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株式会社CS-C

9258東証グロースサービス業

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株式会社CS-C9258

事業内容

株式会社CS-Cは、飲食・美容・宿泊等のローカルビジネスを主要顧客とし、SaaS型統合マーケティングツール「C-mo」およびコンサルティング×BPOサービス「C-mo Pro」を中核とするローカルビジネスDX事業を主力とする。2021年12月に東京証券取引所グロース市場に上場。

連結子会社の株式会社CS-Rを通じて飲食店を直営するリアル店舗事業も展開し、DX支援で培ったマーケティングノウハウを実店舗運営に活用する双方向の知見循環モデルを構築している。対象市場はグルメ・ビューティー・トラベル業界だけで120万店舗以上が存在し、DX化の進展が限定的な中小事業者が大多数を占める。

2025年9月期の連結売上高は3,179百万円。

ビジネスモデル

主力のローカルビジネスDX事業では、月額課金型SaaS「C-mo」と、コンサルティング・BPOを組み合わせた「C-mo Pro」により安定的なストック収益を積み上げる。2025年9月末時点のストック売上高(年額換算)は2,012百万円。

これに加え、広告運用・SNS支援等のフロー型収益も組み合わせる。リアル店舗事業では飲食店直営による売上を計上し、DX事業との相互補完でグループ全体の付加価値向上を図る。

企業の強み

2025年9月末時点のストック売上高(年額換算)は2,012百万円に達し、グループ全体売上高3,179百万円の約63%をストック収益が占める。月額課金型SaaSとコンサル×BPOの組み合わせにより、解約率抑制と単価向上(アップセル)を通じた収益の安定性・予測可能性が高い。

2012年の飲食店向けSEOサービスを起点に、2014年グルメ向けコンサル、2018年SaaS「C-mo gourmet」、2021年ビューティー向けSaaS、2023年トラベル向けコンサルと段階的に業界を拡張。飲食・美容・宿泊の3業界で合計120万店舗超の潜在市場を持ち、業界特化型ノウハウを蓄積している。

連結子会社CS-Rを通じた飲食店直営(2025年4月にプレディアを子会社化、同7月に新店「かわさ鬼」開業)により、DX支援で培ったマーケティングノウハウを実店舗で検証し、その実践知見をDX事業のサービス品質向上に還元する循環型モデルを構築している。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期(2Q累計)は売上高1,829百万円・営業損失119百万円・親会社株主帰属中間純損失176百万円。ローカルビジネスDXセグメントは49百万円の利益を確保した一方、リアル店舗(損失96百万円)とその他(損失73百万円)の先行投資コストが重く、グループ全体の赤字は通期予想(営業損失70百万円)を中間期時点で既に上回っている。

下期での損失圧縮が通期予想達成の前提となる。

2026年2月の株式会社ごっつ子会社化(取得支出109百万円)に続き、後発事象としてperzik社を120百万円で取得。M&Aによる投資活動CFは204百万円の支出となり、期末現金は1,801百万円(前期末比60百万円減)。

自己資本比率は67.7%から60.4%へ低下。リアル店舗は16店舗体制に拡大したが損失も拡大しており、投資回収の見通しと追加M&Aの規模・ペースが財務健全性の観点から重要な監視ポイントとなる。

外部要因として、2026年3月の訪日外客数が単月過去最高を記録し、同年3月までの累計が2年連続1,000万人超と旺盛なインバウンド需要はローカルビジネス業界全体の追い風となっている。一方、国内人口減少に伴う内需制約・慢性的人手不足・食材エネルギー価格高騰はローカルビジネスの収益圧迫要因として継続しており、DX支援ニーズの高まりと顧客の支払い能力の両面を注視する必要がある。

成長戦略

DX深化・リアル店舗拡充・採用支援追加で「ローカルビジネスOS」へ転換

生成AIによる検索精度向上を見据えたAIO(AI検索最適化)機能を実装し、従来のSEO・MEOに加えた新領域への対応を開始。社内業務のAI自動化によりコンサルタントの付加価値業務への集中を推進。既存顧客のアップセルと新規顧客獲得の両面で収益拡大を図る。

2026年2月に株式会社ごっつを子会社化(4店舗承継)し、池袋新規出店・マレーシア(クアラルンプール)ポップアップ展開を経て国内外16店舗体制を構築。再現性の高い多店舗展開モデルの確立を通じ、日本の食ビジネスのグローバル発信を目指す。

2026年4月20日にperzik株式会社(採用支援・動画制作・教育事業)を120百万円で完全子会社化。集客支援(売上向上)から採用支援(人材確保)までを一貫提供する垂直統合型支援体制を構築し、既存顧客へのARPU向上と「次世代ローカルビジネスOS」としての差別化を図る。

従来の飲食・美容・宿泊に加え、歯科医院向けサービスを正式事業化。パートナー戦略を軸にスピード感をもって顧客獲得を加速し、アプローチ可能な市場規模の大幅拡大を目指す。

KKday・WAUG・byFoodとの提携拡大および中国市場向けWeChatミニプログラム提供により予約数増加を推進。広告宣伝費先行投資フェーズにあり、メディア認知度向上後の収益化が課題。外部要因として訪日外客数の高水準推移が潜在市場を押し上げている。

最終更新: 2026年7月17日