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三愛オブリ株式会社

8097東証プライム卸売業

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三愛オブリ株式会社8097

石油関連事業

三愛オブリの基幹セグメントで、石油製品の販売・保管・出荷を担う変革事業

期間今期前期増減率
セグメント売上高516,413百万円560,251百万円
セグメント利益5,670百万円7,377百万円
セグメント資産86,567百万円97,031百万円
減価償却費1,514百万円1,609百万円
有形固定資産および無形固定資産の増加額2,790百万円2,620百万円
減損損失494百万円35百万円

事業詳細

三愛オブリ㈱およびキグナス石油㈱が揮発油・灯油・軽油・重油等の石油製品を特約店・大口需要家へ販売するほか、石油元売会社等からの委託による保管・出荷業務を行う。石油小売・卸売・産業用燃料油・産業用潤滑油の4部門で構成され、グループ外部顧客売上高の約84%を占める最大セグメント。2026年3月期は石油製品全体の販売数量減少により売上高・利益ともに前期を下回った。

直近の概況

販売数量減少と卸売部門の収益悪化により売上高・利益ともに大幅減

2026年3月期の石油関連事業は、売上高が前期比7.8%減の516,413百万円、セグメント利益が前期比23.1%減の5,670百万円となった。ガソリン販売数量は底堅く推移した一方、灯油・軽油・重油等は減少傾向。石油卸売部門ではキグナス石油㈱の一部取引の収益性が悪化し利益が大きく落ち込んだ。産業用燃料油部門は収益性改善で利益が前期超えとなったが、全体の落ち込みを補うには至らなかった。また石油関連事業で494百万円の減損損失を計上した。

主要プロダクト

product
石油製品卸売・特約店販売

キグナス石油㈱が中心となり、揮発油・灯油・軽油・重油等を特約店や大口需要家へ卸売販売する。2026年3月期は補助金支給やガソリン税・軽油税の暫定税率廃止による先安感から一部取引の収益性が悪化し、利益は前期を大きく下回った。

service
石油製品小売(SS運営)

三愛リテールサービス㈱等がサービスステーション(SS)を運営し、ガソリン等を一般消費者に販売する。2026年3月期はガソリン販売数量が前期並みを維持したものの、価格競争による利幅縮小で利益は前期を下回った。

service
石油製品保管・出荷受託

キグナス興産㈱・新日本油化㈱等が油槽所管理・配送を担当し、石油元売会社等からの委託による保管・出荷業務を行う。安定的な手数料収入を確保する事業基盤となっている。

product
産業用燃料油・潤滑油販売

産業用燃料油販売部門では2026年3月期に販売数量は前期を下回ったが収益性改善により利益は前期を上回った。産業用潤滑油販売部門では発電用ガスエンジンのメンテナンスや風力発電の内視鏡検査等の受注が下期に回復したものの、利益は前期を下回った。

成長ドライバー

  • 産業用燃料油販売部門における収益性改善の継続(2026年3月期に実績確認)
  • 産業用潤滑油販売部門における発電用ガスエンジンメンテナンス・風力発電内視鏡検査等の受注回復
  • 中期経営計画「Challenge2030」第2ステージにおける既存SSへの再投資と設備投資加速(有形・無形固定資産増加額が前期比増加)
  • 油槽所保全工事等の設備投資継続による安定操業基盤の維持
  • ガソリン販売数量の底堅い推移による小売部門の販売基盤維持

リスク

  • 政府の燃料油価格定額引下げ措置やガソリン税・軽油税の暫定税率廃止等の政策変更による市況の不安定化(2026年3月期に現実化)
  • 灯油・軽油・重油等の需要減少傾向の継続による石油製品全体の販売数量減少
  • キグナス石油㈱の一部取引における収益性悪化リスクの再発(2026年3月期に大きく影響)
  • 石油小売部門における価格競争の激化による利幅縮小
  • イラン情勢の長期化による原油価格の高騰・供給不足等の地政学的リスク
  • 円安・資源価格上昇に伴う仕入コスト増加および消費者マインドの冷え込み

最終更新: 2026年6月24日