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株式会社揚羽

9330東証グロースサービス業

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株式会社揚羽9330

事業内容

株式会社揚羽は「一社でも多くの企業のブランディングに伴走し、日本のビジネスシーンを熱く楽しくする!」をミッションに掲げ、従業員数100名以上の大手企業群(累計約1,000社)を主要顧客とするブランディング専業会社。HR(人的資源による価値創造)を起点に、コーポレート支援領域(コーポレートブランディング・インナーブランディング・サステナビリティブランディング)とリクルーティング支援領域の2領域で、課題導出・戦略策定から映像・WEBサイト・グラフィック制作、WEBマーケティング、イベント運営まで一気通貫のサービスを提供する。

2001年に映像制作プロダクションとして創業し、2023年9月に東京証券取引所グロース市場、2025年6月に名古屋証券取引所ネクスト市場に上場。

ビジネスモデル

顧客企業の課題を起点に、コンサルテーション・クリエイティブ制作・ソリューション提供を循環的に提供することで、同一顧客内での複数部門へのクロスセル・アップセルを推進し、1社当たり取引額の拡大を図る。独自の「バタフライモデル®」によりインナーとアウターのブランディングを一貫させ、採用ブランディングからコーポレートブランディングへの展開など、継続的なリピート受注を収益基盤とする。

売上原価率は約47.8%(2025年9月期)で、残余が粗利となる受託型ビジネス構造。

企業の強み

従業員100名以上の大手企業群を対象に累計約1,000社との取引実績を有する。2025年9月期において通年受注額10,000千円以上の顧客社数は34社(前期比3社増)に達しており、重点顧客との深耕関係が着実に積み上がっている。

インナーとアウターのブランディングを一貫させる独自方法論「バタフライモデル®」を2024年4月に公開。また、企業ブランドイメージを定量的に可視化する独自調査ツール「ビズミル サーベイ」を保有し、競合との差別化要素となっている。

2013年以降、日本BtoB広告賞での銅賞・銀賞・金賞受賞、映文連アワード経済産業大臣賞(2019年)・優秀作品賞(2020年)、2025年BtoB広告賞審査委員会特別賞・金賞など、継続的な受賞実績によりクリエイティブ品質が第三者機関に認定されている。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期は売上高970百万円(前年同中間期比2.6%増)と増収に転じた一方、売上原価が406百万円から459百万円へ増加し売上総利益率は56.9%から52.6%へ低下。営業利益68百万円(同27.5%減)、中間純利益44百万円(同23.8%減)と大幅減益。

通期予想(売上高1,850百万円、営業利益50百万円)の達成には下半期で売上880百万円・営業損益の大幅改善が必要であり、後半偏重の構造が続く。

当中間期の営業活動によるキャッシュフローは△132百万円(前年同中間期は+178百万円)と大幅悪化。売上債権が261百万円から489百万円へ228百万円増加しており、期末集中納品による回収タイムラグが顕在化。

外部要因として顧客企業の採用・広告予算執行サイクルへの依存度が高く、景気後退や企業の予算削減局面では売上・キャッシュフローへの影響が大きい点はリスクとして継続注視が必要。

当中間期よりプロダクト&サービス・マーケティング、コーポレートコミュニケーション、インナーブランディング、リクルーティングの4領域に再編。コーポレートコミュニケーション領域が302百万円(前年同中間期比49.3%増)、リクルーティング領域が382百万円(同16.7%増)と牽引した一方、インナーブランディング領域は213百万円(同30.7%減)、プロダクト&サービス・マーケティング領域は73百万円(同32.9%減)と二極化。

成長領域への資源集中が収益改善の鍵となる。

成長戦略

4領域再編・クロスセル深耕・新規受注拡大による収益構造の立て直し

従来の「コーポレート支援領域」をプロダクト&サービス・マーケティング、コーポレートコミュニケーション、インナーブランディング、リクルーティングの4領域に分割。領域別管理により営業・提案の精度を高め、成長領域への資源集中を図る。

高い顧客満足を背景に顧客企業の他部門へ新たなニーズを引き出し、1社当たり取引額の拡大を図る。当中間期はコーポレートコミュニケーション領域(前年同中間期比49.3%増)とリクルーティング領域(同16.7%増)で成果が確認されている。

リピート受注拡大と並行して新規受注社数の増加にも注力。大手企業への集中戦略と重点顧客への営業強化を継続し、将来の深耕拡大の母数となる顧客基盤を積み上げる。

2026年9月期通期予想は売上高1,850百万円(前期比19.6%増)、営業利益50百万円、経常利益48百万円、当期純利益31百万円。中間期進捗率は売上高52.4%、営業利益136.6%(中間期利益が通期予想を上回る)であり、下半期の原価管理と受注獲得が焦点。

最終更新: 2026年7月17日