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株式会社U-NEXT HOLDINGS

9418東証プライム情報通信業

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事業内容

株式会社U-NEXT HOLDINGSは、個人向け動画・電子書籍配信『U-NEXT』を核とする「コンテンツ配信事業」、業務店・ホテル・医療機関向け音楽配信・DXサービス・自動精算機を提供する「店舗・施設ソリューション事業」、法人・業務店向け通信ICT・エネルギーをワンストップ提供する「通信・エネルギー事業」、金融・不動産・グローバルを育成する「金融・不動産・グローバル事業」の4セグメントを擁する複合事業グループ。BtoC・BtoBの双方に強固な顧客基盤を持ち、2025年8月期の連結売上高は390,408百万円に達する。

親会社は㈱UNO-HOLDINGSで、連結子会社29社・持分法適用関連会社2社で構成される。

ビジネスモデル

コンテンツ配信事業では月額課金型サブスクリプションによる安定的なARPU収益を積み上げ、店舗・施設ソリューション事業では音楽配信・DXサービスの継続課金と機器販売・保守を組み合わせたストック型収益を確保する。通信・エネルギー事業では法人・業務店向けに回線・ICT・電力をバンドル提供し、既存顧客基盤へのクロスセルで収益を最大化。

金融・不動産事業は既存顧客への付加価値サービスとして育成中。4事業のシナジーにより顧客単価向上と解約抑制を図る構造。

企業の強み

2021年8月期の売上高208,351百万円から2025年8月期には390,408百万円へと約1.9倍に拡大。同期間の営業利益も15,608百万円から31,571百万円へ倍増しており、M&Aと有機成長を組み合わせた複合的な成長戦略が継続的に機能していることを示す。

2025年7月時点で動画40万本以上・電子書籍121万冊以上・雑誌210誌を1アプリで提供。ワーナー「Max」の国内独占配信、プレミアリーグとの2024-25〜2030-31シーズン7年間のパートナーシップ契約など、長期独占・優先配信契約が競合との差別化を構造的に支えている。

㈱USENの音楽配信・DXサービス、㈱USEN ICT Solutionsの法人ICT、㈱U-POWERのエネルギー、㈱USEN-ALMEXの自動精算機など、業務店・ホテル・医療機関向けに多様なサービスをワンストップ提供。㈱USEN FIELDINGによる全国規模のフィールドエンジニア体制が施工・保守を一元担保し、顧客囲い込みを強化している。

エンヴァリスの着眼点

2026年8月期第3四半期累計において売上高は332,320百万円と前年同期比17.2%増を達成した一方、営業利益は25,233百万円(+4.2%)、親会社株主帰属四半期純利益は12,919百万円(▲4.8%)と利益成長が売上成長を大幅に下回った。売上原価率の上昇(前年同期65.9%→当期68.7%)と営業外費用増加(支払利息928百万円、為替差損455百万円)が主因とみられ、コンテンツ調達コスト増・借入拡大に伴う金利負担増が収益性を圧迫している点に注目が必要。

㈱エクシング株式取得により当第3四半期連結会計期間に連結範囲が拡大。総資産は前期末259,782百万円から335,458百万円へ75,675百万円増加し、社債20,000百万円増・長期借入金8,931百万円増と有利子負債が膨らんだ結果、自己資本比率は37.6%から31.9%へ低下した。

のれん残高も40,022百万円から47,887百万円へ増加(うちエクシング分10,546百万円は暫定値)しており、将来の減損リスクと財務レバレッジの動向を継続注視すべき局面にある。

通期予想は売上高424,000百万円(+8.6%)、営業利益33,500百万円(+6.1%)、親会社株主帰属当期純利益18,500百万円(+0.6%)と据え置かれた。第3四半期累計の売上高進捗率は78.4%と概ね順調だが、営業利益進捗率は75.3%、純利益進捗率は69.8%にとどまり、下期(第4四半期単独)での利益回収が前提となっている。

エクシング統合効果の発現タイミングと下期コスト動向が通期達成の鍵を握る。

成長戦略

「Road to 2030」のもと4事業シナジーとM&Aで持続的成長を追求

ワーナー「Max」独占配信・スポーツ配信拡充・CJ ENM合弁によるオリジナルコンテンツ制作でラインアップを差別化し、U-NEXTポイント充実化によるARPU向上と課金ユーザー拡大を推進。第3四半期累計売上高107,310百万円と拡大基調。

JOYSOUNDブランドを持つ㈱エクシングを当第3四半期連結会計期間に連結子会社化。店舗・施設ソリューション事業セグメントにのれん10,546百万円(暫定値)が発生。カラオケ顧客基盤と既存業務店ネットワークのシナジー創出が今後の課題。

USEN GATE02を基幹とした法人向けICTサービスの拡大と、再生可能エネルギー電力プランの顧客獲得を推進。第3四半期累計売上高134,182百万円と4事業中最大規模を維持。太陽光発電所併設型大型電池事業など新規事業も展開中。

住信SBIネット銀行からのアクワイアリング事業承継・㈱USEN FinTechによる決済事業拡大・テナントマッチング・家賃保証等の新サービス展開で第4軸を育成。第3四半期累計売上高16,186百万円と前年同期(7,248百万円)比で大幅拡大。

最終更新: 2026年7月17日