事業内容
株式会社ベルパークは1993年設立、東証スタンダード上場のキャリアショップ運営会社。ソフトバンク株式会社との代理店委託契約を主軸に、KDDI(au)、NTTドコモ(子会社ベルパークネクスト経由)、ワイモバイルの4ブランドを取り扱う。
2025年12月末時点で直営266店舗・フランチャイズ57店舗の計323店舗を展開。個人向けキャリアショップ事業に加え、法人顧客向けにクラウド・セキュリティ・端末管理等を提供する法人ソリューション事業も展開しており、主要顧客は一般消費者および中小企業を中心とした法人顧客。
ビジネスモデル
売上高は「商品売上高」と「受取手数料」で構成される。2025期の商品売上高は81,030百万円(売上高比62.7%)、受取手数料は48,270百万円(同37.3%)。
受取手数料には新規契約取次手数料のほか、加入者の月次通信料に連動して一定期間受け取る継続手数料(ストック収益)が含まれ、安定的な収益基盤を形成している。フランチャイズ店への業務委託に伴う支払手数料は売上原価に計上される構造。
企業の強み
ソフトバンク・ワイモバイル・au・ドコモの4ブランドを取り扱い、2025年12月末時点で直営266店舗・フランチャイズ57店舗の計323店舗を運営。1993年の創業以来30年超にわたり蓄積した店舗運営ノウハウと人材育成力が競争優位の源泉となっている。
2025年12月期は売上高129,301百万円(計画比113.4%)、営業利益5,880百万円(同130.7%)、当期純利益4,128百万円(同137.6%)と全指標で計画を上回った。商業施設での販売促進イベント強化による新規回線獲得増加が主因であり、実行力の高さを示している。
2025年12月末時点の自己資本比率は61.8%。有利子負債に依存せず自己資金で事業運営・設備投資を賄う財務構造を維持。2025期には10,339百万円規模の自己株式取得を実施しつつ、営業キャッシュ・フロー4,654百万円を確保しており、資本効率と流動性を両立している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2022期底(102,779百万円)から2025期(129,301百万円)まで回復・拡大基調が続き、営業利益も2025期に5,880百万円と過去5期最高を記録した。2026年12月期第1四半期は売上高36,215百万円(前年同期比5.7%増)・営業利益2,732百万円(同11.3%増)と好調な滑り出し。
ただし通期予想は売上高120,000百万円(前期比7.2%減)・営業利益5,000百万円(同15.0%減)と前期比減収減益を見込む。外部要因として端末値引き規制強化による買い替えサイクル長期化、米国関税政策等による景気先行き不透明感が業績見通しの下押し要因となっている。
第1四半期の1株当たり四半期純利益は156.05円(前年同期89.42円)と大幅増加しているが、これは前年同期の期中平均株式数(19,240,712株)と当期(12,240,712株)の差異による影響も含む。
成長戦略
キャリアショップ収益性向上と法人ソリューション事業拡大による二軸成長
通信費削減メリットを継続的に享受できるセット販売に注力し、解約率低減とストック収益の積み上げを図る。2026年12月期第1四半期においてSIM単体契約は減少したものの回線付き端末販売が増加し、携帯電話販売・付帯商材売上・ストック収益がいずれも増加した。
商業施設等でのイベント販売を継続的に実施し、新規回線獲得件数の拡大を図る。金融・決済サービスと連携した分かりやすい料金プランの提案を強化し、多様化する料金プランへの対応力を高めている。
事業拡大に向けた組織体制の強化に加え、キッティング業務代行等のサービス提供を推進。キャリアショップ事業に次ぐ第二の収益柱として育成を図るが、現時点では規模感の開示が限定的であり進捗の定量的把握は困難。
最終更新: 2026年7月17日

