事業内容
株式会社Lib Workは、熊本県山鹿市を本拠地とする戸建住宅事業者。「e土地net」等のポータルサイトやYouTubeチャンネル(登録者数15万人超)を活用したデジタルマーケティングで集客コストを抑制し、コストパフォーマンスの高い住宅を提供する。
建築請負・不動産販売の主力事業に加え、SaaS型住宅プラン提案サービス「マイホームロボ」・IPライセンス事業からなる戸建プラットフォーム事業、土を主原料とした3Dプリンター住宅事業を展開。連結子会社4社(タクエーホーム、幸の国木材工業、リブサービス等)を含む5社体制で、九州・関東を中心に事業を拡大している。
主要顧客は一般消費者(注文・建売住宅購入者)および全国の工務店・ビルダー。
ビジネスモデル
主収益は建築請負事業(2025期売上高10,510百万円)と不動産販売事業(同4,546百万円)。デジタルマーケティングで集客コストを抑制しつつ、異業種コラボ商品(無印良品・niko and...等)で高付加価値化を図る。
加えて、工務店向けSaaS「マイホームロボ」とIPライセンス事業によるサブスクリプション型の安定・高粗利収益を積み上げ、収益構造の多角化を推進。幸の国木材工業との垂直統合型SPAモデルで原価低減シナジーも創出している。
企業の強み
「e土地net」「e平屋net」等の自社ポータルサイト群、WEBメディア「リブタイムズ」、YouTubeチャンネル「Lib Work ch」(登録者数15万人超)を多角的に運営。デジタル集客により広告宣伝費を抑制し、コストパフォーマンスの高い住宅提供を実現している。
無印良品の家、niko and...EDIT HOUSE、Afternoon Tea HOUSE、再春館製薬所の家など多数の異業種コラボ商品を展開。独自の世界観と高付加価値化により顧客層の拡大と粗利改善に貢献。IPライセンス事業として全国の工務店・ビルダーへの横展開も進めている。
2023年7月に子会社化した幸の国木材工業(熊本県山鹿市)が木材の仕入れから加工・販売まで一気通貫で対応。2025期において垂直統合型SPAモデルのシナジー効果が出始め、住宅資材・人件費等の原価上昇局面においても営業利益が前年同期比68.1%増の833百万円に改善した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2021期から2025期にかけて売上高は9,404百万円→16,005百万円へ拡大し、2025期は営業利益833百万円と過去最高水準に達した。しかし2026期第3四半期累計(9ヶ月)は売上高9,506百万円(前年同期比16.5%減)、営業損失114百万円、経常損失303百万円、四半期純損失267百万円と急激に悪化。
主因は2025年4月施行の改正建築基準法対応による確認申請・着工遅延に伴う売上計上時期の後ろ倒し。外部要因として、2025年度新設住宅着工戸数が71万1,171戸(前年度比12.9%減)と2年ぶりに減少するなど住宅需要の弱含みも逆風。
暗号資産評価損188百万円も経常損失を拡大させた。通期予想は売上高15,000百万円・営業利益500百万円で据え置かれており、第4四半期への大幅な売上集中が前提となっている。
成長戦略
戸建プラットフォーマーへの転換と3DプリンターAI住宅による住宅業界の構造変革
幸の国木材工業の子会社化による木材調達・加工の内製化と主要工種の内製化を推進。建築資材・人件費高止まりの外部環境下でも注文住宅売上総利益率30%以上を当第3四半期累計で維持しており、原価管理モデルとして機能している。
土を主原料とした国内初の3Dプリンター住宅として2026年1月に販売予約受付を開始。発表以来の反響件数が累計1,500件超に達し、国内外から高い関心を集める。株主優待に割引券を新設し認知拡大・販売促進を図る。グローバル展開も視野に入れる。
神奈川県横浜市で建売住宅事業を展開するタクエーホームを2026年6月1日付で吸収合併。マネジメントライン・経営資源の一元化により意思決定を迅速化し、注文・建売双方で関東市場のシェア拡大を目指す。
確度の高い見込み客獲得に重点を置いたデジタルマーケティング施策で来場単価低減・来場率向上を継続推進。DX・AIの活用による営業・設計業務の効率化も進行中。住宅プラットフォーム事業(マイホームロボ等)のサブスク型高粗利収益の積み上げも継続。
最終更新: 2026年7月17日

