M&A戦略に関するリスク
当社グループはエンターテイメント事業を中心に国内外でM&Aを積極的に推進しているが、買収後の事業計画未達によるのれん減損、デューディリジェンスで把握できなかった偶発債務・未認識債務の発生、統合に伴う特別損益の計上、調達資金に係る希薄化・借入金利息増大、連結決算体制の遅延、M&A未完了によるシナジー未実現とM&A関連費用のみの負担など、多岐にわたるリスクが存在する。これらが顕在化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。
エンタメ業界低迷リスク
当社グループの収益は連結子会社が展開するエンターテイメント事業に依存しており、余暇市場の多様化・家庭用ゲームやソーシャルゲームの拡大・少子化の進行により子会社業績が悪化する可能性がある。特に売上・利益の多くを占めるGENDA GiGO Entertainmentが属するアミューズメント施設業界では、アミューズメントマシンメーカーの寡占化が進み、革新的なゲーム機創出機会の減少により業界全体が不活化するリスクがある。
風営法等の法的規制リスク
GENDA GiGO Entertainmentは国内339店舗中241店舗で風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)に基づく許認可を受けて営業しており、法令変更による営業時間・年齢制限の変更や、対応不備による許認可取消・営業停止処分が業績に直接影響する。また、風営法のほか消費者契約法・個人情報保護法・資金決済法・独占禁止法など多数の法令規制を受けており、対応が想定どおりに行えなかった場合に財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。警察庁OB顧問の招聘や所轄警察署・専門家との情報共有により対応を図っている。
ミダスキャピタルとの関係リスク
筆頭株主「吉村英毅・ミダスB投資事業有限責任組合」及び主要株主「ミダスキャピタルGファンド有限責任事業組合」の出資母体である株式会社ミダスキャピタルの経営方針変更等があった場合、役員の選解任・組織再編・定款変更等の株主総会決議に重要な影響を及ぼす可能性がある。また、ミダス企業群の他社または出資者が法令違反等により社会的信用を失墜した場合、当社との直接的な関係がなくとも「ミダス」名称を冠するファンドが株主に存在するという共通点から風評被害が生じ、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
特定人物への依存リスク
代表取締役社長CEO片岡尚氏は創業者として経営方針・事業戦略の決定及び遂行において重要な役割を担っており、アミューズメント施設オペレーションに関する豊富な経験と知見を有している。何らかの理由により片岡氏が経営執行を継続することが困難になった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。取締役会・投資委員会・グループ経営会議での情報共有・権限移譲を通じ、特定人物に過度に依存しない経営体制の整備を進めている。
個人情報漏洩リスク
当社グループは会員情報等の個人情報を保有しており、個人情報保護法に基づく社内規程の制定・社員教育を実施しているが、情報漏洩や不正使用が発生した場合には損害賠償請求や信用失墜により財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。オンラインクレーンゲーム・ECサイト運営においてはクレジットカード不正利用リスクも存在し、本人認証サービス導入等のセキュリティ対策を講じているものの、対策をかいくぐった不正利用が発生した場合には売上消失と関連費用負担が生じる。
製造委託・仕入れリスク
当社グループはメーカー機能を有しておらず、アミューズメントマシン及び景品は取引先からの仕入れに依存しているが、半導体需要のひっ迫等によるサプライチェーン混乱や、主要製造拠点である中国の政治・経済・為替・法令変化により、納期遅延や仕入価格高騰が生じる可能性がある。仕入先の複数化及びグループ内でのアミューズメントマシン・景品内製化の準備を進めることでリスク軽減を図っているが、対処できなかった場合は財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
税務上の繰越欠損金リスク
当連結会計年度末時点において当社グループには税務上の繰越欠損金が存在しており、業績が事業計画に比して順調に推移し繰越欠損金が解消した場合には、通常税率に基づく法人税・住民税・事業税が計上されることとなり、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。また、新株予約権の行使による株式希薄化リスクも存在し、2025年1月末時点の潜在株式数の割合は発行済株式総数(自己株式除く)の4.86%となっている。
年金債務に関するリスク
連結子会社GENDA GiGO Entertainmentが加盟するセガ企業年金基金は統合設立型の複数事業主制度であり、数理計算基礎率の変更・年金制度変更・年金資産の運用損益・拠出方針変更等により退職給付費用が増減する可能性がある。また、基金の解散・凍結、同社の脱退、または確定拠出型年金制度への移行が行われた場合には退職給付制度終了による損失が発生し、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
スタンドアローンイシューリスク
GENDA GiGO Entertainmentはセガサミーグループからの離脱に伴い、従来低廉だった取引条件が変更されるリスクがあり、実際にALL.Netサービスの利用料について2024年1月より独立第三者間取引と同様の条件が適用されるという形で顕在化した。一方、セガサミーグループ以外からのアミューズメントマシン購買増加によりマシン1台当たりの1日売上高は上昇傾向にあるが、今後も同様の取引条件変更リスクが財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年5月1日

