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株式会社リベロ

9245東証グロースサービス業

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事業内容

株式会社リベロは「困った困ったを、良かった良かったに。」を経営理念に掲げ、新生活サービスプラットフォームを通じて移転・新生活に関わるあらゆる課題を解決する事業を展開する。主要サービスは不動産会社向け「新生活ラクっとNAVI」、法人企業向け「社宅ラクっとNAVI」、引越会社向け「HAKOPLA(ハコプラ)」の3軸で構成され、部屋探し・引越し手配・ライフライン取次・社宅管理・クラウド賃貸契約・引越事業者間マッチングまでをワンストップで提供する。

2025年12月期末時点で不動産事業者1,491社・法人企業4,016社・引越事業者158社が参加し、個人・法人双方を顧客基盤とする。2021年9月に東証マザーズ(現グロース市場)に上場。

ビジネスモデル

サービス依頼者(不動産事業者・法人企業等)からサポート依頼を受け、引越会社・ライフライン事業者等のサービス提供者へ情報連携することで取次報酬・成果報酬を獲得する。転貸サービス「ヘヤワリ」では当社が賃貸借契約の当事者となり転貸差益を得る。

引越会社向けには業務基幹システム「HAKO-Tec」のSaaS型利用料や案件マッチング手数料が収益源となる。サービス利用者(個人・転勤者)は原則無料でサービスを利用でき、三者間の利益が一致する構造が顧客基盤の拡大を促進している。

企業の強み

不動産事業者1,491社・法人企業4,016社・引越事業者158社が参加し、サービス提供事業者として不動産753社・引越225社・ライフライン101社と提携。新生活に関わる全ステークホルダーを一つのプラットフォームに集約しており、単一事業者では代替困難なネットワーク効果を有する。

賃貸住宅転貸サービス「ヘヤワリ」の転貸戸数は2025年12月期末に54,459戸(前期比9,809戸増)に達した。管理物件増加に伴い前渡金・敷金等の資産が積み上がる一方、前受金・預り敷金等の負債も対応して増加しており、ストック型収益の拡大が確認できる。

2025年12月期の販売費及び一般管理費は2,375,464百万円(前期比1.0%減)に抑制される一方、売上高は前期比21.7%増の4,364百万円に拡大。コールセンター業務の連携強化・生産性向上と一過性費用の剥落が重なり、営業利益率は17.4%(前期比約5.5ポイント改善)を達成した。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の営業利益535百万円は、通期予想1,100百万円の約48.7%に相当する。前年同期の進捗率(281百万円÷760百万円≒37%)と比較しても大幅に高く、販管費の構造的削減が想定以上に進んでいる可能性がある。

通期予想は据え置かれているが、現時点の進捗率は上振れシナリオを示唆しており、今後の四半期業績の推移が注目される。

2026年4月21日付で開示された子会社における不適切な資金流出について、社内調査委員会が調査継続中(6月末頃終了目途)。一次調査時点で判明した金額は全額回収済みとして特別損失は計上されておらず、第1四半期連結業績への影響は限定的と説明されている。

ただし調査終了まで最終的な影響額が確定しないため、ガバナンスリスクとして引き続き注視が必要である。

総資産は前期末7,488百万円から9,750百万円へと2,262百万円増加した一方、自己資本比率は35.3%から29.3%へと低下した。「社宅ラクっとNAVI」の取扱件数増加に伴い売掛金が529百万円から2,527百万円へと急増しており、これは引越代金総額を売掛金計上するエージェント型会計処理に起因する。

実態として貸倒リスクは限定的と説明されているが、バランスシートの膨張ペースは引き続き監視が必要である。

成長戦略

顧客基盤拡充・転貸ストック積み上げ・AI活用効率化の三位一体で持続成長を追求

組織変更を実施し、新規転貸戸数の獲得が前年を上回る成果が出始めている。利用ユーザー数・単価ともに順調に成長しており、法人向け社宅管理需要の取り込みを継続的に推進している。

生成AIをはじめとする新技術の普及を背景に社内業務プロセスの見直しを推進。販管費の構造的削減(前年同期比12.2%減)として成果が現れており、開発スピード・柔軟性の向上にも取り組んでいる。

引越業界のコスト負担増大を背景に業務効率化ニーズが高まる中、HAKOPLAは他事業との連携・送客効果を生み出すハブとして戦略的役割を担う。「引越し業界の未来をつくる会」を通じた生産性向上サービスの提供を一層推進している。

管理戸数増加に伴い敷金・保証金および長期預り金が継続拡大。転貸ストックの積み上げは安定的な差益収入をもたらし、収益基盤の安定化に寄与している。バランスシートの膨張を伴うが、長期的な収益安定化に資する施策として継続推進中。

最終更新: 2026年7月17日