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株式会社 セキド

9878東証スタンダード小売業

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財務

継続企業の前提に関する重要な疑義

前事業年度の美容事業主力ブランド終了に伴う売上高減少が当事業年度も継続し、2期連続の営業損失・経常損失・当期純損失および営業キャッシュ・フローのマイナスを計上した。加えて、一部取引先金融機関との「譲渡担保権設定契約書」に係る財務制限条項に抵触しており、継続企業の前提に関する重要な疑義が存在する。対応策として新株予約権(第15回〜第19回)の発行により900百万円超の資金調達を実施したが、新株予約権の行使は株価・需給環境に左右されるため、重要な不確実性が残存している。

財務

財務制限条項への抵触リスク

一部の取引先金融機関と締結する「譲渡担保権設定契約書」に係る財務制限条項にすでに抵触しており、是正措置の説明を通じて金融機関の理解・支援を確認している状況にある。当該条項は是正措置への対応を条件にただちに期限の利益を喪失しないとされているが、今後の業績次第では融資継続が困難となるリスクがある。財務基盤の安定化は新株予約権の行使状況に依存しており、資金調達の確実性は保証されていない。

市場

美容事業の主力ブランド依存リスク

美容事業は韓国コスメブランドの輸入総代理店として業績を伸ばしてきたが、主力ブランドの契約終了により売上高が大幅に減少し、2期連続の損失計上につながった。輸入総代理店契約には契約条件変更や解除のリスクが内在しており、特定ブランドへの依存度が高い事業構造は業績の安定性を損なう。現在は美顔器等デバイス分野と自社ブランドコスメを新たな軸として多角化を図っているが、新規商材の収益化には不確実性が伴う。

市場

季節変動による業績偏在リスク

ファッション事業はクリスマス・年末年始商戦が集中する下半期(10月〜3月)、特に12月・1月に業績のウエイトが著しく偏る傾向がある。当該商戦の結果次第では年間業績全体に重大な影響が及ぶ可能性があり、上半期と下半期の業績格差が拡大するリスクがある。季節性の高い収益構造は、商戦期の天候・消費者動向・競合状況等の外部要因に対する脆弱性を高めている。

財務

為替変動リスク

当社は総仕入の約37%を海外からの直接仕入で調達しており、円安進行等の為替変動が仕入コストの上昇を通じて業績に影響を与える可能性がある。輸入ブランド品を主力商品とするビジネスモデル上、為替ヘッジの有無・程度によっては収益性が大きく左右される。有報には具体的なヘッジ手段の記載はなく、為替リスクへの対応状況は不明確である。

財務

固定資産の減損リスク

当事業年度において店舗等の固定資産について312百万円の減損損失を計上した。今後も市場環境の変化や店舗収益性の悪化により追加的な減損損失が発生する可能性があり、財務状況をさらに悪化させるリスクがある。業績低迷が続く中での追加減損は純資産の毀損を加速させ、財務制限条項への抵触状況をより深刻化させる懸念がある。

テクノロジー

顧客情報漏洩リスク

「GINZA LoveLoveスマホアプリ」「&choa!スマホアプリ」および「GINZA LoveLoveカード」を通じて大量の顧客個人情報を取り扱っており、情報漏洩が発生した場合には事業展開・業績・ブランド信頼性に重大な影響が及ぶ可能性がある。個人情報保護方針および個人情報管理マニュアルを策定し対策を講じており、過去に顧客情報流出による問題は発生していない。ただし、サイバー攻撃の高度化等により将来的なリスクは否定できない。

テクノロジー

感染症拡大による事業影響リスク

新型コロナウイルス感染症の拡大は生活様式の変革や国内外の経済環境に大きな影響を与えた実績があり、今後も感染症が拡大した場合には当社事業エリアの消費動向に加え、輸入ブランド品の生産地域や物流への影響を通じて業績が悪化する可能性がある。輸入品依存度が高い事業構造上、海外サプライチェーンの途絶は商品調達に直接的な支障をきたすリスクがある。

テクノロジー

自然災害による事業中断リスク

異常気象・地震・火山活動等の自然災害が国内外で頻発しており、当社の事業活動拠点での発生はもちろん、規模の大きな災害であれば拠点外での発生であっても業績に影響を与える可能性がある。店舗運営事業を展開するファッション事業においては、店舗の物理的損壊や来客数の急減が直接的な売上減少につながるリスクがある。

市場

国際情勢悪化による業績影響リスク

2022年4月に勃発した東欧地域での武力紛争および2026年2月に始まった中東での紛争は、予測困難な影響を国際社会に及ぼしており、物流コストの上昇・輸入ブランド品の調達困難・消費者マインドの悪化等を通じて当社業績に影響を与える可能性がある。輸入ブランド品を主力とする事業構造上、地政学リスクによるサプライチェーン混乱への感応度は相対的に高い。

重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています

最終更新: 2026年7月19日