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9404東証プライム情報通信業

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日本テレビホールディングス株式会社9404

メディア・コンテンツ事業

日テレHDの中核セグメント。テレビ広告を軸にコンテンツ多角展開。

期間今期前期増減率
セグメント売上高(外部顧客)452,656百万円430,934百万円
セグメント営業利益67,114百万円52,190百万円
地上波テレビ広告収入(タイム)104,109百万円105,039百万円
地上波テレビ広告収入(スポット)127,637百万円116,925百万円
デジタル広告収入11,890百万円10,522百万円
コンテンツ販売収入92,748百万円93,237百万円
コンテンツ制作収入34,747百万円29,062百万円
減価償却費10,656百万円11,735百万円
減損損失0百万円(コンテンツ・メディア事業分)4,903百万円

事業詳細

日本テレビ放送網㈱を中心に、地上波テレビ広告枠の販売、動画配信(TVer・Hulu)、有料放送(BS・CS)、映像・音楽ロイヤリティ、パッケージメディア販売、映画・イベント興行、テーマパーク運営、コンテンツ制作受託、ITサービス、キャラクターグッズ販売など多様な収益源を持つ。㈱スタジオジブリ・la belle vie㈱・㈱ライツ・インの連結子会社化により収益基盤を拡大。グループ全体外部顧客売上高の約93%を占める主力セグメント。なお、当連結会計年度より従来の「メディア・コンテンツ事業」から「コンテンツ・メディア事業」へセグメント名称を変更(実質的な変更なし)。

直近の概況

スポット・デジタル広告・制作受託が牽引し営業利益が前期比+28.6%の大幅増益

2026年3月期のコンテンツ・メディア事業は、スポット収入(+9.2%)とデジタル広告収入(+13.0%)の好調、㈱ムラヤマ等によるコンテンツ制作収入(+19.6%)の拡大、イベント興行収入(+14.7%)の増加が複合的に寄与し、外部顧客売上高452,656百万円(+5.0%)、営業利益67,114百万円(+28.6%)を達成。前期にHuluのHJホールディングス㈱で計上した大規模減損(4,903百万円)が当期はゼロとなったことも利益改善に貢献。コア視聴率三冠王を年度14年連続で維持し、広告競争力の基盤を堅持。後発事象として、2026年4月24日付でKANAMEL㈱(広告映像制作国内トップシェア)を取得原価49,754百万円で完全子会社化し、次期よりコンテンツ制作力の大幅強化が見込まれる。

主要プロダクト

service
地上波テレビ広告(タイム・スポット)

タイム収入104,109百万円(前期比△0.9%)、スポット収入127,637百万円(前期比+9.2%)。スポットは地区投下量増加と在京キー局内高シェア獲得により大幅増収。タイムは「パリ2024オリンピック」反動等により微減。コア視聴率三冠王を年度14年連続で獲得し、広告主への訴求力を維持。

platform
デジタル広告(TVer等)

デジタル広告収入は11,890百万円(前期比+13.0%)。TVer上での動画広告セールスが好調に推移。テレビメディア関連動画広告費は市場全体でも+23.3%成長と引き続き大きく伸長しており、地上波テレビ広告の補完・拡張として機能。

service
BS・CS広告

BS・CS広告収入は15,937百万円(前期比+1.1%)と安定的に推移。地上波に次ぐ放送広告収入の柱として機能。

product
コンテンツ販売

コンテンツ販売収入は92,748百万円(前期比△0.5%)とほぼ横ばい。グローバル配信事業者向けドラマセールスや㈱スタジオジブリ連結効果を含む。事業者向けライセンスと会員向けサブスクリプション型サービスの双方を展開。

service
コンテンツ制作受託

コンテンツ制作収入は34,747百万円(前期比+19.6%)と大幅増収。㈱ムラヤマにおける各種施設案件の受注が堅調だったことに加え、ドラマの制作受託収入が増加。

product
物品販売・イベント・テーマパーク

物品販売収入34,047百万円(前期比+1.9%)、興行収入17,985百万円(前期比+14.7%)。舞台「となりのトトロ」「久石譲コンサート2025」「ジブリの立体造型物展」等が好調。la belle vie㈱でのアパレル商材販売も堅調に推移。

成長ドライバー

  • スポット広告収入の拡大:地区投下量増加と在京キー局内高シェア獲得により127,637百万円(前期比+9.2%)に増収
  • デジタル広告収入の継続成長:TVer動画広告セールス好調で11,890百万円(前期比+13.0%)、テレビメディア関連動画広告市場全体も+23.3%成長
  • コンテンツ制作受託の拡大:㈱ムラヤマによる各種施設案件受注堅調とドラマ制作受託増加で34,747百万円(前期比+19.6%)
  • イベント・テーマパーク事業の好調:舞台「となりのトトロ」「久石譲コンサート2025」「ジブリの立体造型物展」等が牽引し興行収入+14.7%
  • コア視聴率三冠王の継続:年度14年連続三冠王獲得によりスポット広告の高シェア維持に貢献
  • KANAMEL㈱の完全子会社化(後発事象):広告映像制作国内トップシェア・カンヌ受賞実績を持つ制作会社を取得原価49,754百万円で子会社化、次期よりIP創出・グローバルコンテンツ展開を加速

リスク

  • 地上波テレビ広告タイム収入の漸減傾向:タイム収入は104,109百万円と前期比△0.9%減少、レギュラー番組セールスの伸び悩みと大型スポーツイベント反動が継続
  • インターネット広告へのシフト加速:インターネット広告費(4兆459億円)がテレビ広告費(1兆6,333億円)の約2.5倍に拡大し、広告主の予算配分変化が継続
  • グローバル動画配信プラットフォームとの競争激化:豊富な資金力を持つ外資系企業の日本進出と国内配信事業の統合により、コンテンツ調達コストと会員獲得コストが増大
  • KANAMEL㈱子会社化に伴ののれん・統合リスク:取得原価49,754百万円に対するのれん金額・償却期間が未確定であり、統合効果の実現可否が今後の業績に影響
  • 放送権料の高騰:オリンピック等大型スポーツイベントを中心に放送権料が上昇し、収益圧迫要因となる
  • AI・新技術対応コストの増加:コンテンツ制作・企画開発へのAI実装や技術投資が必要となり、費用負担が増加
  • Hulu(HJホールディングス㈱)の競争環境悪化:インターネット動画配信事業を取り巻く厳しい競争環境が継続しており、追加減損リスクが残存

最終更新: 2026年6月23日