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情報ソリューション

クラウド・セキュリティ・超高速開発を軸に中堅・大手企業向けITサービスを展開する中核セグメント

期間今期前期増減率
セグメント売上高(情報ソリューション通期)73,879百万円67,895百万円
セグメント利益(情報ソリューション通期)8,638百万円7,523百万円
売上総利益(情報ソリューション通期)23,055百万円19,762百万円
売上総利益率(情報ソリューション通期)31.2%29.1%
SI売上高(通期)19,135百万円17,086百万円
SI売上総利益率(通期)37.4%30.9%
サービス売上高(通期)43,683百万円38,647百万円
サービス売上総利益率(通期)30.9%30.9%
システム売上高(通期)11,060百万円12,161百万円
クラウド売上高前期比(通期)+38.2%
セキュリティ売上高前期比(通期)+32.2%
超高速開発売上高前期比(通期)+19.3%

事業詳細

システム開発(SI)、サービス、システムの3区分で構成。国内中堅・大手企業(年商500億円〜2,000億円)をメインターゲットに、超高速開発(JBアジャイル)による基幹システム刷新、クラウドマネージドサービス「EcoOne」、マルチクラウド対応セキュリティサービスを包括的に提供。2026年3月期通期の売上高は73,879百万円で連結売上高の97.2%を占める主力セグメント。中期経営計画「CHALLENGE 2026」の成長牽引役として位置づけられている。

直近の概況

クラウド・セキュリティ・超高速開発の3注力事業が揃って市場平均を大幅上回る成長を達成

2026年3月期通期は情報ソリューション売上高73,879百万円(前期比8.8%増)、売上総利益23,055百万円(同16.7%増)、売上総利益率31.2%(前期29.1%)と収益性が大幅改善。クラウドは前期比38.2%増、セキュリティは同32.2%増と市場平均を大幅に上回る成長。SI区分は超高速開発の大型プロジェクト進捗により売上総利益率が30.9%から37.4%へ急改善。一方、システム区分は計画通り前期比9.1%減と縮小。来期(2027年3月期)はAI駆動開発への戦略投資によりSIセグメントは一時的な減収減益を計画しつつも、クラウド・セキュリティの力強い伸長継続を見込む。

主要プロダクト

platform
EcoOne(エコワン)

マルチクラウド環境の運用・コスト最適化を一元管理するクラウドサービス。VMware製品のライセンス体系変更やサーバー機器値上げを背景としたクラウド移行需要を取り込み、大型案件受注につながっている。2026年3月期のクラウド売上高は前期比38.2%増と市場平均を大幅に上回る成長を達成。

service
超高速開発(JBアジャイル)

当社グループ独自の開発手法「JBアジャイル」を活用した基幹システムのアジャイル型開発サービス。2026年3月期は進行中の基幹システム再構築プロジェクトが安定進捗し、超高速開発売上高は前期比19.3%増。来期はAI駆動開発手法を取り入れたさらなる進化と人材育成に戦略投資を実施予定。

service
Attack Surface診断サービス

社内外のIT資産の脆弱性を検知・診断する「脆弱性マネジメントサービス」とともに、ITセキュリティコンサルテーションとして全体最適提案を推進。複数の大型案件受注につながり、セキュリティ売上高は前期比32.2%増を達成。

service
Microsoft 365 / Copilot

生成AI活用の広がりを背景にMicrosoft CopilotおよびMicrosoft 365において案件の大型化が進展。AI活用を前提とした全社横断での利用管理・統制やSaaSアプリのガバナンス確保ニーズに対応し、Microsoft 365領域でのガバナンス強化提案を本格展開予定。

product
ATTAZoo Governance

2026年4月23日提供開始の当社独自プラグイン。kintone領域におけるガバナンス強化提案の柱として位置づけられ、AI活用拡大に伴うSaaSアプリ乱立課題への対応ソリューション。Microsoft 365ガバナンス提案と並ぶ2本柱として本格展開予定。

product
システム販売(ハードウェア・ソフトウェア)

クラウド移行の進展に合わせ、当社の事業構造変革に沿って縮小していく計画のシステム区分。2026年3月期の売上高は11,060百万円(前期比9.1%減)。売上総利益率は21.7%と他区分に比べ低水準。

成長ドライバー

  • クラウド移行需要の拡大:VMware製品のライセンス体系変更や半導体メモリ需給逼迫を背景としたサーバー機器値上げ・納期遅延がオンプレミスからクラウドへの移行を加速させ、EcoOneを中心とした大型案件受注につながっている(クラウド売上高前期比38.2%増)
  • セキュリティ需要の高まり:ランサムウェア等サイバー攻撃の激化と生成AI普及に伴う情報漏洩リスクの増大を背景に、マネージドセキュリティサービスへの需要が拡大し、市場平均を大幅に上回る成長率(前期比32.2%増)を達成。経済産業省の新制度「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」(2026年度末頃開始予定)がさらなる需要拡大を後押し
  • 超高速開発の安定進捗:大型基幹システム再構築プロジェクトが安定進捗し、SI売上高は前期比12.0%増、売上総利益率は30.9%から37.4%へ大幅改善。AI駆動開発手法「JBアジャイル」の10年超の実績が競争優位性として機能
  • マルチクラウド×セキュリティの包括提案:クラウドとセキュリティを一体提案することで案件の大型化・受注拡大につながり、サービス区分全体の売上高は前期比13.0%増、売上総利益も同13.0%増
  • 生成AI活用拡大:Microsoft CopilotおよびMicrosoft 365における案件大型化が進み、AI関連需要が新たな成長ドライバーとして顕在化。ATTAZoo Governanceやガバナンス強化提案など独自ソリューションで差別化を図る
  • ストック型ビジネスへの転換:「委託型のフロービジネス」から「伴走型のストックビジネス」へのビジネスモデル転換を視野に、AI Orchestration Platformの整備を通じた継続的収益モデルの構築を推進

リスク

  • 大型プロジェクトの遂行リスク:超高速開発において複数の基幹刷新プロジェクトが進行中であり、大型プロジェクト遅延が発生した場合、業績に重大な影響を与える可能性がある
  • AI戦略投資によるSI区分の一時的減収減益:来期(2027年3月期)はAI駆動開発への戦略投資推進のためSIセグメントは一時的な減収減益を計画しており、投資効果の発現時期・規模に不確実性がある
  • システム区分の構造的縮小:ハードウェア・ソフトウェア販売はクラウド移行の進展により中長期的に縮小傾向にあり(2026年3月期通期で前期比9.1%減)、他区分の成長による補完が継続的に必要
  • 販売費及び一般管理費の増加:2026年3月期通期の販売費及び一般管理費は16,883百万円(前期比14.0%増)と売上高増加率(8.8%増)を上回るペースで増加しており、利益率への影響を注視する必要がある
  • IT人材不足:高度技術人材の確保・育成が事業拡大の制約要因となる可能性があり、AI駆動開発人材の育成投資が必要。人的リソースの集中投下が必要な大型プロジェクトへの対応力が問われる
  • 競合激化:クラウド・セキュリティ市場の成長に伴い大手SIerや専業ベンダーとの競合が激化する可能性があり、差別化サービスの継続的な拡充が求められる
  • 外部環境リスク:関税・為替・地政学的リスクなど外的要因による経済の不透明感が、顧客企業のIT投資判断に影響を与える可能性がある

最終更新: 2026年6月18日