東海旅客鉄道株式会社9022
流通業
JR東海グループの百貨店・駅売店事業を担う非鉄道収益セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(外部顧客、通期) | 174,477百万円 | 163,158百万円 | ↑ |
| セグメント利益(通期) | 15,822百万円 | 15,623百万円 | ↑ |
| セグメント資産(通期末) | 181,609百万円 | 163,972百万円 | ↑ |
| 減価償却費(通期) | 3,914百万円 | 3,838百万円 | ↑ |
| 有形・無形固定資産増加額(通期) | 6,517百万円 | 5,443百万円 | ↑ |
| 売上高前期比増減率 | +6.8% | — | ↑ |
| セグメント利益前期比増減率 | +1.3% | — | ↑ |
事業詳細
JRセントラルタワーズ内の「ジェイアール名古屋タカシマヤ」を中核とする百貨店事業に加え、駅構内における物品販売(駅売店等)を展開する。東海道新幹線沿線の旅行客・通勤客・インバウンド客を主要顧客とし、鉄道事業との相乗効果を収益基盤とする。2026年3月期は開業25周年記念キャンペーンや「ワインメゾン」開業等の施策を実施した。
直近の概況
売上高6.8%増・利益1.3%増と増収増益も、利益率は低下傾向
2026年3月期の流通業セグメントは、売上高174,477百万円(前期比6.8%増)、セグメント利益15,822百万円(前期比1.3%増)と増収増益を達成した。「ジェイアール名古屋タカシマヤ」開業25周年記念キャンペーンや「ワインメゾン」開業が売上拡大に寄与した一方、利益の伸びは売上の伸びを大きく下回り、コスト増加圧力が継続していることが示唆される。セグメント資産は181,609百万円と前期比10.8%増加し、設備投資(有形・無形固定資産増加額6,517百万円)も拡大した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 東海道新幹線利用客増加に伴う駅商業施設への集客拡大(2026年3月期の輸送人キロは前期比9.2%増)
- 「ジェイアール名古屋タカシマヤ」開業25周年記念キャンペーンや「ワインメゾン」開業等による売上拡大
- 大阪・関西万博開催に伴う関西方面旅行需要の増加と沿線観光客の取り込み
- 「TOKAI STATION POINT」共通ポイントサービスの拡充によるグループ内送客強化
- 駅店舗の品揃え充実・リニューアルによる魅力向上と集客力強化
リスク
- 鉄道利用客数の変動(景気後退・感染症拡大等)が駅商業施設の集客に直結するリスク
- 百貨店業態の構造的な市場縮小(消費者のEC・専門店シフト)による競争激化
- 売上高増加率(+6.8%)に対してセグメント利益増加率(+1.3%)が大幅に下回っており、コスト増加圧力が顕在化
- 労働力人口の減少に伴う人件費上昇および店舗運営コストの増加
- インバウンド需要の変動(為替・地政学リスク等)による売上への影響
- 2027年3月期は大阪・関西万博の増収効果消滅により、旅行需要の反動減が見込まれる
最終更新: 2026年6月22日

