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9143東証プライム陸運業

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SGホールディングス株式会社9143

デリバリー事業

SGHグループの中核事業。宅配便を軸に法人向け総合輸送ソリューションを提供。

期間今期前期増減率
営業収益(外部顧客)1,048,510百万円1,003,005百万円
営業利益70,140百万円68,349百万円
営業利益率6.7%6.8%
宅配便取扱個数(飛脚宅配便)1,324百万個1,271百万個
取扱個数合計(デリバリー事業)1,360百万個1,308百万個
設備投資額(有形・無形固定資産増加額)81,751百万円43,279百万円
セグメント資産708,115百万円642,720百万円
減価償却費25,466百万円23,818百万円

事業詳細

佐川急便㈱を中心に、日本全国を網羅する物流ネットワークを活用した物品輸送サービスを法人顧客中心に提供。主力の飛脚宅配便に加え、大型荷物対応の飛脚ラージサイズ宅配便、低温輸送の飛脚クール便、顧客のサプライチェーン全体を最適化するTMS(Transportation Management System)など付加価値の高いソリューションを展開。越境ECや低温物流を成長領域と位置づけ、適正運賃収受の方針のもと収益性を維持している。

直近の概況

越境EC個数が中計目標を前倒し達成、11月の物流混乱で追加コストが発生。

2026年3月期は越境ECの旺盛な需要と営業活動の成果により、飛脚宅配便取扱個数が前期比4.2%増の1,324百万個となり、中期経営計画の個数目標を前倒しで達成。一方、11月後半に想定以上の取扱個数増加による物流混乱が発生し、追加的な車両・人員手配コストが生じた。パートナー企業への委託単価引き上げおよび従業員ベースアップにより人件費・外注費は増加傾向が継続。営業収益は前期比4.5%増の1,048,510百万円、営業利益は前期比2.6%増の70,140百万円となった。

主要プロダクト

service
飛脚宅配便

BtoB・BtoCの両面で取扱個数を拡大。2026年3月期は1,324百万個(前期比4.2%増)。越境ECの取扱個数増加がBtoC荷物全体の増加に貢献した一方、小型荷物比率上昇により平均単価は前期比で低下。

service
飛脚ラージサイズ宅配便・飛脚クール便

飛脚ラージサイズ宅配便は2026年3月期取扱個数36百万個(前期比0.6%減)。低温物流(飛脚クール便)は中期経営計画における成長領域と位置づけられ、名糖/ヒューテックとのシナジー最大化を通じた拡大を目指す。

platform
TMS(Transportation Management System)

引越、ルート配送、チャーター輸送、設置輸送、美術品輸送、食品輸送等を含む総合物流ソリューション。グループ横断の先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL(Go Advanced Logistics)」による提案営業活動により、前年同期を上回る水準で推移。

service
飛脚国際宅配便(越境EC)

中期経営計画「SGH Story 2027」の成長領域として位置づけ。2026年3月期に中期経営計画の個数目標を前倒しで達成。BtoC荷物全体の取扱個数増加を牽引したが、小型荷物比率の上昇により平均単価の低下圧力となっている。

service
SAGAWA手ぶらサービス

2025年6月より国内外の顧客ニーズに応えるため拠点を順次拡大。多言語対応や多様な決済手段の導入等、利便性向上に向けた運用体制の強化を継続的に推進している。

成長ドライバー

  • 越境ECの取扱個数増加(BtoC荷物の拡大)、2026年3月期に中期経営計画の個数目標を前倒し達成
  • TMS(Transportation Management System)の提案営業強化(GOALによる活動)
  • 取引ごとの適正運賃収受の継続による費用増加局面での利益率維持
  • 低温物流・リアルコマース領域での取扱個数拡大(中期経営計画の成長領域)
  • 東京・関西・九州エリアへの大型中継センター新設による受容量増加と拠点集約効率化(中期経営計画期間中稼働予定)
  • SAGAWA手ぶらサービスの拠点拡大による観光客向け新規需要の取り込み

リスク

  • 一部大手EC事業者による自社配送網拡大に伴う競争激化
  • パートナー企業委託単価引き上げ・従業員ベースアップ等による人件費・外注費の増加傾向
  • 2024年問題(自動車運転業務の時間外労働上限規制)への継続的対応コスト
  • 越境EC拡大に伴う小型荷物比率上昇による平均単価の低下圧力
  • 繁忙期における想定以上の取扱個数増加による物流混乱リスクと追加コスト発生
  • 国内人口減少等の中長期的な宅配便需要への影響

最終更新: 2026年6月10日