事業内容
SOMPOホールディングスは、損害保険ジャパンを中核とする国内損害保険事業、Sompo International Holdings Ltd.(SIH)を軸とする海外保険事業、SOMPOひまわり生命による国内生命保険事業、SOMPOケアによる介護事業の4セグメントを擁する保険持株会社。子会社165社・関連会社22社を傘下に持ち、米州・欧州・アジア太平洋など世界各地でコマーシャル・コンシューマー保険を展開。
2026年2月にはAspen Insurance Holdings Limitedを約5,400億円で買収し、ロイズ・英国・再保険市場でのプレゼンスを大幅に強化した。「
ビジネスモデル
国内外の損害保険引受による保険収益(2026年3月期5,372,921百万円)を主軸に、保険料収入を原資とした資産運用収益(投資損益5,829億円相当)を積み上げる。国内生命保険ではInsurhealth®を通じた保障性商品・変額保険の販売、介護事業では施設・在宅介護サービスの利用料収入を加え、保険と非保険の複合収益構造を形成。
政策株式売却益の株主還元への活用も特徴的な資本政策の一環となっている。
企業の強み
国内損害保険事業の保険収益2,730,572百万円、海外保険事業の保険収益2,441,152百万円と、国内外で均衡した収益基盤を持つ。2026年3月期の国内損保セグメント利益は268,112百万円(前期比359.6%増)、海外保険セグメント利益は294,489百万円(同65.7%増)と、両セグメントが同時に大幅増益を達成した。
2026年2月に約5,400億円でAspen Insurance Holdings Limitedを完全子会社化し、ロイズ市場・英国・バミューダ・米国における再保険・スペシャルティ保険のフランチャイズを獲得。SIHのGWPは過去最高の171億米ドル(前年比4.4%増)に達し、中期経営計画の地理的拡大目標を1年前倒しで達成した。
SOMPOケアは在宅から施設まで介護サービスのフルラインナップを提供し、2026年3月末の入居率は事業参入以来最高水準の94.7%(有報記載の2025年3月末時点)を記録。「未来の介護」モデルによるテクノロジー・AI活用で生産性向上を図り、事業別ROEは14.4%と中期経営計画目標(12%以上)を上回る。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2027年3月期1Qは保険収益1,616,982百万円(前年同期比+28.0%)、税引前四半期利益240,331百万円(同+59.3%)、親会社帰属四半期利益181,168百万円(同+52.8%)と大幅な増収増益。過去5期の年次売上高成長率(2023年+10.6%、2024年+7.1%、2025年+2.7%、2026年+6.1%)と比較しても1Qの伸びは加速しており、Sompo Life Re Ltd.の新規連結や海外保険事業(Aspen統合)の拡大が寄与。
金融損益も投資損益の増加により前年同期比+798億円と改善した。一方、通期会社予想は前期比△23.4%の減益を据え置いており、期後半の反動減リスクを織り込んだ保守的な計画となっている。
成長戦略
SOMPO P&C(損保事業)とSOMPOウェルビーイングの2軸で規律ある拡大と収益構造変革を推進
ポートフォリオ・アンダーライティング変革と営業変革を通じ、火災・自動車保険の料率改定効果を浸透させ、コンバインド・レシオ改善を図る。1Qは国内損保利益が前年同期比+379億円と効果が顕在化。
Sompo International・Aspenの分散ポートフォリオを活かし、コマーシャル・コンシューマー両分野で成長。1Qは保険収益が894,710百万円まで拡大し、グループ最大セグメントに成長。
Insurhealth®を軸とした国内生保の保有契約拡大と、介護事業における入居率向上・保険外サービス展開を推進。1Qは両セグメントとも増収増益を達成。
最終更新: 2026年8月14日

