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株式会社エアークローゼット

9557東証グロースサービス業

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株式会社エアークローゼット9557

パーソナルスタイリング事業(単一セグメント)

月額制ファッションレンタルを核とする国内唯一のFaaS型サブスクサービス

期間今期前期増減率
売上高(2026年6月期第3四半期累計)3,874百万円(前年同四半期比+6.2%)3,647百万円(2025年6月期第3四半期累計)
営業損益(2026年6月期第3四半期累計)△256百万円(営業損失)127百万円(2025年6月期第3四半期累計、営業利益)
経常損益(2026年6月期第3四半期累計)△265百万円(経常損失)116百万円(2025年6月期第3四半期累計、経常利益)
四半期純損益(2026年6月期第3四半期累計)△259百万円(四半期純損失)116百万円(2025年6月期第3四半期累計、四半期純利益)
EBITDA(2026年6月期第3四半期累計)565百万円(前年同四半期比△27.8%)783百万円(2025年6月期第3四半期累計、逆算値)
1株当たり四半期純損益△31.36円14.16円(2025年6月期第3四半期累計)
総資産(2026年6月期第3四半期末)2,733百万円2,752百万円(2025年6月期末)
純資産(2026年6月期第3四半期末)292百万円554百万円(2025年6月期末)
自己資本比率(2026年6月期第3四半期末)10.3%19.6%(2025年6月期末)
現金及び預金(2026年6月期第3四半期末)808百万円1,092百万円(2025年6月期末)
通期業績予想・売上高(2026年6月期)5,155百万円(前期比+4.0%)4,958百万円(2025年6月期実績)
通期業績予想・営業損益(2026年6月期)△217百万円(営業損失)102百万円(2025年6月期実績、営業利益)

事業詳細

国内在住女性向けにスタイリストがパーソナルスタイリングした洋服を個宅配送・レンタルする「airCloset」を主軸に、家具・家電のメーカー公認月額制レンタルモール「airCloset Mall」、都度課金型「airCloset Spot Rental」、循環型物流プラットフォームの外部企業向け提供(2件受託)を展開。2026年3月よりセルフセレクト機能を追加し、2026年5月下旬には男性向けサービス「airCloset Men's」の開始を予定するなど、サービス対象の拡大を推進している。

直近の概況

新規会員獲得の低迷と先行投資拡大により第3四半期累計で営業損失256百万円に転落

2026年6月期第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)の売上高は3,874百万円(前年同四半期比+6.2%)と増収を確保したものの、販売費及び一般管理費が前年同四半期の1,639百万円から2,001百万円へ大幅増加し、営業損失256百万円(前年同四半期は営業利益127百万円)に転落。新規会員獲得がセルフセレクトリリース時の再登録優先策や会員獲得チャネル見直しの遅れにより想定を下回った。一方、2026年3月のセルフセレクト機能追加、2026年5月下旬の男性向けサービス「airCloset Men's」開始予定など中長期成長基盤の構築は進捗。通期業績予想を修正し、売上高5,155百万円・営業損失217百万円を見込む。

主要プロダクト

service
airCloset

国内在住女性向けに、専属スタイリストが選んだ洋服を個宅配送・レンタルする主力サブスクサービス。2026年3月よりお客様自身が選択する「セルフセレクト」機能を追加し、既存会員の再登録促進と新規会員獲得の拡大を図っている。既存会員の継続率は順調に推移しているが、新規会員獲得が想定を下回り、四半期末会員数は前年同時点比微増にとどまっている。

platform
airCloset Mall

メーカー公認のもと、家具・家電を購入前に試せる月額制レンタルモール。循環型物流プラットフォームを活用して展開しており、airClosetの物流インフラを共用することでオペレーション効率を高めている。

service
airCloset Spot Rental

2024年11月に「airCloset Dress」として開始し、2025年10月よりブラックフォーマルやアウターなどに対象商品を拡大し「airCloset Spot Rental」に改称。循環型物流プラットフォームを活用した都度課金型サービスとして認知拡大に取り組んでいる。

platform
循環型物流プラットフォーム(外部企業向け提供)

自社サービスで磨き上げた循環型物流プラットフォームを外部企業に提供するBtoB事業。現時点でレンタルサービスにおいて2件の受託実績を有し、今後も継続して企業向け取り組みを推進する方針。

service
airCloset Men's

従来女性向けに限定されていたairClosetのサービス対象を男性に拡大する新サービス。2026年5月下旬の開始を予定しており、中長期の成長基盤構築に向けた戦略的施策として位置づけられている。

成長ドライバー

  • セルフセレクト機能の新規会員向け認知拡大による会員獲得構造の変革
  • 男性向けサービス「airCloset Men's」(2026年5月下旬開始予定)による対象市場の拡大
  • 既存会員の高い継続率を基盤とした安定的なサブスクリプション収益の積み上げ
  • 顧客単価の上昇(価格改定・アップセル・クロスセルオプション拡充)
  • 循環型物流プラットフォームの外部企業向け展開によるToB収益の創出(現時点で2件受託)
  • airCloset Spot Rentalの認知拡大による都度課金型収益の多様化
  • 会員獲得チャネルの多様化(広告依存からの脱却、コラボレーション・オフライン接点等)

リスク

  • 新規会員獲得の低迷継続リスク:セルフセレクト・チャネル見直しの効果発現に時間を要しており、第4四半期以降も獲得数が想定を下回る可能性
  • 先行投資拡大による収益悪化リスク:販売費及び一般管理費が前年同四半期比+22%増加しており、通期で営業損失217百万円を見込む
  • 財務健全性リスク:自己資本比率が2025年6月期末19.6%から2026年6月期第3四半期末10.3%へ急低下し、利益剰余金の累積赤字が643百万円に拡大
  • 流動性リスク:現金及び預金が期首1,092百万円から808百万円へ減少。当座貸越・貸出コミットメント枠(650百万円)を全額実行済みで未実行残高ゼロ
  • 借入依存度の上昇リスク:長期借入金が前期末560百万円から900百万円へ増加し、短期借入金も572百万円から815百万円へ拡大
  • 資産除去債務の見積り変更リスク:倉庫等の原状回復費用の見積り変更により資産除去債務が期首比44百万円増加、今後も追加計上の可能性
  • シェアリングエコノミー・ファッションEC市場への大手事業会社の参入による競争激化
  • 物価上昇・景気不透明感による個人消費の下振れリスク
  • レンタル用資産・倉庫設備への継続的な先行投資に伴うキャッシュアウト(レンタル用資産純額:前期末771百万円→第3四半期末857百万円、建物純額:152百万円→285百万円)

最終更新: 2025年9月22日