事業内容
株式会社シーイーシーは1968年設立の独立系ITサービス企業(東証プライム上場)。連結子会社8社を含むグループで、「インテグレーション」「コネクティッド」「ソリューション」の3セグメントを展開する。
インテグレーションセグメントでは情報システムの企画からインフラ設計・構築・運用までICT全般をワンストップ提供し、売上構成比65.2%を占める。コネクティッドセグメントではモビリティ・スマートファクトリー向けシステム開発とデータ活用サービスを、ソリューションセグメントではセキュリティ技術とデータセンターを軸に公共・文教・物流・医療等の多様な分野へ自社製品・サービスを提供する。
主要顧客は自動車産業・官公庁・製造業等の幅広い産業領域に及ぶ。
ビジネスモデル
受注型のシステム開発・インフラ構築(インテグレーション)を収益基盤としつつ、自社製品(SmartSESAMEシリーズ、Facteyeシリーズ等)やセキュリティ監視サービス・データセンターサービスによるストック型収益を積み上げる複合モデル。DX投資需要を取り込みながら、受注残高22,952百万円(前期比142.0%)を次期収益に転換する構造を持つ。
企業の強み
2026年1月期の受注残高は合計22,952百万円(前期比142.0%)。うちインテグレーションセグメントが14,716百万円(前期比171.9%)と突出して積み上がっており、次期以降の売上高への転換が高い確度で見込まれる。
受注高も72,671百万円(前期比128.4%)と全セグメントで拡大している。
コネクティッドセグメントの営業利益率は19.3%、ソリューションセグメントは17.5%と高水準。ソリューションセグメントでは自社製品(SmartSESAMEシリーズ等)とセキュリティ監視サービスがともに二桁伸長し、受注高11,676百万円(前期比130.6%)・受注残高5,868百万円(前期比111.1%)と将来収益の可視性も高い。
2026年1月期末の現金及び現金同等物残高は25,200百万円。有利子負債比率は極めて低く、キャッシュ・フロー対有利子負債比率は0.1年、インタレスト・カバレッジ・レシオは1,425.6倍を維持。
自己株式取得(上限2,000百万円)・配当(1株60円、総額1,901百万円)を実施しながらも財務健全性を保つ。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は45,221百万円(2022期)→65,882百万円(2026期)と年平均約10%成長を継続。2027年1月期第1四半期は売上高16,794百万円(前年同期比+17.2%)、営業利益2,315百万円(同+29.7%)、営業利益率13.8%(前年同期12.5%から1.3ポイント改善)と成長が加速している。
外部要因としてDX投資需要の継続・サイバーセキュリティ意識の高まりが追い風となる一方、高採算の注力事業(マイグレーション・セキュリティ・データマネタイゼーション)への集中が利益率改善の主因。通期予想は売上高68,000百万円(前期比+3.2%)、営業利益7,750百万円(同+5.6%)と保守的な設定であり、1Q進捗率から上振れ余地が存在する。
成長戦略
中計2025-2027のもと注力事業集中と自社製品強化でVISION 2030を目指す
DX推進を背景としたレガシーシステムのクラウド・モダン化需要を取り込み、前期施策の成果が二桁伸長として顕在化。Microsoft 365を含むOA領域構築案件も伸長しており、企業のシステム刷新需要を継続的に獲得する中核施策。
サイバー攻撃の高度化を背景に官公庁向け自社製品が大幅伸長。受注高5,156百万円(前年同期比178.0%)・受注残高8,613百万円(同143.9%)と積み上がりが顕著であり、ストック型収益への転換を牽引する最重要施策。
自動車産業向けビッグデータ利活用基盤構築が牽引し計画通りの伸長。データ利活用基盤Resolana™・製造設備管理Facteye®等の自社製品開発を継続し、製造業のデータ活用需要を取り込む。受注高3,338百万円(前年同期比105.1%)と安定成長。
2026年6月11日取締役会決議により自己株式取得(上限1,200,000株・2,000百万円)および取得株式の全株消却(2027年1月15日予定)を決定。年間配当予想85円(前期70円から21.4%増配)と合わせ、資本効率向上と株主還元の両立を図る。
最終更新: 2026年7月17日

