要拡大が追い風となり、スチュワード・フードサービス両事業が増収。フードサービス事業の福祉(高齢者施設)向け売上は前期比89.8%増と急拡大した。

2021年9月期に売上高9,412百万円・営業損失717百万円と赤字だったが、2022年9月期に黒字転換。2025年9月期は売上高19,499百万円(前期比10.6%増)、営業利益717百万円(同20.4%増)、親会社株主帰属当期純利益587百万円(同36.8%増)と、増収増益基調が定着している。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期は売上高10,383百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益566百万円(同10.5%増)、親会社株主帰属中間純利益386百万円(同27.7%増)と増収増益を達成した。通期予想(売上高20,200百万円、営業利益800百万円)に対する中間期進捗率は売上高51.4%、営業利益70.8%と利益面の進捗は良好。

ただし会社自身が「連結売上高が期初予想比未達」と言及しており、下期の売上積み上げが通期達成の鍵となる。

フードサービス事業は売上高2,497百万円(前年同期比16.6%増)と高成長を示す一方、営業利益は49百万円(同11.0%減)と減益となった。人件費・食材価格の高騰に加え、原油価格上昇に伴う衛生関連備品・消耗品の値上がりが顕著で、外部要因としてのコスト圧力が利益を圧迫している。

一部の朝食特化型ホテルにおける海外団体客の落ち込みも引き続き注視が必要であり、収益性改善が当事業の最重要課題。

空間プロデュース事業は売上高2,919百万円(前年同期比3.6%減)と減収となったが、営業利益は247百万円(同19.7%増)と大幅増益を達成し、営業利益率は8.5%に改善した。音響特機における輸入ブランド変更に伴う既存顧客剥落が減収要因だが、金融機関向けITV需要の堅調(東洋メディアリンクス)やMood Mediaグローバル連携案件の取り込みにより利益の質が向上している。

市場環境として金融機関の設備更新需要が追い風となっている点も留意が必要。

成長戦略

中計「Go Beyond!Next20」のもと既存3事業の深耕・新顧客領域開拓・DX投資を二軸で推進

従来のホテル・レストラン・テーマパークに加え、病院案件への展開を注力中。2026年9月期中間期に新規事業所4件を開業し、今期中に病院案件2件以上の開業を見込む。外資系ブランドを中心とした大型ホテル開業の継続も新規受注機会を提供している。

2026年9月期中間期に新規事業所6件を開業し、現時点で11件の新規受託見込みを確保。大手ホテルチェーンでの実績評価による紹介案件の好循環が生まれており、高齢者施設分野への展開も継続している。人件費・食材費高騰の価格転嫁交渉が収益改善の鍵。

シフト業務・労務関係業務プロセスや業績管理システムの再構築を推進。前期からのSaaSに加え、新たにAIエージェントの導入を検討中。職場環境・業務フローの改善による事業基盤強化で収益力を高めることを目指す。

2025-27中期経営計画「Go Beyond!Next20」において、既存事業組織の基盤強化・収益力向上と、新たな提供価値の創造をミッションとするXvalueユニットの活動を独立した二軸で推進。空間プロデュース事業におけるアート領域等の新価値創造を含む。

東洋メディアリンクス・音響特機・Mood Media Japanの3社間連携を強化し、クロスセルを推進。フロー型ビジネスからサブスク型フィービジネスへの転換により安定収益基盤を構築する。Mood Mediaグローバルヘッドクォーターとの連携案件も下期に向けて順調に積み上げ中。

最終更新: 2026年7月17日