事業内容
株式会社プロジェクトホールディングスは、持株会社として株式会社プロジェクトカンパニー、株式会社アルトワイズ、株式会社Dr.健康経営の計4社で構成されるDX支援グループ。主力のデジタルトランスフォーメーション事業では大企業ミドル層(部課長)のキャパシティ不足を解消するコンサルティングを提供し、DX×テクノロジー事業ではエンジニア常駐型SES、DX×HR事業では産業医マッチングを軸とした健康経営支援を展開。
2025年12月期の売上構成はDX事業72.7%、テクノロジー事業23.4%、HR事業3.9%。NTTデータグループ(売上比19.5%)、SBIホールディングスグループ(同14.9%)が主要顧客。
2021年東証マザーズ上場、2024年1月に持株会社体制へ移行。SBIホールディングスが発行済株式の29.89%を保有する筆頭株主。
ビジネスモデル
収益の7割超を占めるDX事業は、コンサルタントが顧客企業に常駐・伴走する人月単位の稼働モデルが主体。従業員数とコンサルタント単価が主要KPI。
新卒・第二新卒を採用しプロジェクト型人材へ育成することで単価向上を図る。DX×テクノロジー事業はエンジニアのSES常駐モデル、DX×HR事業は産業医紹介・保健師派遣のマッチングモデル。
DX事業との連携による商流上位化でテクノロジー事業の収益性改善も進む。
企業の強み
経営層向け戦略策定に留まらず、部課長層の実行フェーズを支援する「コンサル×事業開発」モデルを競争力の源泉と位置付け。既存クライアントにおける事業変革テーマの拡大に伴い支援需要が堅調に推移し、2025年12月期コンサルティングサービス売上高は前年同期比11.7%増の3,883百万円を達成。
2023年11月にSBIホールディングスと資本業務提携を締結。同グループが発行済株式の29.89%を保有する筆頭株主となり、SBIグループ向け売上高は2025年12月期に844百万円(売上比14.9%)を計上。
NTTデータグループ向け1,106百万円(同19.5%)と合わせ、上位2社で売上の約34%を占める安定的な顧客基盤を形成。
株式会社アルトワイズが手掛けるDX×テクノロジー事業は、採用活動の好調によるエンジニア数の大幅増加と低離職率維持により、2025年12月期売上高が前年同期比27.5%増の1,284百万円に拡大。前期の損失86百万円から利益45百万円へ黒字転換を達成し、DX事業との連携による商流上位化で収益性も改善。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の業績推移は、2022期をピークに2024期に営業赤字(-188百万円)・当期純損失(-394百万円)へ落ち込んだ後、2025期に黒字回復(営業利益156百万円、当期純利益127百万円)。2026年12月期第1四半期は売上高1,635百万円(前年同期比19.3%増)、営業利益85百万円(同12.5%増)、経常利益86百万円(同20.0%増)、親会社株主帰属四半期純利益51百万円(同21.0%増)と全指標で増収増益を達成。
売上総利益率は41.1%(前年同期38.5%)に改善し、外注比率低減・稼働適正化の効果が表れている。外部要因として、企業のDX投資需要の継続的拡大および生成AI活用ニーズの高まりが追い風となっている。
通期予想(売上高6,600百万円、営業利益500百万円)に対する1Q進捗率は各24.8%・17.1%。
成長戦略
HR戦略(プロジェクト型人材育成)とAI等エキスパート機能拡充の両輪で持続成長を目指す
2025年1月に新設したAIコンサルティング本部を通じ、企業のAI利活用推進支援を組織的に展開。2026年1QのUIscopeサービス売上高が前年同期比約5.4倍(9,110千円)に拡大しており、デジタルプロダクト・AI領域での収益貢献が始まっている。
採用活動の好調進捗によるエンジニア数増加と低離職率維持を通じ、SES事業の規模拡大を図る。DXコンサルティング事業との連携による商流上位化・高収益案件獲得を推進。2026年1Qのテクノロジーサービス売上高は366百万円(前年同期比16.3%増)と増収継続。
産業医マッチングを軸に保健師コンサルティングサービスの伸長による付加価値向上を図る。2026年1QはDX×HR事業が4,472千円のセグメント利益を計上し黒字転換(前年同期は946千円の損失)。ストレスチェック義務化・働き方改革を背景とした健康経営ニーズの拡大が追い風。
2026年5月15日の取締役会で自己株式取得を決議。財務健全性(自己資本比率51.7%)を維持しながら資本効率の改善を図る。1株当たり四半期純利益は9.71円(前年同期7.93円)と改善が続いており、EPS向上への取り組みを強化。
最終更新: 2026年7月17日

