継続企業の前提に関する重要な不確実性
当連結会計年度において営業損失70,733千円、経常損失91,977千円、親会社株主に帰属する当期純損失140,227千円を計上しており、前連結会計年度も営業損失393,918千円、マイナスの営業キャッシュ・フロー348,282千円を計上した。金融機関等からの新たな資金調達の見通しが得られていない状況であり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象が存在する。対応策として2025年8月28日付で第三者割当による新株式発行及び第3回新株予約権の発行を完了し財務体質強化を図っているが、財務基盤安定化の見通しは依然として得られていない。
営業キャッシュ・フロー減少と資金調達リスク
事業収益の低迷が継続した場合、手元流動性の維持が困難となり資金調達手段の確保が経営上の重要課題となる。金融機関からの新規融資申請は実現に至っておらず、新株発行やグループ内資金移動による資金確保に依存している状況にある。さらなる資本増強策を検討・推進しているものの、具体的な見通しは得られていない。
為替変動リスク
当社グループの売上高の約6割は海外売上高であり、当社のロイヤリティ売上高も海外子会社からのものであるため、為替変動が経営成績・財政状態・競争力に直接影響する。特に円が米ドルに対して大きく変動した場合に悪影響を受ける可能性があり、長期的な業績への影響が懸念される。期初に想定為替レートを設定して計画を作成しているが、為替変動リスクを完全に排除する手段は講じられていない。
個人情報漏洩リスク
事業遂行に関連して多数の個人情報を保有しており、予期せぬ事態による情報流出の可能性が皆無ではない。情報流出が発生した場合、社会的信用の低下、多額の対応費用の発生、ブランド価値の毀損を通じて業績に悪影響を与える可能性がある。管理体制の整備に努めているとしているが、具体的な対策の詳細は開示されていない。
適時開示体制の不備リスク
社内情報伝達・判断プロセスに不備が生じた場合、開示の遅延や誤りが発生し投資家の信頼性に影響を与える可能性がある。過去に決算の開示遅延の事実があり、今後の重要課題として認識されている。適時開示体制の整備に努めているとしているが、体制の実効性については引き続き注視が必要である。
グループ会社の事業縮小・清算リスク
ウィルソン・ラーニング ヨーロッパ LTD.(イギリス)及びウィルソン・ラーニング フランス(フランス)は2024年8月より事業をウィルソン・ラーニング コーポレーション(米国)へ移管し運営合理化を進めている。ウィルソン・ラーニング チャイナ(中国)はカントリーリスクを鑑み清算に向けた事業縮小を継続しており、グループ体制の大幅な見直しが進行中である。これらの再編に伴う追加コストや収益への影響が生じる可能性がある。
収益構造の慢性的悪化
2020年3月期以降売上高が著しく減少し、複数期にわたり重要な営業損失・経常損失・当期純損失を計上している。当連結会計年度は売上高が回復傾向にあるものの、依然として損失が継続しており収益構造の抜本的改善には至っていない。ライセンス型案件への注力や外部パートナーとの協同プロモーション拡大等の施策を推進しているが、効果の発現時期は不透明である。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

