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株式会社笑美面

9237東証グロースサービス業

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事業内容

株式会社笑美面は「高齢者が笑顔で居る未来を堅守する」をビジョンに掲げ、介護家族向けシニアホーム無料紹介サービス(シニアライフサポートサービス)を主軸とする。コーディネーターがMSW・ケアマネジャーと連携し、47都道府県で対面型マッチングを提供。

子会社ケアサンクによるシニアホーム新規開設コンサルティング(シニアホームコンサルティングサービス)、関連会社Funtocoによる介護領域外国人人材紹介を加え、介護家族・シニアホーム運営事業者・人材の三方向に価値を提供するグループを形成している。2023年10月に東京証券取引所グロース市場に上場。

提携シニアホーム数は10,758ホーム(2025年10月末時点)に達する。

ビジネスモデル

介護家族・入居対象者への紹介サービスは完全無料で提供し、入居成約時にシニアホーム運営事業者から紹介手数料を受領する。仕入原価が発生せず、リスティング広告等の集客費用も不要なため、主要コストは人件費のみ。

収益はMSW等からの紹介数×成約率×1室当たり手数料単価で決まる構造。ケアサンクはシニアホーム開設時にコンサルティング料・紹介料を受領し、パートナーリースではサブリース差額を一括計上する。

企業の強み

2025年10月期のMSW等からの紹介数は12,501件(前期比48.8%増)、家族会議実施数8,911件(同40.8%増)、スマイル数4,723件(同33.0%増)と主要KPIが全て高成長。病院MSWへの直接営業を軸とした紹介パートナー網が競合との差別化要因となっている。

2025年10月末時点で提携シニアホーム数は10,758ホームに達し、情報連携プラットフォーム「ケアプライムコミュニティサイト」の登録数も10,212ホームに拡大。中小規模運営事業者を中心とした意思決定者ネットワークは新規参入者が短期間で構築困難な参入障壁を形成している。

対面型マッチングサービスの性格上、仕入原価が発生せず、一般的な集客に必要なリスティング広告や媒体広告費も不要。主要コストは人件費のみであり、スマイル数の増加が直接的に収益拡大に結びつく高レバレッジな収益構造を持つ。2025年10月期の営業利益率は約6.1%(114百万円/1,873百万円)。

エンヴァリスの着眼点

2026年10月期中間期は営業収益1,149百万円(前年同期比34.3%増)、営業利益34百万円(同16.6%増)と増収増益を達成した一方、親会社株主帰属中間純利益は25百万円(同33.1%減)と大幅減益。前年同期に法人税等調整額(益)36,757千円が計上されていた反動が主因であり、実態の事業収益力は改善している。

通期予想(営業収益2,681百万円・営業利益218百万円)の達成には、下半期に営業利益184百万円の計上が必要であり、コンサルティング案件の第3四半期以降への繰り越しが計画通り回収されるかが焦点となる。

シニアライフサポートサービスは上半期に採用費・人件費を集中投下する方針を採り、セグメント損失13百万円(前年同期損失41百万円から改善)を計上。採用コストの先行投資モデルは継続しており、新規採用コーディネーターが成約を生み出すまでのタイムラグが利益率を抑制している。

一方、ケアミックス完全子会社化により下半期からコーディネーター180名体制が稼働する見込みであり、スマイル数の加速的拡大と採用コスト効率化の両立が問われる局面にある。

当中間期に資本金220,440千円の減資(その他資本剰余金へ振替)、自己株式80,300株(60,000千円)の取得を実施し、自己資本比率は59.0%から51.6%へ低下。さらに後発事象として短期借入金200,000千円(りそな銀行コミットメントライン)を追加調達し、ケアミックス取得対価345百万円(現金300百万円・自己株式45百万円)を支出。

財務コベナンツとして純資産の前年同期比75%以上維持・経常損益の黒字維持が課されており、M&A後の統合コスト増加局面での財務規律維持が投資家の注目点となる。外部要因として物価上昇・金融政策の動向が人件費コストに影響する点にも留意が必要。

成長戦略

コーディネーター増強・M&Aによる規模拡大・ケアサンク居室数拡大の三本柱で高成長継続

上半期に採用費・人件費を集中投下し、コーディネーターのオンボーディングを推進。Sales Enablement導入による新人の早期立ち上がりと均質なオペレーション構築を図り、入居成約数(スマイル数)の継続的拡大を目指す。2026年10月期中間期のスマイル数は2,955件(前年同期比35.6%増)。

2026年6月1日付でケアミックス(取得原価345百万円)を完全子会社化。首都圏を中心に約30名のコーディネーターを取り込み、グループ合計180名規模へ拡大。ソーシャルワーク事業・ワークシェアリング事業の多面的サービスも加わり、事業競争力強化とサービス品質向上を図る。

ケアサンクによる新規開設支援で2026年10月期KPI「新規開設居室数」1,350室(前期比+24.7%)を目指す。中間期は計画案件の第3四半期以降へのずれ込みにより512件(前年同期比15.9%減)にとどまったが、既存施設取引支援の積極展開で収益を積み上げ。

関東拠点開設による地理的カバレッジ拡大も進行中。

MSWへのリーチ拡大を目的とした全国拠点網の整備を継続。関東への拠点開設を実施済みであり、地方都市への展開も視野に入れる。ケアプライムコミュニティサイトの登録ホーム数拡大(10,212ホーム超)と連動し、紹介先ネットワークの厚みを増す。

最終更新: 2026年7月17日