電子部品事業
加賀電子グループの中核セグメント。半導体・電子部品販売とEMSを両輪とする。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(外部顧客) | 150,975百万円 | 116,456百万円 | ↑ |
| セグメント利益 | 7,254百万円 | 4,227百万円 | ↑ |
| 売上高前年同期比 | +29.6% | - | ↑ |
| セグメント利益前年同期比 | +71.6% | - | ↑ |
事業詳細
半導体・一般電子部品の開発・製造・販売およびEMS(電子機器受託生産サービス)を主軸とする。独立系商社としての多品種・小ロット対応力と、マレーシア・トルコ・メキシコ等の海外製造拠点を活用したEMSビジネスを組み合わせる。2025年7月に協栄産業株式会社をTOBにより連結子会社化し事業規模を拡大。2026年8月には新光商事株式会社を公開買付けにより連結子会社化(株券等所有割合72.45%)し、半導体ビジネスを含む電子部品事業をさらに強化。グループ売上高の約88.6%を占める最大セグメント。車載・医療・産業機器・空調機器など幅広い最終用途に対応。
直近の概況
1Q売上・利益とも大幅増。新光商事のTOBによる連結子会社化を決定。
2027年3月期第1四半期は、半導体需要回復によるメモリ等の販売増加・価格上昇、AIサーバー向けメモリ需給逼迫下でのスポット販売強化、協栄産業の連結寄与により売上高150,975百万円(前年同四半期比29.6%増)、セグメント利益7,254百万円(同71.6%増)と大幅増収増益。EMSは空調・医療・産業機器向けが堅調。加えて2026年8月10日、新光商事株式会社(半導体・電子部品商社)を公開買付けにより連結子会社化(取得価額33,082百万円、所有割合72.45%)、資金は三菱UFJ銀行からのブリッジローン(331億円)で調達。同社業績は現時点で通期予想に未反映であり、精査完了後に業績予想を再修正予定。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 新光商事株式会社の連結子会社化(2026年8月)による半導体商社としての事業規模・調達力の更なる拡大
- 協栄産業株式会社の連結子会社化による事業規模拡大(2025年7月TOB実施、以降連結寄与)
- AIサーバー向けメモリ需要拡大を背景とした独立系商社としての調達力を活かしたスポット販売の積極展開
- EMSビジネスにおける海外製造拠点(マレーシア・トルコ・メキシコ等)を活用した空調機器・医療機器・産業機器向け受注拡大
- 半導体製品の需要回復によるメモリ・デバイス製品の販売増加および価格上昇
- 車載機器の電装化・高度化進展を背景とした車載向け需要の持ち直し
リスク
- 新光商事の業績・のれん影響を含めた統合効果の不確実性(精査未了、負ののれん発生益の織り込み未定)
- AIサーバー向けメモリ需給逼迫の緩和・価格変動リスク
- 車載向け一部顧客における需要減速の継続リスク
- 米国関税政策の不確実性によるサプライチェーン混乱・調達コスト上昇リスク
- 海外製造拠点における賃上げ・物流コスト上昇による収益圧迫リスク
- 為替変動リスク(円高進行による海外売上の円換算額減少)
- 新光商事買収に伴うブリッジローン(331億円)の借入コスト・財務上の特約(純資産比率・経常損益条件)への抵触リスク
- 地政学的リスク(ウクライナ情勢・中東情勢)による資源価格高騰・サプライチェーン混乱
情報機器事業
パソコン・PC周辺機器など完成品販売を担う第2セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2027年3月期第1四半期) | 13,406百万円 | 12,116百万円(2026年3月期第1四半期) | ↑ |
| セグメント利益(2027年3月期第1四半期) | 766百万円 | 821百万円(2026年3月期第1四半期) | ↓ |
| 売上高前年同四半期比増減率 | +10.6% | — | ↑ |
| セグメント利益前年同四半期比増減率 | △6.6% | — | ↓ |
事業詳細
情報機器事業は、パソコン、PC周辺機器、各種家電、写真・映像関連商品およびオリジナルブランド商品など完成品の販売を行うセグメント。教育機関向けパソコン販売、量販店向けPC販売、携帯端末向けセキュリティソフト販売などを展開。2027年3月期第1四半期の売上高は13,406百万円でグループ全体売上高170,450百万円の約7.9%を占め、相対的に小規模ながら教育・量販両チャネルでの底堅い需要を取り込んでいる。
直近の概況
教育機関・量販店向けPC販売が好調も、高採算のセキュリティソフト低調で減益
2027年3月期第1四半期は、教育機関向けパソコン販売が受託校数増加および新入学生需要を背景に好調、量販店向けもPC製品値上げ前の駆け込み需要で堅調に推移し、売上高は前年同四半期比10.6%増の13,406百万円となった。一方、相対的に利益率の高い携帯端末向けセキュリティソフト販売が携帯端末の販売数量伸び悩みにより低調となり、セグメント利益は前年同四半期比6.6%減の766百万円と減益となった。
主要プロダクト
成長ドライバー
- GIGAスクール構想第二期更新需要による教育機関向けパソコン販売の拡大および取扱受託校数の継続的増加
- PC製品値上げ前の駆け込み需要など量販店向け販売の一時的な押し上げ効果
- AIパソコン新製品発売およびWindows10サポート終了(2025年10月)に伴う買い替え需要の顕在化
- 携帯端末向けセキュリティソフトの新製品導入による買替需要の取り込みと売上押し上げ効果
- 高採算製品(セキュリティソフト等)の販売比率向上によるセグメント利益率の改善余地
リスク
- 主要PCメーカーの商品ラインナップ変動による販売機会の喪失リスク
- GIGAスクール等の政策的需要の一過性によるパソコン市場の需要サイクルへの依存リスク
- 量販店向け販売における競合激化および価格競争リスク
- 携帯端末販売数量の伸び悩みによる高採算セキュリティソフト販売の低迷リスク
- 為替変動による輸入完成品の仕入コスト上昇リスク
- Windows10サポート終了・AIパソコン新製品効果等の特需一巡後の反動減リスク
ソフトウェア事業
CG映像制作・アミューズメント関連商品の企画開発を担う小規模セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(第1四半期累計・2027年3月期) | 656百万円 | 591百万円 | ↑ |
| セグメント利益(第1四半期累計・2027年3月期) | 62百万円 | △42百万円(セグメント損失) | ↑ |
| 売上高前年同四半期比 | +11.1% | — | ↑ |
事業詳細
CG映像制作、アミューズメント関連商品の企画・開発などを主力とする。ゲーム向け・アミューズメント機器向けCG映像制作の受託を中心とした受注型サービスビジネスモデルを採る。グループ全体売上高に占める比率は約0.4%と小規模だが、2027年3月期第1四半期は既存顧客からの継続受注に加え大型案件の新規受注もあり、増収かつ黒字転換を達成した。
直近の概況
大型案件受注等により増収し、前年同期の損失から黒字転換
2027年3月期第1四半期は、ゲーム向けおよびアミューズメント機器向けCG映像制作において、既存顧客からの継続的な受注に加え、大型案件の新規受注などを背景に好調に推移した。売上高は656百万円(前年同四半期比11.1%増)、セグメント利益は62百万円(前年同四半期は42百万円のセグメント損失)となり、黒字転換を達成した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- CG映像制作における受託拡販戦略の推進と新規大型案件の獲得
- ゲーム向け・アミューズメント機器向け市場での継続的な需要
- 既存顧客からの継続受注に加えた新規大型案件の獲得による収益基盤の強化
- グループ全体の中期経営計画における事業ポートフォリオ強化の一環としての位置づけ
リスク
- 受注案件の集中・タイミングによる四半期ごとの業績変動リスク
- 前期に見られた大型案件反動減のような受注依存型ビジネスモデルの業績変動リスク
- グループ全体売上高の約0.4%と規模が小さく、大型案件の有無が業績に大きく影響する案件依存リスク
- ゲーム・アミューズメント市場の景気感応度が高く、消費動向の変化による需要変動リスク
その他事業
エレクトロニクス機器リサイクルとアミューズメント機器を手掛ける多角事業セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,411百万円 | 8,921百万円 | ↓ |
| セグメント利益 | 338百万円 | 1,362百万円 | ↓ |
| 売上高前年同四半期比増減率 | △39.3% | - | ↓ |
| セグメント利益前年同四半期比増減率 | △75.1% | - | ↓ |
事業詳細
エレクトロニクス機器のリサイクル・リユース・サポート、アミューズメント機器の製造・販売を主要事業として展開。PC製品およびPC周辺機器のリサイクルビジネスは堅調に推移する一方、アミューズメント機器の販売は前年同四半期における米国市場向け前倒し出荷の反動により減少した。
直近の概況
米国向け前倒し出荷の反動でアミューズメント機器が減収、全体で大幅減益
2027年3月期第1四半期は、PC製品・PC周辺機器のリサイクルビジネスが堅調に推移したものの、アミューズメント機器の販売は前年同四半期における米国市場向け前倒し出荷の反動減により低調となった。結果として売上高は前年同四半期比39.3%減の5,411百万円、セグメント利益は同75.1%減の338百万円と大幅な減収減益となった。
主要プロダクト
成長ドライバー
- PC製品・PC周辺機器のリサイクル・リユースビジネスの継続的な堅調推移
- グループ全体の中期経営計画2027における事業ポートフォリオ多様化戦略
リスク
- 米国向けアミューズメント機器の前倒し出荷の反動減による需要変動リスク(当第1四半期に顕在化)
- 米国関税政策の不確実性による輸出ビジネスへの影響
- 為替変動リスク(米国向け販売比率が高いアミューズメント事業)
- PC市場の需要変動によるリサイクルビジネスへの影響
- メモリ価格の変動がリサイクル・リユースビジネスの需要に与える影響
最終更新: 2026年8月13日

