乾汽船株式会社9308
外航海運事業(ロジスティクス)
乾汽船の祖業かつ売上高の約77%を占めるコア事業。ハンディ型バルカーによる国際貨物輸送を展開。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(外部顧客) | 25,747百万円 | 23,584百万円 | ↑ |
| セグメント営業利益 | 747百万円 | 2,139百万円 | ↓ |
| セグメント資産 | 43,932百万円 | 41,384百万円 | ↑ |
| 減価償却費 | 3,285百万円 | 2,431百万円 | ↑ |
| 有形・無形固定資産増加額(設備投資) | 2,992百万円 | 8,480百万円 | ↓ |
事業詳細
子会社または船主(同業他社)より定期用船した船舶による自社運航貨物輸送と、用船者(同業他社)への定期用船を行う。連結子会社DELICA SHIPPING S.A.が主に当社への定期用船を担う。木材・セメント・肥料・穀物・スラグ等のバルク貨物を世界各地へ輸送し、ニュージーランド・シンガポール・その他アジア・欧米向けを含む多地域展開。2026年3月期の平均為替レートは149.99円/米ドル(前期152.84円)。
直近の概況
市況軟化と新造船の減価償却費増加が重なり、セグメント利益が前期比65.1%減の747百万円に急落。
2026年3月期は、上期に国際的な通商環境の不透明感や荷動き停滞懸念等の影響でハンディ船市況が軟調に推移し、第3四半期に回復の動きが見られたものの年明けに再軟化。前連結会計年度および当連結会計年度に竣工・稼働開始した新造船の寄与により稼働日数は増加し、運賃収入増加で売上高は前期比2,163百万円増(+9.2%)の25,747百万円となった一方、市況低水準の影響に加え新造船竣工に伴う減価償却費の増加等によりセグメント利益は前期比1,392百万円減(△65.1%)の747百万円にとどまった。平均為替レートは149.99円/米ドル(前期152.84円)と円高方向に推移した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 前連結会計年度および当連結会計年度に竣工・稼働開始した新造船による稼働日数の増加と運賃収入の拡大
- 中長期的なハンディ船の新造船供給制約(老齢船解撤の限界)と環境規制強化による需給ひっ迫見通し
- 貸船収入に比して単価の高い運賃収入の構成比上昇による収益性改善余地
- 2027年3月期予想における外航海運事業の市況回復期待(次期業績予想:売上高41,570百万円、営業利益4,552百万円)
- 次期為替前提157.00円/米ドル(当期実績149.99円)による円建て収益の押し上げ効果
リスク
- ハンディ船市況の変動リスク(2026年3月期は前年比大幅軟化、上期・年明けに軟調推移)
- 為替変動リスク(米ドル建て収入が主体であり、円高進行が収益を直接圧迫)
- 燃料油価格の変動リスク(次期予想前提725.78米ドル/MT、当期実績515.26米ドル/MTから大幅上昇前提)
- 地政学リスク(中東情勢の長期化・米国関税政策・中国経済成長鈍化等による国際通商環境の不透明感)
- 環境規制強化に伴う船舶運航コストの上昇リスク(省エネ運航義務・GHG規制等)
- 新造船竣工に伴う減価償却費の増加による固定費負担の拡大リスク
- 船舶の減損リスク(海運市況悪化時に船舶帳簿価額の回収可能性が低下する可能性)
最終更新: 2026年6月18日

