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エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社

8242東証プライム小売業

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エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社8242

百貨店事業

インバウンド減少と改装工事影響で減益も、国内高額品需要は堅調。

期間今期前期増減率
セグメント売上高(外部顧客)185,346百万円192,197百万円
セグメント営業利益23,783百万円28,234百万円
総額売上高621,037百万円634,959百万円
セグメント資産233,524百万円231,322百万円
減価償却費6,913百万円7,062百万円
減損損失8,376百万円257百万円

事業詳細

子会社㈱阪急阪神百貨店が百貨店業を展開。衣料品・身の回り品・家庭用品・食料品等の販売を主力とし、阪急うめだ本店・阪神梅田本店・博多阪急等の都心型店舗を中心に国内外顧客へ高付加価値商品・サービスを提供する。2026年3月期は阪急本店リモデル工事に伴う売場閉鎖の影響を受けつつも、国内売上は過去最高を更新。一方、中国からの訪日客急減によりインバウンド売上が前期比80.1%に落ち込み、POSレジ刷新に伴う一時費用増加も重なり、営業利益は前期比84.2%と減益となった。

直近の概況

インバウンド急減と改装工事影響で総額売上高・営業利益ともに前期比減少。

2026年3月期の百貨店事業は、中国からの訪日客急減によりインバウンド売上が前期比80.1%に落ち込み、阪急本店リモデル工事に伴う売場閉鎖も重なり、総額売上高は621,037百万円(前期比97.8%)となった。国内売上は過去最高を更新し、川西阪急スクエアや阪神梅田本店改装完了店が好調に推移したものの、POSレジ刷新に伴う一時費用増加も販管費を押し上げ、営業利益は23,783百万円(前期比84.2%)と減益。また、神戸阪急他の店舗で減損損失8,376百万円を計上した。

主要プロダクト

product
百貨店販売(衣料品・身の回り品・雑貨)

国内富裕層を主要顧客とし、ラグジュアリーブランドファッションや宝飾品・時計等の高額商材への需要が年間を通じて堅調に推移。2026年3月には「HANKYU LUXURY」がオープンし、国内外広域からの集客強化体制が整備された。

product
百貨店販売(食料品・食堂喫茶)

阪急うめだ本店・阪神梅田本店等の食料品フロアおよび飲食施設において、高品質な食料品・飲食サービスを提供する。

service
インバウンド・海外顧客向けサービス

訪日外国人向けの免税対応・多言語接客サービスを展開。2026年3月期は中国からの訪日客急減の影響でインバウンド売上が前期比80.1%に落ち込んだ。「HANKYU LUXURY」開業により国内外広域からの集客強化を図っている。

service
百貨店リモデル・店舗改装

阪急うめだ本店のリモデル工事が進行中で、売場面積の大幅縮小が生じた催事においてはブランド入れ替えによる鮮度維持やEC強化で対応。2025年11月に改装完了した阪神梅田本店は好調に推移し、2025年5月グランドオープンの川西阪急スクエアも業績に貢献した。

成長ドライバー

  • ラグジュアリーブランドファッション・宝飾品・時計等の高額商材への国内顧客需要が年間を通じて堅調に推移し、国内売上は過去最高を更新
  • 2026年3月オープンの「HANKYU LUXURY」により国内外広域からの集客強化体制が整備され、今後の高額品売上拡大に寄与する見込み
  • 2025年11月改装完了の阪神梅田本店および2025年5月グランドオープンの川西阪急スクエアが好調に推移し、阪急本店の売場閉鎖影響を一部補完
  • 阪急本店リモデル工事完了後の売場面積回復による売上・利益の回復余地
  • EC(電子商取引)強化による催事の効率的運営と顧客接点の拡大

リスク

  • 中国からの訪日客急減によりインバウンド売上が前期比80.1%に落ち込んでおり、地政学リスクや為替変動次第でさらなる減少リスクが存在する
  • 阪急本店リモデル工事の継続に伴う売場閉鎖・売上機会損失および一時的費用(POSレジ刷新等)の発生リスク
  • 神戸阪急他で8,376百万円の減損損失を計上しており、収益性の低い店舗における追加減損リスクが残存する
  • 物価上昇継続による実質賃金低下と生活防衛意識の高まりが国内中間層の消費を抑制するリスク
  • 前期のインバウンド需要急伸に伴う反動減が顕在化しており、2027年3月期においても高水準の前期比較が続くリスク

最終更新: 2026年6月23日