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地上波・BS放送事業

テレビ東京グループの収益基盤を担う地上波・BS放送事業セグメント

期間今期前期増減率
セグメント売上高(内部取引含む)103,401百万円98,696百万円
セグメント営業利益5,550百万円4,069百万円
地上波タイム収入45,740百万円44,924百万円
地上波スポット収入31,627百万円28,158百万円
地上波放送事業売上高(㈱テレビ東京単体)83,242百万円78,973百万円
BS放送事業売上高(㈱BSテレビ東京)15,991百万円15,901百万円(推計)
地上波放送事業利益(㈱テレビ東京単体)19,611百万円16,871百万円
BS放送事業営業利益(㈱BSテレビ東京)2,419百万円前年比4.6%減

事業詳細

㈱テレビ東京による地上波放送事業と㈱BSテレビ東京によるBS放送事業を中核とし、㈱テレビ東京メディアネットによる国内番組販売・放送補完事業を含む。広告主へのタイムセールス・スポットセールスを主収益源とし、経済報道・エンターテインメント番組を軸に視聴者と広告主双方に価値を提供する。グループ連結売上高の約63%を占める中核セグメント。

直近の概況

スポット収入が年度最高記録を達成し、セグメント営業利益は36.4%増の大幅改善

2026年3月期の地上波・BS放送事業セグメント売上高は4.8%増の103,401百万円、営業利益は36.4%増の5,550百万円。地上波スポット収入が12.3%増の31,627百万円と年度最高記録を達成したことが主因。「世界卓球2025」「テレ東音楽祭」等の大型特番も好調に推移。一方、BS放送事業は通販スポンサー出稿減・費用増により営業利益が4.6%減少。番組販売収入も地方局の深夜枠縮小等で1.5%減となった。

主要プロダクト

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地上波放送(タイムセールス)

ネット部門(全国放送)・ローカル部門(首都圏放送)・特番部門から構成。2026年3月期はネット・ローカル部門ともに新規ミニ番組・箱番組のセールスや高単価スポンサー獲得が好調。タイム収入全体は1.8%増の45,740百万円。

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地上波放送(スポットセールス)

上期は前年パリオリンピックの反動増・市場環境変化に伴う需要増を戦略的に取り込み、下期は『金融・保険』『教育・医療サービス』等の好調業種出稿を獲得。スポット収入は12.3%増の31,627百万円で年度最高記録を達成。

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BS放送事業(㈱BSテレビ東京)

BS放送事業収入(売上高)は0.6%増の15,991百万円。タイム収入はレギュラー番組のオープン枠セールスが好調で前年同期超え。スポット収入は単価の高い通販スポンサーの出稿減により前年同期を下回った。営業費用は番組制作費・人件費増加により1.5%増の13,571百万円となり、営業利益は4.6%減の2,419百万円。

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国内番組販売(㈱テレビ東京メディアネット)

他系列の地方放送局において土日昼間帯に新番組が編成されたことや深夜枠が縮小したことで、特に下期において番組購入需要が減少。「JAPANをスーツケースにつめ込んで!」等の新番組は好調も、全体では前年実績に届かず番組販売収入は1.5%減の4,213百万円。

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放送補完事業(番組制作・技術)

㈱テレビ東京メディアネット等の放送関連会社が担う番組制作・放送運営等の補完事業。放送収入増加に伴う代理店手数料増加等により放送事業費用は2.5%増の63,630百万円。放送コンテンツ制作費は0.5%増の34,571百万円とほぼ横ばいで推移。

成長ドライバー

  • スポット広告市場での戦略的需要取り込み(上期の反動増需要・下期の好調業種出稿獲得により12.3%増の31,627百万円で年度最高記録)
  • 新規ミニ番組・箱番組のセールス好調および高単価スポンサー取り込みによるタイム収入の底上げ(1.8%増の45,740百万円)
  • 「世界卓球2025」「テレ東音楽祭」等の大型特番セールスの好調推移
  • 放送コンテンツ制作費の抑制(0.5%増の34,571百万円)による収益性改善
  • 経済報道(Newsモーニングサテライト・WBS)と日本経済新聞社との連携強化による差別化
  • バーチャルプロダクション(VP)活用等の最先端技術による制作効率化

リスク

  • テレビ広告市場の構造的縮小(ネット広告市場の拡大に対しテレビ広告市場の成長は限定的)
  • BS放送事業における通販スポンサー出稿減少と番組制作費・人件費の増加圧力(2026年3月期BS営業利益4.6%減)
  • 地方放送局の深夜枠縮小・土日昼間帯への新番組編成による番組販売需要の構造的減少(番組販売収入1.5%減の4,213百万円)
  • 米国通商政策の不透明感・地政学リスク・エネルギー価格高騰に伴う広告主の出稿意欲抑制リスク
  • BPO(放送倫理・番組向上機構)による放送倫理違反指摘等のコンプライアンスリスク(2023年3月放送分で指摘あり、2024年にコンテンツ審査室を設置して対応強化中)
  • 特番部門における前年パリオリンピック等の大型スポーツイベント放送の反動減リスク(2026年3月期特番部門は前年実績に届かず)

最終更新: 2026年6月17日