株式会社ワイヤレスゲート logo

株式会社ワイヤレスゲート

9419東証スタンダード情報通信業

株式会社ワイヤレスゲート logo
株式会社ワイヤレスゲート9419

事業内容

株式会社ワイヤレスゲートは2004年設立のワイヤレス・ブロードバンドサービス専業企業。UQコミュニケーションズからWiMAX回線を仕入れ、「ワイヤレスゲートWiMAX+5G」等のモバイルインターネットサービスを家電量販店(ヨドバシカメラ等)・自社ECサイト経由で個人顧客向けに提供する。

2025年11月には株式会社FREEDiVEを完全子会社化し、モバイルWi-Fiレンタルサービス(MUGEN WiFi・AIR WiFi・5G CONNECT等)を事業領域に加えた。また訪日需要を取り込むプリペイドe-SIMのWEB直販も展開し、通信事業売上高8,272百万円・デジタルマーケティング事業売上高76百万円を計上している。

東京証券取引所スタンダード市場上場。

ビジネスモデル

売上の大半は月額有料会員からの継続利用料収入(ストック型)で構成される。通信回線はUQコミュニケーションズ等から仕入れ、ヨドバシカメラ等の販売代理店および自社ECサイトを通じて顧客を獲得する。

販売手数料・奨励金等の支払手数料が販管費の大部分(3,350百万円)を占める構造であり、会員数の増減が収益に直結する。GMOペイメントゲートウェイへの代金回収委託(売上の89.1%相当)により回収業務を外部委託している。

企業の強み

月額有料会員からの継続利用料収入を主軸とするストック型課金モデルを採用。2025年12月期の売上高8,349百万円のうち通信事業が8,273百万円を占め、安定的な収益基盤を形成している。第4四半期にはWiMAX契約数が純増に転じ、期末契約数は第3四半期末比100.2%を達成した。

株式会社ヨドバシカメラとの販売業務委託契約(2018年4月締結、1年ごと自動更新)を継続維持しており、全国の家電量販店チャネルを通じた安定的な顧客獲得基盤を確保している。同パートナーシップのさらなる強化が中期経営計画の重点戦術として明記されている。

2025年11月に株式会社FREEDiVEを完全子会社化。同社はモバイルWi-FiサービスのEC販売において複数ブランド(MUGEN WiFi・AIR WiFi・5G CONNECT等)を展開する実績企業であり、当社の実店舗販売力とのシナジーによる顧客基盤拡大が期待される。

のれん計上額は575百万円。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期通期予想(売上高11,000百万円・営業利益430百万円)に対し、1Q実績は売上高2,764百万円(進捗率25.1%)・営業利益116百万円(同27.0%)。FREEDiVEの通期連結寄与が初めて反映される期であり、前年同期比較が不可能な点は留意が必要だが、数値上は通期達成に向けた順調な立ち上がりと評価できる。

2026年12月期1Qの法人税等合計は41百万円(うち法人税等調整額20百万円)と、税引前利益116百万円に対して実効税率が約35%に達した。繰延税金資産の取崩しが継続しており、四半期純利益75百万円は営業利益116百万円から大きく圧縮されている。

通期純利益予想250百万円(前期比△11.1%)は営業利益の大幅増益にもかかわらず減益予想となっており、税負担の動向が利益水準を左右する構造的課題として残る。

売上高は2021年期9,776百万円から2025年期8,349百万円まで4期連続で縮小してきたが、FREEDiVEの通期連結寄与により2026年期は11,000百万円(前期比+31.8%)への大幅増収を予想する。ただし、営業利益率は予想ベースでも3.9%(430百万円/11,000百万円)にとどまり、収益性の薄さは依然として課題。

為替変動・物価上昇・人件費上昇等の外部要因が原価・販管費を押し上げるリスクも継続しており、原価改善施策の実効性が問われる。

成長戦略

FREEDiVEシナジー・グローバルeSIM拡充・チャネル多様化で売上高1.1兆円規模へ

2025年12月期第4四半期にFREEDiVEを完全子会社化し、2026年12月期より通期連結寄与が開始。1QにおけるFREEDiVEの売上高は489百万円を計上しており、グループ全体の売上高11,000百万円達成の主要ドライバーとして機能している。

訪日需要の底堅い推移を外部環境として活用し、グローバルeSIMサービスを次の成長軸と明確化。セグメント名称を「Wi-Fi・グローバルeSIMコネクティビティ事業」に変更し、WEB直販による先行者利益の確保を推進している。

ホームルーター普及による市場拡大を機会として、代理店との協業深化および直販ECサイト整備を推進。2026年1Q末のWiMAX契約数は前期末比100.9%と純増に転換しており、累計契約数の回復・拡大を重要課題として取り組みを強化している。

PHILIPS製マウス・リカバリーウエア等の新カテゴリー商品の取り扱い拡大、SIMフリータブレット等の新商品開拓、ウイルスバスター・ピカプロDX・スマホ保険等の周辺サービス販売拡大により、WiMAX依存からの収益分散と顧客単価向上を図る。

最終更新: 2026年7月17日