松竹株式会社9601
映像関連事業
映画製作・配給・興行からコンテンツ二次利用まで垂直統合する松竹グループ最大の売上セグメント。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(外部顧客)・2027年2月期第1四半期 | 11,585百万円 | 11,456百万円(2026年2月期第1四半期) | ↑ |
| セグメント利益・2027年2月期第1四半期 | 16百万円 | 416百万円(2026年2月期第1四半期) | ↓ |
| セグメント売上高(外部顧客)・通期参考 | 52,949百万円(2026年2月期通期) | — | — |
| セグメント利益・通期参考 | 2,519百万円(2026年2月期通期) | — | — |
事業詳細
劇場用映画の製作・売買・配給・興行(シネコン運営)、テレビ映画の制作・販売、BS・CS・CATVのソフト製作・編集、衛星基幹放送・一般放送(松竹ブロードキャスティング㈱)、ビデオソフトの製作・買付・販売、映像版権許諾、音楽著作権の利用開発・許諾等を手掛ける。コンテンツの製作から興行・二次利用まで一貫した収益化を図る中核セグメント。2027年2月期第1四半期は演劇事業に売上高で逆転されており、相対的な比重が変化している。
直近の概況
売上高は前年同期比1.1%増の微増も、セグメント利益は96.0%減と大幅悪化。
2027年2月期第1四半期(2026年3月~5月)の映像関連事業は、売上高11,585百万円(前年同期比1.1%増)と微増にとどまった一方、セグメント利益は16百万円(前年同期416百万円)と96.0%減と急減した。興行面では「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」が100億円超のヒットとなったが、配給収益の構成変化や費用増加等が利益を圧迫したとみられる。なお、当四半期の減損損失2,335百万円は演劇事業・不動産事業に帰属し、映像関連事業への直接影響は限定的。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」等の大ヒット作による興行収入の積み上げ
- Amazon Prime Video等への独占配信契約による映像版権収入の拡大
- 「正反対な君と僕」等の海外権利販売好調によるグローバル収益化
- CS放送の新規CATV局導入(大規模局含む複数局)による有料放送収入の拡大
- テレビアニメ・連続ドラマ制作による番組販売収益の多様化
- DVD・ブルーレイ販売の堅調推移による二次利用収益の確保
リスク
- ヒット作依存の収益構造により、興行成績の不振が業績に直結するリスク(当第1四半期はセグメント利益が16百万円まで急減)
- 米国通商政策の動向や地政学リスクによる洋画供給・海外展開への影響
- 物価高・実質賃金低迷による個人消費の抑制と映画館来場者数への影響
- 配信プラットフォームとの交渉力格差による映像版権収入の変動リスク
- BS放送事業からの撤退決議(2025年2月取締役会)に伴う収益構造の変化
- 減損損失リスク(大阪松竹座閉館に伴う演劇・不動産事業での減損損失2,335百万円計上が示すように、施設の解体・閉鎖決議が減損トリガーとなるリスク)
最終更新: 2026年5月25日

