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株式会社W TOKYO

9159東証グロースサービス業

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事業内容

株式会社W TOKYOは「すべてのヒト・モノ・コト・地域が輝く世界をつくる」をビジョンに掲げ、2005年から続くTOKYO GIRLS COLLECTION(TGC)ブランドを軸に事業を展開する。主要事業はTGCプロデュース領域(東京開催・地方開催・シティプロモーション)、コンテンツプロデュース・ブランディング領域(キャスティング・クリエイティブ制作・ロイヤリティ)、デジタル広告領域(アフィリエイトwalker・girlswalker)の3領域で構成される。

主要顧客は協賛企業・地方自治体・アパレルブランドであり、2023年6月に東京証券取引所グロース市場に上場した。

ビジネスモデル

売上の76.4%を占めるTGCプロデュース領域では、東京開催(年2回)および地方開催(2025年6月期は5都市)において協賛企業からの協賛金収入、個人顧客からのチケット収入、アパレルブランドからのブランド出展料収入を得る。コンテンツプロデュース・ブランディング領域では、キャスティング・クリエイティブ制作の受注に加え、大創産業等とのコラボ商品ロイヤリティやTGC CARDロイヤリティ等の資産軽量型収益も積み上げる。

企業の強み

TOKYO GIRLS COLLECTIONは2005年より毎年春秋に東京近郊のアリーナクラス会場で開催し、2025年6月期末時点で通算41回の開催実績を有する。2025年3月開催の第40回では協賛枠・来場者チケットが完売し、ブランド力の持続を示した。

他社が即時に模倣困難な知名度・ネットワークを確立している。

2015年の北九州初開催以来、2025年6月期末までに静岡・和歌山・熊本・松山・香川など累計20都市超でTGC地方開催を実施。地方銀行・商工会議所・地場企業と横断連携し、過去実績から自治体ごとの課題に応じた企画立案が可能な再現性の高い事業モデルを構築している。

2025年6月期の営業利益351百万円に対し、のれん償却額72百万円・商標権償却額90百万円を加算した調整後営業利益は515百万円。これらの償却は2016年の子会社合併・2018年の商標権取得という当社固有の事情に起因するものであり、正常な収益力は公表営業利益を大きく上回る。

エンヴァリスの着眼点

2026年6月期第3四半期累計売上高4,027百万円は通期予想4,051百万円の99.4%に相当し、主要収益計上が第3四半期までに集中する構造を改めて確認。会社側は第4四半期を「2027年6月期以降の事業基盤整備・受注活動期間」と位置づけており、通期予想に変更なし。

第4四半期の収益減速は構造的なものであり、通期着地の下振れリスクは限定的とみられる。

2025年6月期まで3期連続で営業利益が減少していたが、2026年6月期第3四半期累計の営業利益率は14.2%(前年同期9.6%)と大幅改善。人件費を中心とした制作原価の上昇(売上原価2,653百万円、前年同期比43.0%増)を、TGCプロデュース領域の協賛・チケット価格の適正化による増収効果(売上高38.5%増)が上回った。

外部要因として、ライブ・エンタテインメント市場の回復が需要を後押しした側面もある。

2026年6月期第3四半期累計のTGCプロデュース領域売上高構成比は82.0%(前年同期73.6%)と、むしろ集中度が高まっている。コンテンツプロデュース・ブランディング領域は702百万円(同比2.4%減)と微減。

デジタル広告領域は23百万円(同比53.1%減)と縮小傾向が続く。収益多層化の方向性は維持されているが、TGCプロデュース領域への依存度低下には至っておらず、TGCブランド価値の毀損や大型イベントの中止が業績に与えるインパクトは引き続き大きい。

成長戦略

TGCブランドの国内深耕(地方・自治体)と海外展開・ブランディング収益多層化を推進

第41回(2025年A/W)・第42回(2026年S/S)ともに協賛枠・来場者チケットが完売。原価高騰に対する適切な価格設定により増収効果で原価上昇を吸収する構造を確立。TGCプロデュース領域売上高は3,301百万円(前年同期比54.4%増)と大幅伸長。

当第3四半期累計期間に北九州・広島・静岡・名古屋の4都市でTGCを開催。シティプロモーション案件(鯖江市・江戸川区・蒲郡市等)も実施し、全国自治体向け再現性の高い事業モデルによる案件獲得を継続。

2025年7月にインドネシア・ジャカルタ、2026年3月にベトナム・ホーチミンでTGCを開催し、ジャパンカルチャーの発信と海外収益基盤の構築を推進。現時点では実績積み上げ段階であり、収益貢献規模は開示されていない。

TGC CARDロイヤリティ(イオンフィナンシャルサービス)、大創産業コラボ商品ロイヤリティ、アーティスト・タレントキャスティングとクリエイティブ制作を組み合わせた大型ブランディング案件の受注等により収益基盤を多層化。当第3四半期累計は比較的大型契約のサービス提供開始があり堅調に推移。

最終更新: 2026年7月17日