北海道電力株式会社9509
北海道電力(発電・小売電気事業)
ほくでんグループの中核。発電・小売電気事業とコーポレート機能を担う。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(セグメント間取引消去前) | 735,808百万円 | 788,051百万円 | ↓ |
| セグメント経常利益 | 44,618百万円 | 53,689百万円 | ↓ |
| 有形固定資産及び無形固定資産の増加額(設備投資) | 138,739百万円 | 86,723百万円 | ↑ |
| 減価償却費 | 34,992百万円 | 36,417百万円 | ↓ |
| 小売販売電力量 | 22,058百万kWh | 22,729百万kWh | ↓ |
| 他社販売電力量 | 11,981百万kWh | 10,770百万kWh | ↑ |
| 支払利息 | 14,793百万円 | 10,949百万円 | ↑ |
事業詳細
北海道電力セグメントは、グループ本社機能(コーポレート)と発電・小売電気事業を一体的に担う中核セグメントである。水力・火力・新エネルギー等による自社発電に加え、他社受電電力を組み合わせて電力を調達し、低圧(電灯・電力)および高圧・特別高圧の小売販売、ならびに他社向け卸販売を行う。2026年3月期の小売販売電力量は22,058百万kWh(前期比△3.0%)、他社販売電力量は11,981百万kWh(同+11.2%)。燃料価格低下に伴う燃料費等調整額の減少が売上高を押し下げた一方、燃料費等調整制度の期ずれ差益拡大や水力発電量増加が収益を下支えした。
直近の概況
燃料費調整額減少と泊再稼働費用・金利上昇が重なり、売上高・利益ともに前期比減少。
2026年3月期の売上高は燃料価格低下に伴う燃料費等調整額の減少などにより前期比52,242百万円減の735,808百万円。セグメント経常利益は燃料費等調整制度の期ずれ差益拡大や水力発電量増加(出水率103.6%)による燃料費削減があったものの、泊発電所の再稼働に向けた取り組みや労務費・物価・金利の上昇などにより前期比9,071百万円減の44,618百万円となった。設備投資は138,739百万円と前期比大幅増加し、カーボンニュートラルに向けた投資が加速している。2027年3月期は燃料費等調整制度の期ずれ影響が差益から差損に転じることで収支悪化が見込まれ、経常利益は大幅減少が予想される。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 水力発電量増加に伴う燃料費削減効果(2026年3月期出水率103.6%、発電量3,646百万kWh)
- 他社販売電力量の増加(再生可能エネルギー買取増加に伴う卸販売拡大、前期比+11.2%)
- 泊発電所再稼働による燃料費削減・収益改善期待
- 次世代半導体工場・大型データセンター等のデジタル産業立地に伴う中長期的電力需要増加
- 石狩湾新港発電所2号機(2030年度運転開始予定)・3号機(2033年度)による供給力強化
- カーボンニュートラル実現に向けた設備投資拡大(建設仮勘定431,887百万円)
リスク
- 燃料費等調整制度の期ずれ差損発生リスク(2027年3月期は差益から差損に転じる見通し)
- 泊発電所再稼働の遅延リスク(審査長期化・追加安全対策工事)
- 燃料価格・卸電力市場価格の上昇による調達コスト増加リスク(2027年3月期想定:原油CIF95$/bl、為替158円/$)
- 気温変動による電力需要の変動リスク(冷暖房需要の減少)
- 労務費・物価・金利の上昇による費用増加リスク(支払利息が前期比3,844百万円増加)
- 卸電力市場価格低位推移による厳しい競争環境継続と小売販売電力量の減少リスク
- 再生可能エネルギー大量導入に伴う系統安定化コストの増加リスク
最終更新: 2026年6月23日

