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株式会社セレスポ

9625東証スタンダードサービス業

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株式会社セレスポ9625

事業内容

株式会社セレスポは1977年設立のイベント総合請負専業企業。ベース事業(各営業拠点が担当する多様なイベント領域)、スポーツ事業(中央競技団体等のスポーツ・競技イベント)、ロイヤルイベント事業(皇室ご臨席行事を中心とした全国持ち回りイベント)の3部門を展開する。

企画・会場設営・演出・進行・運営を一貫して請け負い、全国に展開する支店網を活用した「顧客起点」と「現場対応力」を強みとする。東京証券取引所スタンダード市場上場。

親会社・子会社は存在しない独立企業である。

ビジネスモデル

顧客からイベント制作を一括受託し、企画立案から会場設営・演出・運営まで一貫して提供することで対価を得る。売上高は案件数と案件単価の掛け合わせで決まる構造であり、国際的イベントや大型スポーツ大会の開催年には単価上昇が業績を押し上げる。

外注費・材料費・人件費が主要コストで、売上原価率は約64.7%(2026年3月期)。資金調達は自己資金を基本とし、財務的な安定性を維持している。

企業の強み

1977年の設立以来、札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡など全国主要都市に支店を展開。約50年にわたるイベント制作の実績と全国ネットワークにより、地域を問わず多様なイベントに対応できる体制を構築している。2027年3月期には創立50周年記念事業の全国開催も予定されている。

ロイヤルイベント事業部門では皇室ご臨席行事を中心とした全国持ち回りイベントを担当。2026年3月期の同部門売上高は3,025百万円(構成比20.0%)を占める。高度な運営品質と信頼性が求められる特殊領域での実績は、競合他社が短期間で模倣困難な参入障壁となっている。

2016年にイベントの持続可能性に関する国際標準規格ISO 20121の認証を取得。「サステナブルイベント」「チームビルディング」「イベントDX」をテーマとしたウェブサイトも公開しており、ESG対応を求める顧客ニーズへの対応力を有する。

プライバシーマーク認定(2009年)や警備業認定(2005年)も取得済みである。

エンヴァリスの着眼点

前期に1,303百万円計上した独占禁止法関連損失引当金は当期に1,163百万円取り崩され、期末残高は140百万円まで縮小した。これにより当期純利益は766百万円と黒字転換を果たした。

ただし「その他」注記において、法令違反時に契約相手方が金銭的請求権を行使できる条項が存在することが開示されており、潜在的な偶発債務リスクは引き続き注視が必要である。

2026年3月期は売上高15,138百万円(前期比+10.8%)、営業利益1,083百万円(同+35.5%)と回復が続いた。しかし2027年3月期予想は売上高15,500百万円(+2.4%)に対し、営業利益1,000百万円(▲7.7%)、当期純利益680百万円(▲11.3%)と減益見通し。

創立50周年記念事業の全国開催を計画しているが、コスト増加が利益を圧迫する構図が示されており、収益性の持続的改善には課題が残る。

2026年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは13百万円(前期510百万円)と大幅に減少した。独禁法関連損失引当金の取崩し(▲1,163百万円)が主因であり、税引前利益1,087百万円に対してキャッシュ創出力は限定的。

投資CFは定期預金の預入2,000百万円が主因で▲2,125百万円となり、現金及び現金同等物は4,499百万円に減少。定期預金を含む実質的な手元流動性の評価が投資判断上の重要ポイントとなる。

成長戦略

基盤強化・信頼構築・現場対応力発揮による持続的リバイバルを推進

前期より継続する事業基盤再建施策として、全国拠点のマネジメント強化を推進。2026年3月期は売上高・営業利益ともに前期比増を達成し、施策の効果が数値に表れている。

強固で強靭なセレスポを目指すための人材育成投資を継続。賞与・福利厚生費等の人件費増加が見られ、人材への投資が進んでいる。中長期的な競争力強化につながる施策として位置づけられている。

2027年3月期に創立50周年記念事業を全国で計画。売上高15,500百万円(前期比+2.4%)への寄与を見込む一方、関連コスト増加により営業利益は1,000百万円(同▲7.7%)と減益予想。次期の配当は普通配当40円に特別配当10円を加えた年間50円を予定。

最終更新: 2026年7月19日