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KNT-CTホールディングス株式会社

9726東証スタンダードサービス業

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KNT-CTホールディングス株式会社9726

旅行業

国内・海外・訪日旅行を網羅する単一セグメントの総合旅行事業

期間今期前期増減率
売上高297,065百万円274,516百万円
営業利益6,071百万円6,040百万円
経常利益7,555百万円6,776百万円
親会社株主に帰属する当期純利益9,682百万円7,680百万円
売上総利益56,204百万円52,941百万円
自己資本比率42.3%37.5%
1株当たり純資産670.56円310.44円
1株当たり当期純利益320.57円281.12円
営業活動によるキャッシュ・フロー7,062百万円4,223百万円
現金及び現金同等物期末残高92,060百万円88,073百万円
総資産146,662百万円136,734百万円
純資産62,139百万円51,321百万円

事業詳細

KNT-CTホールディングスの唯一の報告セグメント。クラブツーリズム㈱による個人向けメディア・Web販売(添乗員同行ツアー等)と、近畿日本ツーリスト㈱による法人・団体旅行・MICE事業を両輪とする。国内旅行・海外旅行・訪日旅行(インバウンド)の3領域を取り扱う。資金調達は内部資金のみで、借入・社債発行は行っていない。2027年4月1日を目途にグループ主要4社を吸収合併し一社化する方針を決議済み。

直近の概況

売上高8.2%増の297,065百万円、純利益は繰延税金資産計上等で26.1%増と大幅改善

2026年3月期は海外旅行を中心に取扱いが増加し売上高297,065百万円(前期比8.2%増)を達成。一方、人的投資・システム投資の増加や中東情勢による海外旅行催行中止等の影響で営業利益は6,071百万円(同0.5%増)と微増にとどまった。受取利息の増加(590百万円→995百万円)等により経常利益は7,555百万円(同11.5%増)。繰延税金資産の追加計上(法人税等調整額△2,504百万円)により親会社株主に帰属する当期純利益は9,682百万円(同26.1%増)と大幅増益。後発事象として、2026年5月13日にクラブツーリズム・近畿日本ツーリスト・近畿日本ツーリストブループラネットとの吸収合併契約を締結(2027年4月1日効力発生予定)。またB種種類株式250株を総額25,115百万円で取得・消却することを決議(2026年6月30日予定)。2027年3月期の業績予想は売上高307,000百万円(同3.3%増)、営業利益6,200百万円(同2.1%増)、経常利益7,000百万円(同7.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益6,000百万円(同38.0%減)と減益予想。

主要プロダクト

product
個人旅行(クラブツーリズム)

にっぽん丸チャータークルーズ、国立博物館特別展貸切鑑賞、テレビドラマ世界観再現ツアー等の差別化商品を展開。海外では大エジプト博物館見学ツアーやダイヤモンド・プリンセスチャータークルーズ等の高付加価値商品が好評。最上級ブランド「ロイヤル・グランステージ 銀座サロン」をリニューアルオープン。

service
団体旅行・MICE(近畿日本ツーリスト)

企業系コンベンション、修学旅行、MICE案件、海外見本市視察旅行等を取り扱う。「東京2025世界陸上競技選手権大会」の大会関係者宿泊・輸送、参加チーム事前合宿、一般観戦ツアーを幅広く受託。大阪・梅田に新店舗「LINKS UMEDA店」をグランドオープン。

service
訪日旅行(インバウンド)

クラブツーリズムの多言語対応グローバルサイト「YOKOSO JAPAN TOUR」で花火大会・紅葉名所等の添乗員同行ツアーを提供。近畿日本ツーリストブループラネットは「東京マラソン2026」における海外ランナー受入・多言語対応ヘルプデスク設置等の大会運営支援を実施。2030年までに世界30か所への拠点設置を目標に掲げる。

service
大阪・関西万博関連事業

2025年4月から10月に開催された大阪・関西万博において、個人旅行・団体・教育旅行による送客のみならず、パビリオン運営や警備員宿泊などの事業も受託した。

service
地域共創事業

島根県・岐阜県高山市・北海道上富良野町等と包括連携協定を締結。クラブツーリズムと近畿日本ツーリストが一体となり、地域特性に応じた「DMC(デスティネーション・マネジメント・カンパニー)事業モデル」を確立し、包括的な観光サービスの提供を目指す。

service
未来創造事業

学研ホールディングスと連携し、テーマ旅行と探究学習を融合させた新たな学習プログラムの開発・提供や「探究学習専門スクール」の設立に向けた取り組みを推進。異業種企業とのコラボレーションにより10年後・20年後を担う次世代事業の育成に取り組む。

成長ドライバー

  • 訪日旅行(インバウンド)の拡大:円安基調の継続と航空座席供給増を背景に需要が大きく伸び、旅行業界全体を牽引
  • 海外旅行の回復:コロナ禍以前の水準へ向けて徐々に回復が進み、旅行単価の上昇も寄与
  • クラブツーリズムの高付加価値商品拡充:チャータークルーズ・特別展貸切鑑賞・大エジプト博物館ツアー等の差別化商品が好評
  • 大型スポーツ・文化イベント関連需要の取り込み:東京2025世界陸上・東京マラソン2026・大阪・関西万博等への積極関与
  • 地域共創事業・訪日旅行事業を成長の柱として位置づけ、DMC事業モデルの確立とグローバルネットワーク再構築を推進
  • 受取利息の増加による営業外収益の拡大(前期590百万円→当期995百万円)
  • 2027年4月の一社化(グループ主要4社吸収合併)による経営資源集約・意思決定の一本化・業務効率化
  • 個人旅行事業の一体化(2026年4月実施)による合計1,000万人顧客基盤の活用とBtoC事業の価値向上

リスク

  • 国内旅行:宿泊費を含む旅行代金の上昇・生活コスト増加による消費者の節約志向が継続し、需要の伸び悩みリスク
  • 海外旅行:円安基調・渡航先物価上昇・原油価格高止まりによる旅行代金高騰が需要回復を抑制するリスク
  • 地政学的リスク:中東情勢等の悪化による海外旅行催行中止リスク(当期も中東情勢により催行中止が発生)
  • 自然災害・感染症:大規模自然災害・国際テロ・紛争・感染症等が発生した場合の需要急減リスク
  • OTA競合・デジタル化:外資を含むOTAの事業拡大やダイナミックプライシング機能の進化による競争激化
  • コスト増加:人件費・システム投資・減価償却費の増加が利益を圧迫するリスク(当期も人的投資・システム投資増加が営業利益を抑制)
  • 人口減少・高齢化:国内における人口動態の変化が旅行需要の構造的な下押し要因となる可能性
  • 一社化に伴う統合リスク:2027年4月の吸収合併実施に際し、システム統合・組織再編・人材配置等に係る実行リスク
  • B種種類株式償還に伴うキャッシュアウト:2026年6月に総額25,115百万円の支出が予定されており、財務への影響
  • 2027年3月期業績予想の減益:親会社株主に帰属する当期純利益が6,000百万円(前期比38.0%減)と大幅減益予想

最終更新: 2026年6月15日