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株式会社アイネス

9742東証プライム情報通信業

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株式会社アイネス9742

情報サービス事業(単一セグメント)

公共・民間向けITサービスを一貫提供する単一セグメント企業

期間今期前期増減率
売上高(2026年3月期実績)36,616百万円40,563百万円
営業利益(2026年3月期実績)△647百万円3,536百万円
経常利益(2026年3月期実績)△460百万円3,608百万円
親会社株主に帰属する当期純利益(2026年3月期実績)△1,843百万円2,436百万円
売上高営業利益率(2026年3月期実績)△1.8%8.7%
公共分野売上高(2026年3月期実績)17,077百万円19,873百万円
民間分野売上高(2026年3月期実績)19,538百万円20,689百万円
自己資本比率(2026年3月期末)74.9%69.1%
1株当たり純資産(2026年3月期末)1,776.13円1,884.21円
営業キャッシュ・フロー(2026年3月期実績)3,480百万円1,478百万円
現金及び現金同等物期末残高(2026年3月期末)8,273百万円7,991百万円

事業詳細

株式会社アイネスグループは、情報システム・ネットワークの企画・開発から稼働後の運用・保守・メンテナンスまで一貫したサービスを提供する情報サービス事業の単一セグメント。顧客基盤は公共分野(地方自治体向け行政システム等)と民間分野(金融・保険・小売等)に二分され、主力製品は自治体向け行政システム「WebRings」。子会社4社(アイネス総合研究所、アイネスリレーションズ、アイネステクノロジーズ、アイネス総合サービス)と連携し、BPO・クラウド・システム運用等を幅広く展開。AIエージェント機能の研究開発・実装を加速させ、行政事務の高度な自動化による自治体DX牽引を目指している。

直近の概況

自治体標準化延伸・減損損失計上により大幅赤字転落、翌期V字回復を予想

2026年3月期は売上高36,616百万円(前期比9.7%減)、営業損失647百万円(前期は営業利益3,536百万円)と大幅に悪化。公共分野は自治体システム標準化対応の延伸・計画変更に伴う収益認識基準の影響で14.1%減、民間分野は前期大型案件の反動減・アウトソーシング事業一部撤退で5.6%減。さらに標準化関連開発投資の回収不能によるサービス提供用ソフトウェアの減損損失1,104百万円および受注損失引当金488百万円を計上し、当期純損失は1,843百万円に達した。2027年3月期は売上高40,000百万円(前期比9.2%増)、営業利益2,500百万円への回復を予想。年間配当は1株当たり55円(前期比5円増配)を予定している。

主要プロダクト

platform
WebRings(自治体向け行政システム)

当社コア事業である公共分野の主力製品。2026年1月より国標準準拠システムを自治体へ順次提供開始。次世代版の開発も進行中で、特定移行支援団体の標準化システム移行を見据えた機能拡充を推進している。

service
システム開発サービス

売上構成比45.6%(当期16,672百万円)を占める最大カテゴリ。自治体システム標準化対応の延伸等により前期比15.8%減となった。原価比例法または原価回収基準により収益認識。

service
システム運用サービス

売上構成比34.6%(当期12,685百万円)で前期比0.1%増とほぼ横ばい。安定的な収益基盤を形成しており、契約期間にわたり概ね一定の役務を提供するサービスとして収益認識。

service
システム保守サービス

売上構成比13.7%(当期5,014百万円)で前期比1.7%増。運用サービスとともに安定的なストック型収益を形成。

product
AIエージェント機能

従来の業務効率化にとどまらず、AIエージェント機能の研究開発および実装を加速。生成AIを活用した高品質・短期間での導入を実現する開発環境の構築も並行して推進している。

service
BPO・クラウド運用サービス

「その他」カテゴリ(当期1,571百万円、前期比22.2%減)に含まれる。当期はグループ会社におけるアウトソーシング事業の一部撤退に伴い減収となった。

成長ドライバー

  • 2027年3月期より「2028中期経営計画」初年度として「地域社会課題解決モデル」「自治体パッケージ戦略」「ソリューションビジネス戦略」の3事業戦略を推進
  • 2026年1月より国標準準拠WebRingsの自治体への順次提供を開始、2026年度以降の標準化移行計画における受注拡大
  • 特定移行支援団体の標準化システム移行を見据えた次世代WebRings開発の本格化
  • AIエージェント機能の研究開発・実装加速による行政事務の高度な自動化と自治体DX牽引
  • 生成AIを活用した高品質・短期間での導入を実現する開発環境構築による生産性向上
  • アライアンス先ソリューションを活用した顧客数拡大・顧客基盤強化
  • エンジニア専門性評価を主軸とした人事制度改定(2025年4月運用開始)による人材活躍推進

リスク

  • 自治体システム標準化対応の移行遅延・品質問題による原価率悪化リスク(当期に受注損失引当金488百万円を計上)
  • 受注制作ソフトウェアの進捗見積り変更・受注損失引当金の追加計上リスク
  • 標準化関連開発投資の回収不能による追加減損損失計上リスク(当期1,104百万円計上実績)
  • 民間分野における大型システム開発案件の受注減少リスク(当期システム開発売上高前期比15.8%減)
  • グループ会社のアウトソーシング事業縮小に伴う売上減少リスク
  • 構造的なIT人材不足・人材獲得競争の激化による人件費上昇リスク
  • 物価高騰・諸外国の政策動向(米国関税政策等)による国内経済の不確実性

最終更新: 2026年6月22日