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株式会社サカイホールディングス

9446東証スタンダード情報通信業

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事業内容

株式会社サカイホールディングスは、愛知県名古屋市を本拠とする持株会社(2017年10月移行)で、連結子会社4社とともに6事業を展開する。コア事業は全国15ヶ所の太陽光発電所を運営する再生可能エネルギー事業で、FIT制度による20年固定売電単価が安定収益を支える。

最大売上セグメントはソフトバンク系携帯ショップを運営する移動体通信機器販売関連事業(売上高12,110百万円)。その他、保険代理店事業、愛知県内8会館の葬祭事業、不動産賃貸・管理事業、法人向けDXコンサルティングのビジネスソリューション事業を擁し、地域生活インフラの総合提供者として機能している。

2025年9月期の連結売上高は17,017百万円。

ビジネスモデル

収益の柱は二つ。第一に再生可能エネルギー事業では、中部電力・東京電力EP・関西電力等と締結した20年固定価格の電力受給契約に基づき安定的な売電収入を得る(営業利益率49.0%)。

第二に移動体通信機器販売関連事業・ビジネスソリューション事業では、ソフトバンク株式会社の一次代理店として端末販売と回線契約取次手数料を収受する。保険代理店事業は保険会社からの手数料、葬祭事業は施行料・法要請負料、不動産賃貸・管理事業は月極賃貸料が収益源となる。

企業の強み

再生可能エネルギー事業は2025年9月期売上高2,387百万円、営業利益1,169百万円、営業利益率49.0%を達成。全国15ヶ所の発電所を分散配置し気候リスクを低減。自社エンジニアによるO&M内製化でコスト削減を実現しており、FIT契約期間は最長2039年まで継続する。

2000年4月にジェイフォン東海(現ソフトバンク)の一次代理店地位を取得して以来、25年超の取引継続実績を持つ。2025年9月期のソフトバンク向け販売実績は4,876,114千円(総売上の28.7%)。移動体通信機器販売関連事業とビジネスソリューション事業の両輪でキャリアとの関係を深化させている。

法人向けDXコンサルティングを軸とするビジネスソリューション事業は、2025年9月期売上高752百万円(前期比23.6%増)、営業利益91百万円(前期比178.3%増)と急拡大。有償サポートサービス「SKIモバイルサポート」によるストック収益積み上げと、2025年5月の静岡営業所開設など組織拡大が進行中。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期は売上高9,173百万円(前年同期比11.4%増)、営業利益623百万円(同17.3%増)と上位利益は順調に拡大した一方、再生可能エネルギー事業セグメントで193百万円の減損損失を計上したことで税金等調整前中間純利益は384百万円にとどまり、親会社株主に帰属する中間純利益は248百万円(同18.3%減)と大幅に落ち込んだ。減損損失の発生頻度・規模が純利益の安定性を損なうリスクとして引き続き注視が必要。

再生可能エネルギー事業は出力制御の回数増加および実施対象地域の拡大により発電量へのマイナス影響が継続している。加えて当中間期に193百万円の固定資産減損損失を計上しており、前年同期(移動体通信事業で26百万円)から大幅に拡大した。

FIT収益の安定性はグループの利益基盤を支えるが、出力制御の政策的拡大や設備の経年劣化に伴う減損リスクは外部要因として中長期的な収益変動要因となり得る。

2026年9月期通期業績予想は売上高17,083百万円(前期比0.4%増)、営業利益1,537百万円(同4.9%増)、当期純利益918百万円(同6.9%増)で変更なし。中間期の売上高進捗率は53.7%と概ね順調だが、純利益の中間期実績248百万円に対し通期予想918百万円は下期に670百万円の純利益が必要な計算となり、下期偏重の構造が顕著。

移動体通信事業の手数料条件変更リスクやソフトバンク依存度の高さも構造的リスクとして残存しており、通期達成の確度を慎重に見極める必要がある。

成長戦略

再エネ拡充・法人DX取込み・多チャネル化・葬祭高付加価値化による収益多様化

建設仮勘定が前期末比501百万円増の1,051百万円に拡大しており、新規発電所等への積極投資が進行中。自社エンジニアによるO&M内製化と全国分散配置で収益性・安定性を維持しながら発電容量の拡大を図る。

外販専門部門の増員・強化により商業施設等での積極的な営業展開を推進。光回線・クレジットカード・ポイント・決済サービスを組み合わせた経済圏型ライフスタイルコンサルティングで客単価向上とARPU改善を目指す。

2026年9月期中間期に販売台数36,412台・売上高6,900百万円・営業利益326百万円(前年同期比39.4%増)と成果が顕在化。

有償アフターフォローサービス「SKIモバイルサポート」の加入社数が2026年3月末時点で1,600社(前年比約2倍)に達し、ストック収益が急拡大。法人向けDXコンサルティングのクロスセル強化と組み合わせ、継続的な収益基盤の構築を推進。

新拠点の営業活動が本格始動し、2026年9月期中間期の売上高は329百万円(前年同期比18.9%増)と拡大。前年同期に19百万円の営業損失だった同事業が7百万円の営業利益に転換しており、採算性改善が進んでいる。医療保険等第三分野商品の加入件数が堅調に推移。

樹木葬・永代供養墓の販売、相続手続き支援、遺品整理等のサポート体制強化によりサービスの高付加価値化を推進。ただし2026年9月期中間期は売上高514百万円(前年同期比5.9%減)、営業利益89百万円(同21.2%減)と苦戦しており、家族葬浸透による葬祭規模縮小への対応が課題。

最終更新: 2026年7月17日