株式会社ビジネスブレイン太田昭和 logo

株式会社ビジネスブレイン太田昭和

9658東証プライム情報通信業

株式会社ビジネスブレイン太田昭和 logo
株式会社ビジネスブレイン太田昭和9658

事業内容

株式会社ビジネスブレイン太田昭和(BBS)は1967年創業、50年超の社歴を持つ国内ITサービス企業。コンサルティング・システム開発事業(売上収益27,602百万円)とマネージメントサービス(BPO)事業(同11,451百万円)の2セグメントで構成される。

経営会計・IFRS対応・内部統制・PLM等の高度なコンサルティングから、会計・人事パッケージ導入、さらに経理・人事・財務領域のBPOまでをシームレスに提供する「BBSサイクル」が事業の根幹。主要顧客は大手製造業・インフラ系・金融機関等の国内大企業。

連結子会社13社・持分法適用会社2社を擁し、東京証券取引所プライム市場に上場。

ビジネスモデル

顧客の業務課題をコンサルティングで把握し、自社・パートナー製品を活用したシステム導入で解決策を実装、その後の業務運用をBPOとして受託する「BBSサイクル」により、単発案件に留まらない継続的な収益関係を構築する。コンサルティング・システム開発が売上収益の約71%、BPOが約29%を占め、BPO比率の向上が収益安定化に寄与している。

M&Aによるサービス領域拡張も積極的に推進。

企業の強み

経営会計コンサルティング・システム開発・BPOをシームレスに提供できる体制は競合他社にはないと同社は説明。2025年3月期の受注高は40,377百万円(前期比16.4%増)、受注残高は12,998百万円(同13.8%増)と手元受注が積み上がっており、サービス連鎖の実効性が受注実績に表れている。

㈱フレスコ(2023年11月取得)・㈱トゥインクル(2024年1月取得)の通年寄与により、2025年3月期のBPO事業売上収益は前期比31.1%増の11,451百万円を達成。トゥインクル単独で2,086百万円の増収に貢献。

沿革上も2014年以降継続的にM&Aを実施し、グループ機能を拡充してきた実績を持つ。

2025年3月期末の現金及び現金同等物は9,908百万円、総資産45,323百万円に対し自己資本29,612百万円(自己資本比率約65%)。取引銀行2行との当座貸越契約(極度額1,500百万円)も保有し、M&A等の成長投資に対応できる財務余力を維持している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期は売上収益42,100百万円(前期比+8.5%)、営業利益3,262百万円(同+13.6%)、当期利益2,987百万円(同+21.0%)と、前期の特殊利益剥落後の正常化局面においても実力ベースで増収増益を達成。コンサルティング・システム開発セグメントの受注高・受注残高の積み上がりが示す通り、足元の需要環境は堅調であり、業績モメンタムは良好と評価できる。

2026年3月期売上収益42,100百万円から2030年に100,000百万円を目指すには、残り4年で年率約24%の成長が必要となる。オーガニック成長(直近+8.5%)のみでは到達困難であり、M&Aの規模・頻度の拡大が不可欠。

M&A案件の質・統合リスク・のれん償却負担が今後の利益率に与える影響を注視する必要がある。

BPO&マネージドサービスセグメントは前連結会計年度の事業利益902百万円(売上収益比約9.8%)と、コンサルティング・システム開発セグメント(同約9.3%)と同水準だが、BPaaSへの移行投資や人件費上昇(外部要因として労働市場の逼迫)が利益率の上値を抑える可能性がある。BPaaSによる高付加価値化が利益率改善に結びつくかが中期的な注目点。

成長戦略

BBS2026でBBSサイクル強化・M&A・BPaaS展開によりGoal2030(売上高1,000億円)を目指す

コンサル→システム導入→BPO運用の循環モデルを強化し、既存顧客の深耕と新規顧客獲得を推進。2026年3月期の増収達成により、サイクルの有効性が継続的に実証されている。

㈱フレスコ・㈱トゥインクル等の買収実績を踏まえ、引き続きM&Aを成長エンジンとして活用。Goal2030達成に向けてオーガニック成長を補完する大型・中型M&Aの継続実行が不可欠。

人事給与・経理領域においてBPOとDXを融合したBPaaS(Business Process as a Service)を展開し、高付加価値化と利益率改善を図る。BPO市場の安定成長(外部要因)を取り込みながら差別化を推進。

最終更新: 2026年7月17日